「小学生の男の子に人気の習い事って何だろう?」「幼児の男の子に人気の習い事って何だろう?」
このような疑問をもつあなたに向けた記事となります。コロナ禍も経て2022年になり、多様化が進む一方、昔から根付く人気の習い事も。小学生と幼児の男の子に人気の習い事をランキング形式でご紹介するので、ぜひ自分の子供に合った習い事をみつけてください。
また、一般的な小学生の男の子がどれくらいの習い事をどれくらいの頻度で通っているかという部分についても紹介します。
目次
小学生の習い事事情
世の中の小学生は、習い事は何個くらいやっているのでしょうか?世間的な習いごと事情についてご紹介していきます。
小学生で習い事をしているのは全体の72%!
ある調査結果では、習い事をしている小学生の数が全体の72%だったという結果が出ています。低学年ほど習い事をしている割合が高いという特徴も。これは、幼児期から習い事をしている子供は8割近くいるため、幼児から続けていた習い事を小学生高学年になるにつれて辞めていくことも影響していると思われます。
小学校高学年になると授業も多く忙しくなり、習い事を一旦やめる子供が多いようです。さらに中学生になると、習い事をする割合は31.2%まで下がります。
小学生の過半数「習い事は1つか2つ」
調査によると、小学生は学年を問わず、1個または2個の習い事に通っていると回答した子供が6割を超えています。また、習い事に通う頻度に関しては、『週に1回』が28%、『週に2回』が27%と多数派になっています。大体の子供が習い事1つか2つで、週に1、2回通っていることになります。
学校のない土曜・日曜に習い事へ通う子供が多いというのも回答の結果から分かりました。少数派ではありますが、週に4回、5回と習い事に通っている子供もいるようですね。
そうなってくると、友達と遊ぶ回数が制限されたり、自由な時間がなくなったりするのでストレスに感じることも。子供自身が好きで行っているようであれば、特に問題はありませんが、習い事の回数を増やしていく場合は、常に子供の体調や精神的な状態を気遣うことが大切です。
習い事の帰宅時間は放課後16時~19時
また調査では、子供が習い事を終えて帰る時間は、「午後6時~7時」が23%と最も高く、「午後6時までに帰宅」が21%となっています。7時以降に帰宅するという子供はかなり少数派となっており、基本的に夕方4時~7時の間に習い事を終えて帰宅することが多いようです。
夏だと7時でもまだ明るさはありますが、冬になると6時でも結構な暗さとなり、パパママは心配ですよね。7時を超えて習い事をする子供の場合、帰り道は安全か、一緒に通ってくれる友達はいるかなど、多面的な配慮が必要となります。「もしも」のことがあっては遅いので、しっかりとした対策をしておきましょう。
また、時間を選ばないオンライン学習や通信教育が増えているのも最近の動向です。
【2022年】小学生の男の子に人気の習い事ランキングBEST10
- 水泳(27.5%)
- 学習塾(18.8%)
- 通信教育(17.0%)
- 英語塾、英会話教室(12.2%)
- サッカー、フットサル(11.8%)
- 音楽教室(7.2%)
- 習字、書道(7.0%)
- そろばん(6.2%)
- 体操教室(5.5%)
- 野球、武道(5.0%)
(ランキング参考元:学研教育総合研究所「小学生白書 2021年調査」より)
小学生の男の子に人気の習い事BEST10を順に紹介していきます。すでに習い事をしている方も、これから習い事を検討する方もぜひ参考にしてみてください。
男の子の習い事では、上位にサッカーや体操、野球、空手といったスポーツに人気が集まったようです。ランキング上位の最も人気の習い事は男女ともに同じで、不動の人気を誇っています。
他に近年の動向として、ロボット教室やプログラミング教室、動画編集などが少数ではありますが徐々に増えています。男の子らしいところでは、合気道やテニスなども人気があるようです。
1位 水泳
男の子、女の子ともに1位で水泳の人気は他と比べても頭一つ抜けています。水泳は、上半身・下半身はもちろん。耐久力や心肺機能などと色々なところを鍛えられるというのが何よりのメリットだと言えるでしょう。
