「中学生からでも始められる習い事を探したい」「中学生に人気の習い事を知りたい」
そんなふうにお考えではないでしょうか?この記事では、筆者が本気で選んだ中学生におすすめできる習い事をランキング形式でご紹介していきます。また、習い事をしている人の割合や費用、選び方のコツなども併せてご紹介。
「最近の流行」「昔から変わらぬ人気の習い事」などを総合的にまとめました。子供にあった習い事がきっと見つかります!
目次
中学生が習い事をしている割合
調査によると、中学生で習い事をしている人の割合は、69.3%であり、小学生の78.7%と比較すると1割ほど低い結果となっています。
中学校で部活も始まりテスト勉強も忙しくなるため、学年が上がるにつれてそれまでやっていた習い事をやめていく子供が多いようです。一方で、高校受験を控えていることから、塾に通う子が増える傾向があります。全体では69.3%の中学生が習い事に通っているという結果になっています。
学習塾や通信教育を除いた勉強系以外の習い事をしている中学生になると12.1%とかなり少数派になります。
(参考元:学研総合研究所「中学生白書・習い事について」)
中学生が習い事に使っている費用
中学生の子供を持つ一般的な家庭において、「学校外活動費」として使うお金は年間で、公立校生徒だと平均31万円、私立校生徒だと平均33万円であると、文部科学省の調査により分かっています。月あたり2万6000円以上という数字になります。
ただし、これには学習塾の費用や参考書なども含まれ、受験生が平均を押し上げていることにも注意が必要です。学年によって必要な費用は大きく変わってきます。
勉強系以外の習い事ということで言えば、多くが大体月5000円〜1万5000円ぐらいのレンジに収まることが多いです。
(参考元:文部科学省『平成30年度子供の学習費調査結果』)
【中学生】人気の習い事ランキングTOP10
「中学生白書」の調査では、中学生に人気のある習い事ランキングは以下のようになります。
1位. 学習塾(44.5%)
2位. 通信教育(12.7%)
3位. 英語塾、英会話教室(9.3%)
4位. 音楽教室(6.8%)
5位. 水泳(3.2%)
6位. 武道(3.2%)
7位. 書道(2.8%)
8位. サッカー(2.3%)
9位. 野球(2.3%)
10位. ダンス(1.8%)
(参考元:学研総合研究所「中学生白書・習い事について」)
圧倒的に多くの人が通っているのが勉強系の習い事で「学習塾」、自宅でできる「通信教育」もコロナ以降ますます増えています。
それ以外だと、英語系、音楽系が人気です。その他水泳や、柔道、剣道、空手、各種スポーツ系が人気トップにランクインしています。
【中学生向け】習い事の選び方のポイント
次に中学生が習い事を始める際に気になる選び方のポイントを3つご紹介します。
通いやすい、続けやすい習い事を選ぶ
習い事はコツコツと続けるからこそ次第に上達し、効果が現れるものです。新しく始める際は、長く続けられることを考えて選びましょう。
家の近くにあるのかどうか、受講頻度は何回か、時間は固定性なのか変更可能なのか、など始める前に確認しておきましょう。往復2時間かかってでも通いたい習い事など何か特別な情熱があれば別ですが、学校生活との両立を考えなければなりません。一般的には、無理なく続けられることがまずは大切です。
将来役立ちそうなシーンを考えて習い事を選ぶ
次に習い事の選び方の1つとして挙げたいのは、「将来役立つかどうか」という視点で選ぶことです。
中学生になると身体的にも頭脳的にも、格段に能力がアップする時期です。小学生と比べて、より高いレベルで習い事の技能を習得することが可能になります。
中学から始めた習い事が将来役に立つことはたくさんあります。英語ならば受験勉強に、ダンスならば高校の学園祭に、音楽系ならば大学でのサークルや海外旅行の際のコミュニケーションに。さまざまなシーンで使えることが出てくるので、どんな未来を描きたいかによって選ぶものも変わってくるでしょう。
初心者でも始めやすいマイナー分野の習い事を選ぶ
また選び方の1つとして「マイナーな習い事」を選ぶのもアリです。
中学生が習い事をするメリットとして、「将来、差別化の要素になる」ことも挙げられます。勉強系以外だと習い事をしている人は12%ほどしかおらずそれだけで少数派です。
しかも中学の部活であるようなメジャースポーツや、メジャーな文化系部活は部員数も多く、それだけできる子も多いのです。一方で、一般的にはそれほど多くの人がやっていないマイナーなものや、新しいものはスタートラインが横一列であることが多いため初心者でも始めやすいです。
そういったマイナーものは珍しく、習得しておくと注目を集めやすい一面もあります。例えば、就活の集団面接で「中学の頃から、カポエイラと日本舞踊をやっていました」なんて言えば、必ず目立つと思いませんか?
