サッカーの習い事を始めたいと思っている人へ。気になるレッスン内容や費用などについてご紹介します。
サッカーは世界で最も人気があるスポーツの一つと言われており、男の子のなりたい職業ランキングではいつも上位に挙がります。
世界的に活躍するプロのサッカー選手ともなれば年収面でも大きな期待ができるのが魅力です。
今回は、サッカーの習い事を始めてみたいと思っている人に参考になるレッスン内容や費用の問題について詳しくご紹介したいと思います。
目次
サッカーの習い事はメリットがいっぱい!
サッカーの習い事をすることによって、どんなメリットが得られるのか確認してみましょう。
サッカーの習い事をしていると、以下のようなメリットが得られます。
チームワークが身に付く
サッカーは集団スポーツなので、「助け合い」の精神を養うことができます。
サッカーは試合中にただボーっと立っているだけでは、チームのために役立てません。
サッカーでは、「オフザボール(ボールを持っていない時)の動き」が非常に重要と言われており、常にチームのことを考えて動くことが求められます。
サッカーはボールを持っている時間よりも、ボールを持っていない時間の方が圧倒的に多いので、その時間をどのように過ごすかによってチームからの評価が違ってきます。
信頼されている人の元には、試合中ボールがよく集まりますので、積極的にボールに絡んでいくことができます。
一方、いつも自分のことばかりで、チームから信頼されていない人は、ボールがなかなか集まってこないので、試合でも重要な場面で絡んでいくことが難しくなってしまいます。
また、「他人を活かす動きができる」ことも非常に重要です。いつも我の強いプレーをしている子は、他のチームメートのプレーを潰してしまうことも多々あります。
サッカーを通じて、チームを救うために必要な動きを考えられるようになることで、日常生活でも「チームワーク」を発揮できるようになるでしょう。
体力や走力がつく
サッカーは、前半・後半を合わせた90分間、ダッシュを何度も繰り返すため、かなりハードなスポーツです。
そのため、サッカーの習い事では、ランニングの練習が欠かせず、90分を走り切る「体力」や「走力」を身につけます。
子供に体力をしっかりつけさせたいと思って習い事を探している場合、サッカーはおすすめです。
最初はきつく感じられるかもしれませんが、ランニングに慣れていくことによって、着実に体力をつけることができます。
友達が増える
サッカーを習うことで、子供自身が感じる大きなメリットとして、「友達が増える」ということが挙げられます。
友達が少ないよりも、多い方がやはり子供時代は楽しく時間を過ごすことができますよね。
チームメイトだけではなく、時には相手のチームとも友達になることもあるでしょう。
小さい頃から色々な友達と付き合うことによって、「社交性」や「コミュニケーション能力」を磨くことができます。
社交性やコミュニケーション能力は、大人になってからも会社という組織で生きて抜いていく上で、非常に重要なスキルとなり、決して無駄になりません。
サッカーの習い事を始める年齢は?
サッカーの習い事は、いつ頃から始めたほうが良いのかチェックしておきましょう。
これからサッカーを習おうとしている人にとって、ちょっと気になってしまうのが、習い事を始める年齢ですよね。
「まだまだ小さすぎて、ついていけるのか心配」
「これから習うのでは遅いのでは?」
そんな心配を抱えている人に、まずはプロサッカー選手たちが何歳からサッカーを始めたのか、参考までにご紹介しましょう。
【男子】
・メッシ:5歳
・クリスティアーノ・ロナウド:6歳
・ジダン:9歳
・モドリッチ:10歳
・イニエスタ:8歳
・香川真司:小学1年生
・本田圭佑:小学2年生
・吉田麻也:小学2年生
・久保建英:3歳
【女子】
・澤穂希:小学2年生
・宮間あや:小学1年生
※上記は本格的にサッカーを習い始めた年齢です。
一般的には、小学校の低学年くらいから、地元のサッカークラブに入り始めるケースが多いようです。
ただし、ボール遊びは、1歳~3歳くらいの幼少期から親しんでいるケースが目立ちます。
比較的クラブへの入団時期が早いメッシ選手や久保建英選手は、父親がコーチを務めているクラブへ入団しているのが特徴です。
やはり家族内にサッカーに関係する仕事をしている人や習い事をしているお兄さんがいると、それだけ影響を受けやすく習い事を始める時期も早くなるようです。
プロサッカー選手の寿命は短く、一般的に20代で活躍し、30代~40代で現役を引退するケースが多く、10代でプロ契約を勝ち取るケースも少なくありません。
そのため、本当にプロサッカー選手を目指すのであれば、やはり出来るだけ小さい頃からボールに慣れて、小学生のうちに地元クラブに所属して力をつけるのが良いでしょう。
そして、更に才能のある子は、小さい頃からスカウトを受けたり、プロサッカークラブの下部組織のセレクションに挑戦して、よりプロに近い環境で練習することもできます。
昔はジュニアユースといえば、Jリーグのクラブを目標にしている子が多かったですが、現在は海外志向が高まり、子供であっても海外を目指すケースが多くなっています。
その代表例が、久保建英選手と中井卓大選手です。
久保建英選手は10歳でFCバルセロナの下部組織、中井卓大選手は9歳でレアル・マドリードの下部組織に合格して、ニュースでも大きな話題になりました。
世界の有名クラブの下部組織も視野に入れて挑戦するのであれば、親は移住を含めた「本気のサポート」が必要になります。
また、子供の頃から海外挑戦すると、「言語」と「コミュニケーション能力」も自然と鍛えられるため、大人になってから海外挑戦するよりもスムーズに適応できるのも魅力です。
サッカーの習い事の頻度は?どんなレッスンを受けるの?