学校での授業もあるので、水に慣れさせておきたいというパパママの意見も多いようです。また、川や海といった危険が伴う遊び場にも、水泳をやっていれば安心して送り出せるという声も。泳ぎが上手であれば、様々やところで役に立つのでおすすめですよ。
●かかる費用の相場
月謝:5,000~7,000円
2位 学習塾
中学受験を受ける子供が多くなった昨今、学習塾にも根強い人気があります。自宅での宿題が嫌だという子供でも、集団で学ぶ学習塾であれば進んで勉強するという子供もいるのだとか。
学習塾で学ぶことによって自信が生まれるので、学校での授業にも積極性が生まれるというメリットもあります。学習塾といえば、高学年が通う習い事であるイメージが強いですが、現代では低年齢化が進んでおり、1,2年生の段階から通うという子供も増えてきています。
また他の学校の子供とコミュニケーションをとれるという点も人気の一つ。一緒に頑張る友達が増えることで、勉強もより頑張ってくれるようになるでしょう。
●かかる費用の相場
月謝:5,000~8,000円(学習塾のレベルによって大きな差があります)
3位 通信教育
コロナ禍の影響もあり通信教育のニーズは格段に高まっています。毎月自宅に教材が届いたり、パソコンやタブレットなどを利用するタブレット学習なども人気です。
家庭教師や塾より安くすむことが多く、自宅でできることから、交通面で不都合が生じることがありません。「自分のペースでレベルに合った学習ができる」というパパママから高い支持を得ています。
通信教育では、5教科すべて対応しており、各社特徴のあるさまざまなサービスを展開しています。着実に取り組めば学校の成績も上がること間違いなし。忙しいご家庭や共働きのご家庭にもおすすめです。「進研ゼミ」など無料で資料請求ができるので詳しく見てみるのも良いでしょう。
●かかる費用の相場
月謝:3,000円~5,000円
4位 英語塾、英会話教室
英語は小学校の段階で必修化された影響もあり、近年人気がどんどん上がってきています。言語は、小さい子供ほど吸収率が高いという特徴があるため、高学年に限らず低学年の子供にも人気があります。保育園・幼稚園の段階から通う子供もかなり多いです。
授業で習う前から遊び感覚で英語に触れておくことで抵抗感がなくなり、スムーズに授業をうけることができます。耳にするだけでも効果があるので、小さい子供ほどおすすめですよ。
幼児のうちから通うことで、ネイティブの先生とも簡単な会話ができるほどのレベルにもなります。水泳や体操といった運動系の習い事と組み合わせるのもおすすめです。
●かかる費用の相場
月謝:5,000~10,000円
※マンツーマン授業ですと高額になる傾向があります。
また、自宅でできる気軽さから「GLOBAL CROWN」など子供向けのオンライン英会話も人気を集めています。気になる方は無料で体験レッスンを受けてみるのも良いでしょう。
5位 サッカー、フットサル
小学生の男の子の中で人気一番スポーツはサッカー、フットサルです。サッカーをすることで、体力向上はもちろんのことボールを扱うセンスや勝つための戦術なども養われます。
競技人数が多いため、仲間やライバルたちとの切磋琢磨の中で成長していくことは大きな人生経験になるでしょう。集団スポーツのため協調性やリーダーシップなども育まれます。
●かかる費用の相場
月謝:2,000~5,000円
6位 音楽教室(ピアノなど)
ピアノは女の子の習い事だと思う人も多いかもしれませんね。しかし、最近では男子からも人気が非常に高くなっています。楽譜を読めるようになったり、リズム感を養ったりと音楽の感性がかなり磨かれます。また、舞台での発表会もあるので、人前でのパフォーマンスにも慣れるでしょう。
しかし、発表会に出るレベルとなると自宅での練習も必須になります。そうなると、ピアノを買ってあげたり、毎日の練習に取り組ませるように仕向けたりと、パパママもラクではありません。自分の子供の発表会となると、子供以上に緊張するものです。本番が終了するまで気が気でないという状態が続くことも。
