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実は親泣かせ?!小学生の習字のメリット&デメリット!

書道・習字

 

監修者:ララボ運営責任者・子供プログラミング家庭教師  石川大貴

小学生の習字

習字の習い事を始めるメリットとデメリットについてご紹介します。小学生の習い事の定番になっている「習字」。字がキレイな人は、それだけ聡明なイメージがありますよね。

今回は小学生が習字を始めるメリットやデメリットについて詳しくご紹介したいと思います。習字を習わせようかどうか悩んでいる人は後悔しないように、一読しておきましょう。

小学生の習字の月謝や必要な道具

小学生が習字をやる時にかかる料金や道具についてチェックしてみましょう。小学生が習字を習う時に必要になる主な費用は「入会金」「月謝」「道具代」です。それぞれどのくらいの費用がかかるのか、具体的な金額を確認してみましょう。

入会金
小学生が習字教室に入会する時に、最初に払わないといけないのが「入会金」です。入会金は小学生の場合、一般的に3千円~5千円前後かかります。

■月謝
小学生の習字の月謝は、週1回のレッスンで月3千円~4千円前後が相場。費用が安く、子供が多い家庭でも気軽に挑戦させやすいのが魅力です。

道具代
小学生が習字を始める場合、最初に習字道具一式を購入することが必要。習字道具は小学生の場合、平均的に5千円前後かかります。習字道具は一度購入すれば長持ちするので、ほとんど買い替える必要がありません。墨汁、半紙、筆などの消耗品だけを、その時々に応じて買い足していく必要があります。

■その他
習字の習い事では入会金、月謝、道具代の費用以外はほとんどかかりませんが、教室によっては「教材費」「施設利用料」「会報誌」などが必要となる場合があります。また、「段位」や「級位」を取りたい場合は、「検定費」がかかることも覚えておきましょう。検定費は段位や級位によって数千円~1万円程度かかります。そのため、昇級や昇段をどんどん目指すと、「習字も意外にお金がかかるな」と感じる場合もあるかもしれません。

小学生が習字をやるメリット

小学生が習字で得られるメリットについてご紹介しましょう。小学生が習字をやるメリットとして、以下の3つが挙げられます。

読み手に好印象を与えられる

小学生から習字を習っていると、字が「ハネ」「トメ」「ハライ」に注意してキレイに書けるようになり、読み手に好印象を与えられるメリットがあります。そのため、「履歴書」や「宛名書き」など手書きが必要になる場面では、大人になっても習字の経験が生きてくるでしょう。

特に小学生にとって、字の美しさは「受験」で活きます。ただ文字が美しいだけで点数が上がることはありませんが、受験の記述式問題では「字が汚すぎて判読不能」になってしまうと、例え答えが合っていたとしても得点が取れない可能性があるため致命的です。

普段から読み手が判読しやすい文字を書けるように練習しておくことによって、記述式のテストで得点の取りこぼしを防ぐことができます。子供の文字を見て「何て書いてあるのかわからない…」と思った場合は、小学生の頃から習字を習わせ、少しずつ読み手にわかりやすい文字を書けるように練習しておく方が良いでしょう。

集中力がつく

習字をする時には、一文字一文字丁寧に書くため、集中力が身につきます。集中力が散漫している小学生の子供に、少しでも「落ち着き」を覚えさせたいと思っている人におすすめです。小学生から習字で集中力を身につけておけば、大きくなって勉強をする時にも役立つことが期待できます。

小学生の低学年の頃は、椅子に座って文字の練習をすることは辛く感じる場合があるかもしれません。しかし、集中力がつき、椅子に座っていられる時間が長くなれば、それだけ学校の授業も集中して受けられるようになります。

授業を落ち着いて集中して受けられるようになれば、それだけ授業の内容もしっかり聞けるようになるので、成績UPにも期待ができるでしょう。

習い事の費用が安い

習字の習い事は、小学生に人気がある英語やロボット教室などの習い事に比べて、費用が安いのが嬉しいポイント。例えばロボット教室が初期費用で5万円~10万円もかかるのに対し、習字は2万円もあれば十分です。入会するハードルが非常に低いため、気軽な気持ちで始めることができます。

習い事は「継続性」が重要なため、費用が安いというのは、親にとっても負担が少なく安心です。

また、習い事にかかる費用が少ない割に、習字はコンクールなどで入賞すれば、受験や就職の時に「特技」としてもアピールすることができるのも魅力。できるだけ少ない費用で小学生の子供に「何かスキルを身につけさせたい」と考えている人にはおすすめの習い事です。

小学生が習字をやるデメリット

習字をやる上で、小学生にとってデメリットに感じられる部分について説明します。習字を小学生の子供に習わせるデメリットとして、覚えておきたいことが2つあります。子供の性格も考えながら、習字が合うかどうかを判断してみましょう。

何年やっても上達しない人もいる

多くの場合、習字を習うことによって字がキレイになるケースが多いですが、その一方で、小学生から習字を習っていても、なかなか上達しない人も見られます。習字をやれば「必ず上手くなる」という保証はなく、習字の上達は個人差が大きいことを覚えておかないといけません。

習字で目に見える上達がないと、子供もやる気をなくしてしまいがちなため、途中で挫折しやすくなってしまいます。

親としては習字の習い事は月謝が安いし、どうせ始めたのであれば「しっかり身につくまで続けさせたい!」と思っている場合もあるでしょうが、何年やってもあまり上達している実感がなく、本人がやる気を失くしてしまっている場合は、無理に続けさせてもそれ以上の上達が見込めないかもしれません。