人の興味、目を引きやすいというのは、さまざまな場面で役立つものです。
合わなかったら習い事を辞めても良い
最後のポイントしては、習い事は合わなければ別に辞めても構わないということです。
中学の部活動であれば、辞めたりすることはなかなか大変ですが、習い事はそうではありません。自分に合っているかどうかはやってみないと分からないことも多いです。合わなければ辞めて他の習い事を探すことも良いでしょう。
中学生におすすめしたい習い事ランキング10選
それでは中学生におすすめしたい習い事をランキング形式で紹介していきます。
最近のトレンドを踏まえた習い事、差別化につながる珍しい習い事、将来役立つ習い事、全国的にも習いやすいかどうか、など総合的に考慮してピックアップしましたので、ぜひご参考にしてみてください。
1位 通信教育(タブレット学習)
人気ランキングでも2位にランクインした「通信教育」ですが、それでもやっている人は12%ほどとそう多くはありません。コロナの影響で人気は高まっているものの、まだまだ対面式の塾に通う中学生の方が多数派であるのが実態です。
中でもおすすめしたいのは「タブレット学習」です。昨今のタブレット学習サービスは、ITの進化とともますます品質が高まっており、「苦手分野を潰したい」「得意な科目は先取り学習したい」「受験に向けて効率よく学習したい」といった中学生におすすめです。
また、勉強嫌いでも楽しく学習できるようなタブレット学習もあり、学校の勉強に追いつきたい子、周りに差をつけて効率よく成績を上げたい子、志望校合格に備えたい子などにも向いています。
費用が安く済むことも嬉しいポイントですね。
2位 ダンス
最近、習い事のなかでもっとも注目度が高いのがダンスです。人気のため教室の数もどんどん増え、全国的に多くの子供が通っています。特に女子からの人気が高いですが、男子も通っています。
ダンスは、バレエ、ヒップホップ、ジャズ、チア、フラダンスなど、たくさんの種類があります。バレエなどは小さいうちから習っている子供がほとんどですが、ヒップホップダンスといったクラブ音楽系で踊るダンスは、中学生から始める子供も多いです。
「ダンスは運動神経あまり関係ない」といわれていますので、運動が苦手な子供ほどおすすめできます。普段あまり運動しない子供の運動不足を解消できますし、新たな才能の発見につながる可能性もあります。
何より踊っているときは楽しく明るくなります。体育の授業でもダンスがあるので、やったことはすぐに使えますし、高校に行って文化祭でも一躍人気者になれるでしょう。
3位 プログラミング
プログラミングも必修化の影響で人気急上昇中の習い事です。教室も年々増えており、習える所も増えています。
将来、IT人材が足りなくなると言われており、仕事としての需要も依然として高いままです。「中学生からプログラミングをしていた」という経歴は就職の際にもきっと役立つことでしょう。
子供のプログラミング教育にはさまざまな教材が使われますが、中学生ぐらいになると実際の仕事で使うのと同じような本格的なプログラミングに取り組めるのも特徴です。仕事に使えるようなスキルを身につけていくことも十分可能です。また、思考力や創造力といった力を伸ばす能力開発の面でも有効です。特に男子からの人気が高い習い事です。
4位 英語・英会話
英語も2020年から小学生での導入が始まり、これまで以上に需要が高まっています。英語は学校だけで勉強するのも良いですが、英会話教室だと下記のようなメリットがあります。
・ネイティブの先生や英語しか使えない環境で学べる
・生徒同士で同じ目的に向かって勉強するため学習効果が高い
・ネイティブの先生との会話から文化の違いを知りグローバルな意識が芽生える
英語を知るということは海外を知ることにもつながります。日本以外に興味を持つことで視野も広がり、将来にしたい仕事、叶えない夢などの選択肢も広がるでしょう。
高校受験や大学受験でも必ず使えるので、将来役立つ習い事の代表格です。
5位 ギター(その他音楽)