サッカーの習い事に通う頻度やレッスン内容についてご説明します。
サッカーの習い事は、基本的に平日週1回1時間程度のレッスンを行うのが基本です。
サッカーの習い事の種類は、「スポーツ少年団」「サッカースクール」「クラブチーム」の3種類に分けられます。
どこに所属しても、レッスン内容自体はあまり変わりません。
レッスンでは、最初にサッカーの基本である走力を身につけるためにランニングから始めます。
次に、ボールを蹴ったり、リフティングなどの基本的な動作に挑戦します。
そして、ポールなどを使ったドリブルやシュートの練習をして個人技を磨き、最後に試合を行い実践練習を行います。
初めてサッカーをする子でも、スムーズに適応できるように、少しずつレッスンが進むので安心です。
ただし、サッカーはレッスン以外の時間に、どれだけ練習をしているかによって、個人技に差がつきます。
レッスン時間自体は、1回1時間程度しかないので、レッスンだけを受けていれば、誰でも上手になるわけではありません。
練習嫌いな子だと、周りとどんどん差がついてしまい、自信をなくしてしまうケースもよくあります。
そのため、サッカーの習い事は、親が無理やりやらせるのではなく、本人が「練習するのでやりたい!」と強い気持ちを持っていることが大切です。
また、実践となる「試合」については、スポーツ少年団、サッカースクール、クラブチームによって事情が異なります。
一般的に、試合は土日に組まれることが多く、スポーツ少年団の場合は近隣のクラブと、クラブチームは交通費をかけて遠征し、遠方のクラブとも試合をします。
一方、サッカースクールは、「チーム」を持っておらず、試合を行わないケースがよくあります。
サッカースクールはスポーツ少年団やクラブチームで、一人一人きめ細かく指導をしてもらえなかった部分を、個人指導でフォローしてもらうという使い方が向いています。
そのため、チームを持っていないサッカークラブに入ってしまうと、「実戦経験」が乏しくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
実践を重視したい人は、チームを持っているサッカークラブを選ぶようにするか、スポーツ少年団やクラブチームに所属する方が多くの試合経験を積めるでしょう。
サッカーの習い事でかかる費用はどのくらい?
サッカーの習い事を始めるのに必要になる費用についてまとめてみました。
サッカーの習い事の月謝は、所属するクラブによって費用が異なります。
スポーツ少年団なら2千円前後、サッカースクールなら6千円前後(週1回)、クラブチームなら1万円前後が目安になります。
スポーツ少年団は月謝が安いというメリットがありますが、その分親の負担が大きい習い事です。
お手伝いが当番制で回ってきたりするので、親のサポートが難しい場合には向きません。
サッカースクールやクラブチームの場合は、月謝の他に「年会費」が5千円~1万前後かかります。
更にクラブチームの場合には、「合宿費」や「遠征費」で年間で20万円前後かかるケースもあり、多めに費用を用意しておかないといけません。
また、サッカーの習い事を始める時には、ユニフォームやスパイクなどを買い揃える必要が出てきます。
ユニフォームやスパイクは、それぞれのスクールやクラブによって購入しないといけない物が変わってきますが、一般的に1万円~3万円程度かかるでしょう。
ただサッカーを習うだけであれば、それほどお金がかからないですが、試合のために遠征するとなると、費用が高額になるのが特徴です。
サッカーはホーム&アウェイ方式なので、試合がいつも近所(ホーム)だけとは限りません。
遠方(アウェイ)での試合となれば交通費が当然高くなるため、場合によっては「サッカーって、こんなにお金がかかるの?!」と思うケースもあるでしょう。
遠征費はサッカーを続けている限りなくならない費用なので、家庭によっては大きな負担に感じるかもしれません。
趣味でサッカーをやる場合や月謝以外にあまりお金をかけたくない場合は、合宿費や遠征費があまりかからないスポーツ少年団やサッカースクールに所属した方が安心ですね。