子供の習い事は以前と比べて、選択肢が多くなっています。子供に何をさせてよいのか迷っている親御さんが多いのではないでしょうか。ここでは、習い事の選び方と人気の習い事を5つご紹介します。
目次
子供の習い事を選ぶ時に注意したいこと
それでは、子供の習い事の選び方をご紹介します。習い事を選ぶ時の参考にしてみてくださいね。
親の負担が大きすぎると続かない
習い事によっては、親の出番が多くなることがあります。普段の送迎だけでなく、発表会や試合の準備、また毎月のレッスン代など金銭面でも負担になり過ぎると続けるのは難しくなることがあります。
そのため子供の習い事を決める時は、親も続けられるかどうかの判断が必要です。
子供が本当にやりたいことなのか
いくら親が頑張っても、肝心の子供がやりたい事でなければ続けることは難しいです。いやいや通うことになり、子供にも親にも負担にしかならなくなります。体験レッスンを受け、まず最初に子供の反応を見ることも大切です。
子供が楽しいと思ってくれると、習い事に通うことが楽しみになり、みるみる上達をしていくことでしょう。またお友達もできやすくなり、様々な面で成長を見られる機会になります。
しかし実際にその習い事が本当にやりたいことであるかどうかは、初めてみないとわからないことも多くあります。「はじめてからイメージと違った」ということも十分に考えられます。「やりたいって言ったでしょ」と親なら考えてしまうかもしれませんが、「やってみないとわからない」と認識しておくことは重要です。
親が関心をもつこと
親が子供の習い事に関心をもつことは大切です。習い事が終わった後に、子供と色々な会話をすることで今子供が思っていることがわかります。また一緒に練習ができる習い事もあるでしょう。
いつでも親に相談できると子供に思わせることが大切で、子供にとっても安心材料となるのです。
また親がその習い事に関心を持っていないと、「やっぱりこの習い事は向いていない」「練習したくない」と子供が言った時の軌道修正ができなくなります。「本当にこの子は楽しんでいるのかな」など考えることにより軌道修正ができるのは親だけなのです。
子供が「この習い事をしたくない」と言っていても様々な理由があり、「先生がいや」「友達がいじわるする」などといった理由も十分考えらえれるのです。その場合は、スクールと相談する、他のスクールを探すなどといったことをすることにより、また子供がその習い事をしたいということも十分ありえます。
一度習い事を失敗したとしても、軌道修正をすることによって決して無駄にならないようにすることができます。
子供の習い事の選び方
それでは、現在では数多く種類のある習い事を、どのように選べば良いのでしょうか。それぞれの項目ごとに説明します。
子供がしたいことを選ぶ
習い事を選ぶ上で、最も大切なのは子供がしたいかどうかでしょう。好きなことの方が長続きしますし、上達にもつながります。また好きでないことだと、無理やり通うことになり、その習い事自体が嫌いになってしまう可能性も十分にあります。
またその習い事だけでなく、習い事に行くこと自体に嫌なイメージをつけてしまうことも考えられるのです。子供の普段の様子をみて、また体験レッスンなどを受けて判断するようにしてみましょう。
またよく褒めてくれる先生がいるスクールであれば、子供達はさらに楽しく学ぶことができます。習い事の内容はもちろんのことながら、どのような環境であるかが大切です。先生が子供達の扱いが上手なスクールであれば、子供達はさらに好きになっていく可能性が高くなります。
通いやすい場所を選ぶ
習い事は継続することが大切であるため、通いやすい場所を選ぶことが大切です。遠い場所で行き来に時間がかかってしまうと生活に支障がでますし、親としても負担が大きくなってきます。
家で練習をする必要があるかどうか
習い事によっては、ピアノやダンスなど家で練習をする必要のあるものがあります。よっぽど子供がやりたいものであれば別ですが、通うことだけでも大変なのに子供に重荷になってしまいます。
