子供の習い事として人気があるスポーツ。子供の身体能力を高めるためにも、何かしらのスポーツをさせておきたいのが親心というものです。しかし習い事には費用がかかりますよね。みんな、子供のスポーツ系の習い事には、どのくらいの費用をかけているのでしょうか?
今回は、子供のスポーツ系の習い事を10種類ピックアップし、費用相場を比べてみました。現在、スポーツ系の習い事を習わせている、またはこれから習わせてみたいと考えているお父さん・お母さんの参考になればうれしいです。
目次
知っておきたい!スポーツ系の習い事のメリット・デメリット
まずはスポーツ系の習い事をするにあたって、メリットとデメリットを簡単に確認しておきましょう。
運動機能UP!スポーツ系習い事のメリット
スポーツ系の習い事のメリットは次の6つが考えられます。
- 子供達の運動不足を補うため
- 発達面への影響を考えて
- コミュニケーション能力
- 新しいことにチャレンジする体験
- 親以外の大人や学校以外の子供と接する機会
- 才能への可能性
発達や成長によって個人差がありますが、運動が苦手なお子さんの場合、習い事に参加することで苦手意識を克服したり、仲間とスポーツを楽しむ中で運動機能が向上することが考えられます。
思いのほか親の時間が取られるスポーツ系習い事のデメリット
逆にスポーツ系の習い事にはどんなデメリットがあるのでしょうか。
遊ぶ時間が減る
相性が合わない先生や仲間とのストレスの影響
費用がかかる
習い事によっては親の出番が多くなる
下の子への影響
送迎などの負担
やりすぎによるケガ
習い事に通う事で、子供の自由時間が減ってしまいます。幼稚園や学校で自由に過ごせない分、家ではリラックスした自分時間を過ごしたい子供にとって、習い事はあまり気が進むものとは言えないでしょう。また、大会や発表会などで費用がかかることや、送迎、当番など親の出番が多くなるというデメリットも挙げられます。
知っておきたい!スポーツ系の習い事の費用相場ランキング
子供のスポーツ系習い事でかかる毎月の月謝費用相場をランキングでご紹介します。
※月謝相場が高い順でランキング表示しています。
習い事 月謝費用相場
1 バレエ 6,000~15,000
2 卓球 4,000~15,000
3 ダンス 3,500~15,000
4 テニス 5,000~10,000
5 陸上 5,000~10,000
6 武道 2,000~10,000
7 体操 5,000~8,000
8 スイミング(水泳)4,000~8,000
9 野球 2,000~7,000
10 サッカー 2,000~7,000
それぞれの習い事の費用相場を詳しくみていきましょう。
1位:バレエ
女の子に人気の習い事でもあるバレエ。近年では男の子でバレエを習う子も増えているようです。
月謝費用相場で見ると、6,000~15,000円のバレエがランキング1位でした。月謝以外にもバレエは衣装代や発表会代など、通常のレッスン以外にも費用がかかりますので、総合的な習い事費用で考えても上位に入るスポーツと言えるでしょう。
2位:卓球
近年、スポーツ界でも卓球の人気が上がり、子供の習い事の人気も高まってきました。
卓球の習い事は週で通う回数によって月謝相場に差が出ているため、多く通う子供の月謝相場としては高い方でランキングされていますが、4,000~15,000円という相場ですので、週1回レッスンであればそこまで高い習い事にはならないでしょう。
3位:ダンス
中学校の授業でダンスが必修化されたことで、小学生のうちからダンスを習いたいという子供が増えました。
ダンスの習い事もバレエと同じく、比較的費用相場が高いスポーツとしてランキングされています。3,500~15,000円という月謝相場ですが、発表会代や衣装代などに費用がかかることでも知られている習い事です。
4位:テニス
幼児期からできるスポーツ系の習い事としてテニスも人気があります。
月謝の費用相場は5,000~10,000円ですが、レベルが上がってくると10,000円を超える月謝になる場合もあります。習い事として運動や娯楽のためではなく、選手として上のステップに上がるとレッスン回数とともに月謝相場もグンと上がるスポーツです。
5位:陸上
かけっこ教室という気軽な教室から、プロのアスリートを目指す本格クラスまである陸上の習い事。運動が苦手な子供のために親がきっかけを作ることが多く、そのままアスリートコースで上位の成績を残すまでに成長するなど、将来のスポーツ選手も期待できる穴場の習い事です。
月謝の費用相場は5,000~10,000円ですが、アスリートコースはレッスン回数や個別指導などにより、大きく変わってくるので要注意です。
6位:武道(空手・柔道・剣道など)
空手・柔道・剣道など、日本の礼儀礼節を学べるとして人気が高いスポーツ系の習い事が武道です。
基本的にグループレッスンですので、月謝の費用相場も2,000~10,000円となっています。レッスンの会場や教えてくれる師範により、費用相場にも差があります。月謝が安い場合、先生がボランティアで教えているパターンも多くみられる習い事です。
7位:体操
幼児期より人気が高い体操の習い事。幼稚園の子供の習い事として、水泳・サッカーと同じくトップ3に入るのではないでしょうか。
そんな体操の費用相場は5,000~8,000円。小学校での体育で困らないように、マット運動や鉄棒、なわとびなど、全身運動ができることで親からも人気が高いスポーツ系の習い事です。
8位:スイミング(水泳)
全身運動のスポーツの代表でもある水泳は、子供のスポーツ系習い事の中でも圧倒的な人気があります。
費用相場も比較的お財布にやさしい4,000~8,000円。学校の水泳の授業のために、体が弱い子供の体力作りのために、体幹を鍛えるために、などさまざまな理由で子供たちは通っています。
9位:野球
子供の習い事としての野球は、地元でのチームが最も多いと言われています。学校で指導できる大人がボランティアで教えてくれ、練習から試合まで体験できるので費用相場も比較的安い2,000~7,000円です。
他には本格的に才能のある選手を抜擢したチームもあり、将来野球選手を目指す子供は、いずれ移籍していくとのこと。また、地域によって差がありますが部活の代わりに野球チームに所属し、運動を兼ねて野球を楽しんでいる中学生も多くなってきています。
10位:サッカー
幼稚園児からできるスポーツ系習い事のサッカーです。人数が多い習い事ですので費用相場も安く2,000~7,000円でした。
野球と同じく、将来サッカー選手になりたい子供は、始めからJリーグのチームに習い事として所属するのが一般的。対して近所の公園や広場を使ったり、学校のグラウンドを使って気軽に習えるので、サッカーはスポーツ系の習い事としても大人気です。
スポーツ系習い事は費用相場+親が使える時間も考慮したほうがうまくいく
子供にスポーツ系の習い事をさせることで費用がかかってしまいますが、ご家庭のスタンスに合わせて都度検討していくといいでしょう。
何よりもスポーツ系の習い事をする目的を親子でしっかりと考えることで、費用以上の効果が子供の成長を後押しすると考えると、一概に費用が高いというだけで習い事を選べませんよね。
スポーツ系の習い事は親の当番は大会・発表会までの送迎など、親の時間にも負担がかかりますので、優先順位をきちんと決めて子供に合う習い事を選ぶことをおすすめします。