「女の子から人気の習い事ってなんだろう?」「習い事にかかるおおよその費用を知りたい」
このような疑問をお持ちのパパママに向けた記事となっています。習い事は、学校外でのコミュニケーションをとったり、基礎的な体力作りの一貫だったりと子供にとって非常に大切な時間です。
そこでこの記事では、女の子に人気の習い事をランキング形式で紹介していきます。人気の理由や、必要となる大まかな費用についても紹介。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
目次
小学生になる前の幼児期から習い事をしている人が8割
「Weekly ゴーゴーリサーチ」が行った調査では、小学生になる前の幼児期に習い事を始める人はおよそ8割であることが分かっています。下記をご覧ください。
【習い事を始める年齢】
「7歳以上(18.8%)」
「5歳(18.4%)」
「4歳(15.2%)」
「3歳(13.7%)」
「0歳(11.5%)」
「6歳(10.8%)」
「1歳(6.5%)」
「2歳(5.1%)」
(参考元:https://www.happy-note.com/)
習い事を始めるのは、小学生となる7歳以上が18.8%と一番多く、男女と比較すると少しですが男の子の方が多いという結果になっています。逆に言えば、残りの80%以上の子供は幼児期から習い事を始めているということになります。
0歳から習い事をはじめるという子供も多いのは、少し意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。これは、音楽系のリトミック教室や、幼児の英会話教室など0歳からでも始められる習い事教室が増えてきたことが要因だといえるでしょう。
【2022年】小学生の女の子に人気の習い事ランキングTOP10
- 水泳(23.8%)
- 音楽教室(19.5%)
- 学習塾(18.5%)
- 英語塾、英会話教室(16.5%)
- 通信教育(13.7%)
- 習字、書道(12.5%)
- 体操教室(7.7%)
- ダンス(7.2%)
- そろばん(6.2%)
- バレエ(4.0%)
(ランキング参考元:学研総合教育研究所「小学生白書(2021年8月調査)」)
小学生の女の子に人気の習い事BEST10を順番に紹介していきます。すでに習い事をしている方も、これから習い事を検討する方もぜひ参考にしてみてくださいね。
1位 水泳
水泳は、男女ともに毎年人気の習い事です。学校での水泳、友達と遊ぶ際の海・川など様々なところで役に立ちます。
また、水泳は全身の筋肉をくまなく鍛えられる他、水への耐性も付くので通わせてあげたいというパパママが非常に多いです。スポーツが苦手だという女の子でも、水泳なら自分のペースでできるので、塾やダンスなど他の習い事と並行して通うこともできます。
●かかる費用の相場
月謝:5,000~7,000円
●別途必要となる費用
水着、水泳帽子、スクールバスを利用する場合は別で費用がかかる場合もあります。
2位 音楽教室(ピアノなど)
ピアノといえば女の子の習い事の定番ですよね。音楽的な感性や舞台根性などを女の子らしく学べるという点が昔から変わらず人気である理由でしょう。演奏の舞台に向け、練習を積んでいくことで成功体験や努力の大切さも学べます。学校の音楽も楽しくなるでしょう。
発表会で、大人っぽい衣装で綺麗に着飾る姿も女の子から人気の理由です。ピアノ以外では、エレクトーン、バイオリン、フルートの習い事なども人気です。
●かかる費用の相場
月謝:5,000~9,000円
●別途必要となる費用
教材費、発表会費、ピアノを購入するとなると結構多めの費用がかかる傾向にあります。
3位 学習塾
受験を控える小学校高学年の子供ほど学習塾に通う傾向にあるようです。学習塾によっては、宿題が多くなったりするので習い事を掛け持ちするのは難しいですが、スポーツ系の習い事と並行する子供も多いようです。コロナ禍でオンライン学習のニーズは増えたものの、依然として対面式の塾に通学する子供は多くいるのが事実です。