また練習をしたくない子を無理に練習させると、親の負担にもなってきます。ダンスやピアノはさらに発表会などがあり、普段以上に練習が必要になってきます。
教室や先生によっても、目指すゴールが違っていたり、宿題のありなしが違っていたりするので、事前に確認するのがよいでしょう。
人気の子ども向けの習い事とは
人気の子ども向けの習い事を5つ紹介します。習い事の目的は様々であり、それぞれの目的や子ども達が何を好きかによっても変わってきます。しかし、人気の習い事はいつの時代でもあまり変わらないものなのかもしれないですね。
スイミング
スイミングはいつの時代も人気の習い事です。全身運動であるため体力づくりにはもってこいの習い事で、スイミングをすることで体力をつけて他のスポーツを始める子供も少なくありません。
またスイミングができないと、学校の授業でいやな思いをしてしまうと考える親御さんも少なくありません。泳げない子は水泳の授業が苦痛になってしまい、学校へ行きたくない要因になることもあるのです。
また小さいうちから、しっかりとした泳ぎ方を覚えることにより大人になっても泳ぎ方を忘れていないといった方も少なくはないでしょう。スクールによっては、検定や大会に出場する機会もありさらに能力を伸ばしていくことができます。
英会話
グローバル社会が進み、英語は2020年には小学校で必修化となります。幼稚園でも英語のレッスンを取り入れていない方が少なく、「英語をさせないといけない」と考えている親御さんも増えているのではないでしょうか。
小さなうちから正しい発音を聞き、英語に触れる機会の多い子の方が英語の上達が早くなります。ただレッスンをするのではなく、外国人講師と遠足をするなど様々な体験をすることができるスクールが多くなっています。
体操
小さいころから体を動かすことによって、体力作りをしたいと考える親が多く体操も人気です。走ったり、跳んだりと様々な動きをすることで、体の動かし方を勉強することができます。
また体力面だけではなく、協調性や集団行動といった面でも大きな成長を見ることができることも魅力的です。トランポリンをするなど遊びの延長として始めることができるスクールも多いため、子供達も楽しく習うことができることも魅力的です。
ピアノ
いつの時代でも人気の習い事であるのがピアノ教室です。自分で演奏をするため、リズム感を養うことができます。また、一つ一つの音を奏でることで両手や足を使うため。集中力も養うこともできます。
うまくなってくると、ただ演奏をするのではなく表現力が必要になるため、想像力、表現力といった能力を伸ばすことにもつながるのです。普段からの練習が大変であるため初めは大変かもしれないのですが、続けていくうちに継続して努力をすることにもつながるのです。
また発表会にでるようになれば、人前で演奏する経験を積むことにもなります。
音楽教室
ピアノ以外にも、様々な楽器や歌を練習するスクールも人気です。歌や楽器は幼稚園でも取り入れられることが多く、子供達にとっても自然ととけこみやすいのではないでしょうか。また一人で練習する以外にも、他の生徒と音をあわせることも多くなるので、集団生活になれるためにも人気の習い事なのです。
習い事はそれぞれの技術を高めることはもちろんのことながら、集団生活することにより協調性や相手への思いやりを育んだり、体力作りやリズム感を養うなど子供にとってより成長をできる機会でもあるのです。
子供に人気の習い事・まとめ
習い事を探す時は、子供が楽しいと思うこと、親が通わせやすいことなど子供にとっても親にとっても負担をかけすぎないことが大切です。
また子供が小さいうちは特に、「親子で学ぶ」といった考え方をもつようにしててみると良いでしょう。子供にとっても親が興味を示してくれると、心強いものです。
人気の習い事は、英語、ピアノ、スイミングなどさまざまですが、子供に会った習い事を探すのが良いでしょう。
習い事は子供にとってプラスになることが多いのですが、学校とは違い必ずしなければならなものではありません。子供の負担になりすぎないように、楽しく成長していけることを選ぶようにしましょう。