習字の上達は、本人のやる気の他に、やはり「センス」も影響します。後から入会してくる子に、どんどん級位や段位を抜かれてやる気を失くしてしまう子も少なくないため、習字を何年やってもあまり伸びない場合は、「習字が合わない」と判断し、子供の意見を尊重して辞めさせてあげた方が良い場合も出て来るでしょう。

「やる気」を維持しにくい

スポーツや音楽の習い事などは、小学生の子供自ら「やりたい!」と思って始めているケースが多いです。しかし、書道は一般的に「子供がやりたい!」という動機で始めるより、「親がやらせたい!」という動機で始めるケースの方が多いと思います。

そのため、書道の習い事は、親のススメ通りに子供が興味を持ってくれれば良いですが、興味を持てずに、「親が行けっていうから、なんとなく続けている」というケースも少なくありません。親のススメで書道をなんとなく続けている小学生は、当然「やる気」があまりないため、上達もしにくいです。

モチベーションを維持することができないと、親の言うことを聞く小学校の低学年のうちはまだ良いですが、親の言うことを聞かなくなってくる高学年になってくると、レッスンを黙って休んだり、レッスンに行きたくないと露骨に反発するケースが増えてきてしまいます。

自発的に始めた習い事と親のススメで始めた習い事では、小学生が成長するに連れて、本人の「やる気」に大きな違いがでてくるので、書道をいかに好きになれるかが大きなポイント。

小学生の場合、「教室に仲良しのお友達がいるから」という理由でモチベーションを維持している子もおり、何が習い事のやる気につながるのかわかりません。

また、書道を好きになっても、段位や級位が思ったように取れず、足踏み状態が続いてしまうと、「自分には才能がないんだ」と諦めてしまう子も出てきます。段位や級位をなかなか取らせてくれない厳しい書道教室の場合、子供がなかなか昇級・昇段できないことに自信をなくしてしまうケースが見られますので注意が必要です。

昇級や昇段は書道教室によって全く方針が異なりますので、実際に書道教室に通っている人を見つけて意見を聞いておくようにしましょう。

洋服に墨が落ちると大変!小学生に習字をやらせる時の注意点

小学生の習字の習い事をさせる時には、「墨」に注意が必要です。実は小学生に習字の習い事をさせる上で、親が一番覚悟しておかないといけないのは、「墨」の問題です。

小学生は習字を習うと、墨で洋服を汚します。そして、洋服についた墨は、汚れたその場ですぐに水洗いをすれば、運が良いとキレイに落ちますが、一度乾いてしまうとクリーニング屋さんに出しても「完全に汚れを落としきれるかわからない」と言われてしまうほど、汚れ落としが難しいです。

そのため、小学生に習字を習わせると、習字用に黒い洋服を用意していたとしても、うっかり習字の日に白っぽい洋服を着て行ってしまい、墨で洋服をダメにしてしまなんてケースがよくあります。

安いTシャツやトレーナーの場合はまだ諦めもつきますが、高級なブランド品の子供服やコートなどを墨で汚してしまうと、衣類を買い直す費用がバカになりません。

洋服が墨で汚れる危険は、習字の練習中だけではなく、習字道具の持ち運びや筆を洗っている時も注意しましょう。洋服に墨がついてしまった場合は、「固形洗剤」「マジックリン」「歯磨き粉」などを使って、優しく水で揉み洗いして水で洗い流す方法が知られていますが、これらは「墨が乾く前」の応急処置法です。

一度乾いてしまった墨は、固形洗剤などを使用してもキレイに落とせない可能性が高くなってしまうため、「墨をいかに早く洗い流すか」が重要になってきます。どうしても習字でついてしまった洋服の墨を自力で落とすのが難しい場合は、墨落としを得意としている専門のクリーニング店へ相談しましょう。

最悪の場合、自宅で習字の練習をした時に、壁や床にも墨がついてしまう可能性もありますので、親が「汚れ」に敏感な場合は、子供に習字をやらせてしまうと、墨のストレスが大きくかかる可能性があるため、あまりおすすめできません。

「墨がついても仕方ないか」と割り切れる人の方が、子供に習字の習い事をさせる時に、墨の汚れを気にしてピリピリしないで済むでしょう。

子供が小学生になったら習字を習わせたいと考えている人は、洋服や自宅が墨で汚れてしまっても怒らないでいられるかという点が意外と盲点になります。

特に賃貸物件に住んでいる場合、壁紙の墨が取れなくなってしまうと、退去の時に原状回復費用として壁紙の張り替え費用を請求される可能性が非常に高くなってしまう為、よく考えないといけません。墨の汚れは、小学生の子供が習字を習っている限り、いつでも何回でも発生する可能性がありますので、習字をやらせる場合は、墨の汚れはある程度覚悟しましょう。

小学生の習字のメリットとデメリット・まとめ

小学生の習い事の定番になっている「習字」のメリットとデメリットをご紹介しました。習字教室は、全国に数多くあるのでいつでも始めやすい習い事です。

習字は、静かに1つの物事に集中する時間をつくり、一度習えば大人になっても役に立つものです。メリットとデメリットを理解した上で、子供の習字を始められると良いですね。

この記事を書いた人

ララボ編集部

ララボ編集部では、幼児から高校生までの子供を持つママライターやパパライターが子供の習い事に関する情報を執筆しています。日々情報を発信する習い事の専門家として、「将来の選択肢が広がる」ことをミッションに子供から大人まで役立つ内容を発信しています。

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