塾できっちり決まった時間勉強することで、学校の授業が取り組みやすくなるので勉強が苦手な子供にも人気のよう。自信にも繋がるので「受験を頑張ってほしい」というパパママからも大きな支持を得ています。ペンと消しゴムがあれば通えるという点もメリットの一つだと言えるでしょう。
●かかる費用の相場
5,000~8,000円(学習塾のレベルによって大きな差があります)
●別途必要となる費用
特にありません。
4位 英語塾・英会話教室
毎年上位にランキングされるのがこの英語塾、英会話教室です。子供は語学の習得が早く、習うのであれば早い方が良いというのが特徴であり、人気の理由ともなっています。また、小学校の教育改革で英語が教科化されたことも後押ししています。
特に女の子は、脳科学的にもコミュニケーション能力が高いと言われており、語学に関する習得能力も高い傾向にあります。教室ではスピーチの練習もありますので、人前で話す力もつけられるでしょう。英語は学校での授業でも必修となっているので、必ず役に立ってくれます。
これからのグローバル社会、学校だけでなく色々な場面で活躍する力ともなってくれるでしょう。最近では、「グローバルクラウン」など自宅でできるオンライン英会話も人気を集めており、ますます英語学習が身近になっています。体験レッスンは無料で受けれるのでまずお試ししてみるのも良いでしょう。
●かかる費用の相場
月謝:5,000~10,000円
※マンツーマン授業ですと高額になる傾向があります。
●別途必要となる費用
通う教室やオンラインサービスにより教材費があります。相場として2,000~2,0000円程度。
5位 通信教育
通信教育とは、zoomなどのビデオ通話でオンラインレッスンを行ったり、パソコンやタブレットなどを利用してタブレット学習する勉強の習い事です。家庭教師や塾より安くすむことが多く、自宅でできることから、交通面で不都合が生じることがありません。「女の子に夜道を歩かせるのが心配だ」というパパママから高い支持を得ています。
通信教育では、数学、国語、英語など探せばいくらでもあるうえに、時間と場所を選ばないというメリットがあるので忙しいご家庭や共働きのご家庭にもおすすめです。タブレット学習は、「勉強嫌いな子でも楽しく学習習慣がついた!」「効率良く学べる!」と人気です。コロナ以降、人気が高まっている習い事の一つです。「進研ゼミ」など気になる方は無料で資料請求することも可能です。
●かかる費用の相場
月謝:3,000円~5,000円
●別途必要となる費用
パソコン、PCカメラなど
6位 習字・書道
字は心を表すと言われており、作法を重んじる家庭から特に人気の習い事。「綺麗な字を書けるようになってほしい」というパパママの想いは今も昔も変わらないようです。書道とはまさに日本の心。落ちつきのある精神や集中力が育まれるでしょう。
毛筆セットは小学校の授業でも購入することになるので、お得感もありますね。月謝もお手頃なのでおすすめです。
●かかる費用の相場
月謝:2,000~4,000円
●別途必要となる費用
毛筆セット、墨汁・紙、検定費用など
7位 体操教室
体幹を鍛え、基礎体力を向上させることを狙いとして子供を通わせるパパママが多いようです。いきなり卓球やサッカーなどの球技をするのではなく、まずは体をゆっくりと鍛え、子供が球技に興味を示した段階で移行するという流れもあります。
学校でも、跳び箱やマット運動はあるので体育の授業に活かせるという点も人気の一つです。女の子の場合、体操だけでなくリボンやフープを使う演技にチャレンジすることも可能。他の競技では身に付かない表現力や音楽の感性も磨かれるため、人気が高いです。
●かかる費用の相場
月謝:3,000~6,000円
●別途必要となる費用
保険に加入した際の保険料、シューズ・体操着などの費用
8位 ダンス
女の子の習い事の中で年々人気を高めているのがダンスです。アイドルや有名ダンスグループに憧れてダンス教室に通う子供は、ここ最近でかなり増えてきています。中学校の体育でダンスが必修化されたことも要因の一つでしょう。
ダンスといってもジャンルは様々。ヒップホップのようなオーソドックスなダンスに限らず、Kポップ、チアダンスやフラダンスや阿波踊りといったものまで女の子に人気があります。