音楽系の習い事も中学生から始めるのにとてもおすすめです。ピアノやバイオリンなどは小さい頃から続けている経験がものをいったりしますが、ギターなどは初心者でも比較的気軽に始められます。最初のギターであれば安く買えることや、今はyoutubeでレッスン動画なども無料で見れるので音楽が好きであれば誰でも始められます。
ダンスと同じように、高校の文化祭などで使えたり、大学でのサークル活動、海外旅行をした時のコミュニケーションツールとしても使える可能性も。何より、ギターが弾けたらかっこいいですよね。
またギターだけでなく他の楽器や「ボイトレ」なども人気です。「楽器代が高くない」「近くの音楽教室で習える」ことを条件に探してみると良いでしょう。
6位 ボルダリング
東京オリンピックで競技種目に加えられたことで一気に有名になりました。皆さんは、競技は見ましたか?カッコよかったですよね。狭い場所でも高さがあればジムを開設できるため、最近ではボルダリング施設も全国的に増えてきています。
ボルダリングを習得することで、小さい突起部分を掴む「指の力」だけでなく、「体の柔軟性」「バランス感覚」「体幹」など、体全体を鍛えることができます。
子どもでも練習すればひょいひょいと登っていきますが、実際にやってみるとかなり難しいです。その難しさにハマるかもしれませんよ。男子も女子も挑戦できるスポーツなので、体を動かすのが好きな人は習える教室を探してみると良いでしょう。
7位 料理
食べることは生きる基本です。料理を作ることも人生を楽しむ一つのスパイスになります。
料理はお母さんが自宅で教えることもできますが、かえって手間になることもありますし、思春期ですから親から教わりたくないという子供もいるでしょう。子供が料理教室に通うことで、後々お父さんお母さんの手間が省けることにもつながります。さらに栄養学の基礎についても触れるので将来1人暮らしをしたときにも安心。
習った料理を家族に振る舞ってすぐに上達を実感できるのも醍醐味です。男子でも女子でも、将来結婚する時にはとても役立つ実用的な習い事です。
8位 ゴルフ
最近では、中学の部活動としての設立も増えてきており、ひそかな人気を誇るのがゴルフです。そもそもゴルフ場が少ない地域もあるので、場所によりますがキッズゴルフができる教室は多くあります。
ゴルフ自体は有名ですが、まだまだ習い事としては珍しい部類に入るでしょう。中学生から始めれば、社会にでた時、ゴルフをする上司や友人と盛り上がることもできますね。親がゴルフをするのであれば、親子でスポーツができるのもおすすめの理由です。
9位 イラスト・デジタル作画
絵画教室自体は全国的に多いので通っている小学生も多いですが、中学生になってデジタル作画に挑戦してみるのもおすすめです。デジタル作画とは、ペンタブレットと専用ソフトを使ってデジタルで絵を描くやり方です。
実際の仕事でも使えるスキルなので覚えておくと将来何かと使える可能性があります。「絵が描ける」というだけで将来つける可能性のある仕事はかなり多いです。マンガや絵を描くことが好きな子にとっておすすめの習い事です。
難点は道具を揃えるのにお金がかかることと、子供向けのデジタル作画がまだまだ一般的ではないことですが、下記のようなまとめ記事から習える場所を探すことができます。
https://conte-anime.jp/draw/illustration-school
10位 動画編集
小学生のなりたい職業でトップに入ってくるようになった「Youtuber」。その動画編集のスキルを子供でも習える所が出てきています。
パソコンを使った動画編集スキルは、youtubeだけではなくさまざま仕事においても役立つスキルです。ITリテラシーやパソコンスキルを身につけることができるため非常に実践的な習い事と言えます。
現在では下記のようなオンラインスクールがあります。
小学生・中学生のための動画編集スクール「フルマ」
まとめ
この記事では、中学生におすすめの習い事をランキング形式にして紹介してきました。子供に勧めたい習い事はみつかりましたか?
習い事は1つだけでなく、複数体験するという手もあります。無料で参加できる教室も多いので、まずは子供と一緒に参加してみましょう。
色々な可能性に触れることで子供の選択肢もどんどん広がります。