毎日のように練習を重ね、発表会が無事に成功したときの喜び・達成感を親子で感じられるのはとても良いものです。自宅で練習する場合、防音設備はあるか、ご近所への配慮は充分であるか、という点には気を付けましょう。
●かかる費用の相場
月謝:5,000~9,000円
7位 習字、書道
字は心を表すと言われており、作法を重んじる家庭から特に人気の習い事。「綺麗な字を書けるようになってほしい」というパパママの想いは今も昔も変わらないようです。書道とはまさに日本の心。落ちつきのある精神や集中力が育まれるでしょう。
毛筆セットは小学校の授業でも購入することになるので、お得感もありますね。月謝もお手頃なのでおすすめです。
●かかる費用の相場
月謝:2,000~4,000円
8位 そろばん
いまだに根強い人気ですね。スマホの計算機を使用することの多くなった時代ですが、数字に強く、暗算が早くなるというメリットは勉強においてもかなりの武器になります。
学校だけでなく、私生活においても色々なところで役立ちますよね。そろばんは、「頭が良くなる習い事」なんていう呼ばれ方もしています。持ち物がそろばんだけで良く、費用も安いというのも嬉しいポイントです。
●かかる費用の相場
月謝:3,000~5,000円
9位 体操教室
体操は、柔軟性や基礎体力を作るという面では、最も適している習い事だと言えるでしょう。中学校から始まるハードな部活動に向けて、ゆっくりと体を作らせてあげたいというパパママの声もあります。体を作りたいという他にも、体育や部活などの運動に対しての抵抗感を緩和させてあげたい場合でも体操は有効です。
球技が苦手でも、体操で思わぬ才能を発揮することもありますし、団体競技が苦手でも体操であれば個人のペースでできるので、向いている子供も多いのだとか。外での競技に抵抗のある子供には、ぜひ勧めてあげたい習い事です。
●かかる費用の相場
月謝:3,000~6,000円
10位 野球、武道
最後にランクインしたのは、野球と、空手、柔道などの武道です。サッカー同様、やはり小学生の男の子にスポーツは根強い人気があります。練習を重ねる中で体や技能が鍛えられるのはもちろんのこと、人間としての成長も見込めるのがスポーツの良いところです。
大きな声で声出しをしたり、相手やチームメイトを思いやって礼儀作法を重んじたりする中で、人としての正しい振る舞いも身についていきます。また上手くいかない時に乗り越えるための努力を重ねる訓練にもなります。
●かかる費用の相場
野球月謝:2,000~3,000円
武道月謝:5,000〜8,000円
幼児の男の子に人気の習い事ランキングBEST10
- 水泳(23.2%)
- 体操教室(12.2%)
- 英語塾、英会話教室(11.3%)
- 通信教育(8.8%)
- サッカー、フットサル(8.2%)
- 音楽教室(5.5%)
- 学習塾(5.3%)
- 武道(2.0%)
- 野球(1.2%)
- ダンス(1.0%)
(ランキング参考元:【幼児白書(2019年8月調査)】)
最後に、幼児の男の子に人気の習い事ランキングもご紹介しました。コロナ前の少し古いデータなのでおそらく通信教育や、ダンスなどはもっと順位を上げていそうです。小学生の男の子と比較すると、体操教室が上位にランクインしているのが特徴です。まだ他のスポーツを始める前に体の基本的な使い方を学ばせたい親御さんが多いのでしょう。
全体として、近年では少子化が進んでいますが、就学前から習い事に通わせる割合は増えています。より教育に熱心な家庭が増えている流れです。やはり水泳はどの年代からの人気も高い王道の習い事と言えますね。就学前に水に慣れさせておきたいという変わらぬ思いがあるようです。英語・英会話は小学生より幼児の方が吸収率が高いので、人気も上位にきています。
まとめ
この記事では、小学生と幼児の男の子に人気の習い事についてランキング形式でご紹介してきました。習い事は、子供にとって、とても貴重な体験です。心も体もまだ発達段階なので心配になるパパママも多いとは思いますが、学外でのコミュニケーションや基礎体力作りは子供にとって、とても重要になります。
子供が夢中になれそうな習い事は何かありましたでしょうか?ぜひお子さんに合った習い事が見つかると良いですね。