ダンスの特徴としては、やはり集団での舞台演技があるという点。集団行動を通して協調性やリーダシップなども磨かれるでしょう。当然、柔軟性やリズム感も育まれます。ダンスをしておくことで学校で行われる文化祭などで演者側にまわり、笑顔でみんなを楽しませるような存在になれるかもしれませんね。
●かかる費用の相場
月謝:5,000~10,000円
●別途必要となる費用
ダンスシューズ、発表会にかかる費用など
9位 そろばん
いまだに根強い人気ですね。スマホの計算機を使用することの多くなった時代ですが、数字に強く、暗算が早くなるというメリットは勉強においてもかなりの武器になります。
学校だけでなく、私生活においても色々なところで役立ちますよね。そろばんは、「頭が良くなる習い事」なんていう呼ばれ方もしています。持ち物がそろばんだけで良く、費用も安いというのも嬉しいポイントです。
●かかる費用の相場
月謝:3,000~5,000円
●別途必要となる費用
検定料、そろばんなど
10位 バレエ
気品があり、女の子らしさ全開のバレエは今も昔も変わらず人気があります。バレエをすることによって鍛えられる「柔軟性」「リズム感」は、別の習い事をするときでも役立つという点も人気の理由でしょう。
綺麗な衣装に身を包み、大人さながらのお化粧をして臨む舞台で得られる達成感も魅力の一つ。しかし、バレエは衣装代や、発表会で使用する会場に多くの費用がかかる場合があります。そういった費用は、通う教室によってどのように負担にするかが変わるので、事前にチェックしておきましょう。
●かかる費用の相場
月謝:7,000~10,000円
●別途必要となる費用
発表会、道具代(教室により異なる)
幼児の女の子に人気の習い事ランキングBEST10
- 水泳(21.2%)
- 音楽教室(14.2%)
- 英語塾、英会話教室(12.2%)
- 体操教室(10.5%)
- 通信教育(10.0%)
- 学習塾(7.2%)
- ダンス(4.2%)
- 習字(1.8%)
- バレエ(1.8%)
- そろばん(1.7%)
(ランキング参考元:【幼児白書(2019年8月調査)】)
最後に、幼児の女の子に人気の習い事ランキングもご紹介しました。コロナ前の少し古いデータなのでおそらく通信教育や、ダンスなどはもっと順位を上げていそうです。人気の習い事の傾向はやはり幼児も小学生も変わらないようですね。
全体として、近年では少子化が進んでいますが、就学前から習い事に通わせる割合は増えています。より教育に熱心な家庭が増えている流れです。やはり水泳はどの年代からの人気も高い王道の習い事と言えますね。就学前に水に慣れさせておきたいという変わらぬ思いがあるようです。英語・英会話は小学生より幼児の方が吸収率が高いので、人気も上位にきているようです。
まとめ
この記事では、小学生の女の子に人気の習い事を紹介してきました。小学生ということもあり、基礎体力を作るために習い事へ通ったり、精神力や集中力といった役立つ力をつけるために習っているというケースが多いことが分かっていただけたと思います。また、将来を見越して一つ特技を身につけておくこともとても大事なことなのですね。
スポーツ系が人気となる男の子のランキングと比較すると、女の子は、音楽系、勉強系、語学系の習い事も上位にきていることがわかります。ダンスが急上昇しているのも女の子ランキングの特徴です。
今回紹介はできませんでしたが、ランキング下位にはプログラミング、将棋・囲碁、ボルダリング、ゴルフなどこれまでになかったような習い事も登場してきています。最近では、習い事も多様化しており、興味の対象が広がっているとも言えるのかもしれません。
また小学校で、プログラミングや英語の必修化が進められたことも大きく影響しています。世の中で求められるスキルが変わってきているとも言えそうです。
一方で、今回のランキングを見ると定番の習い事が依然として根強い人気を誇っています。やはり、それだけ得るものが多いのでしょう。今後の動向に目が離せませんね。
習い事を通して、子供たちは技能を学び、経験を積み、様々な力を伸ばしていくことができます。習い事は、その子の人生をきっと豊かにしてくれることでしょう。