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将棋教室に通うと頭が良くなるって本当?

将棋・囲碁

 

監修者:ララボ運営責任者・子供プログラミング家庭教師  石川大貴

将棋

将棋ができる人は頭が良いというイメージがあります。

では、実際に子どもが将棋教室に通うとどんなメリットが得られるのでしょうか?

この記事では、将棋によって得られる効果や将棋教室のメリットについてまとめていきます。

将棋教室に興味を持つきっかけとは?

将棋教室に通う前に、まず子どもは一体どのような理由で将棋に興味を持つようになるのでしょうか?

最も多いのが、「身近な人から誘われて」というものでしょう。

おじいちゃんやお父さん、親戚の方など、知り合いの大人に将棋を教わり、指すうちに興味が湧いてくる……という流れが、やはり多いようです。

もちろん、大人以外でも、学校や学童保育などの場で将棋という遊びを覚え、対戦を続けるうちに「もっと強くなりたい!」と考えるようになる子も多いとか。

将棋は対戦するボードゲームですから、盤と駒、そして対戦相手が必要となります。

もちろん、現代ならばスマホのアプリなどでも将棋を指すことが出来ますから、遊ぶこと自体はスマホ一台あれば出来るでしょう。けれど、相手の顔を見ながら、思考を読みながら深く熱中していくとなると、やはり対面での対戦の方が魅力的と言えるかもしれませんね。

逆に言えば、身の回りの人物からの誘いという形であれば、その魅力が全面に引き出された状態で将棋と出会う事が出来るのです。

周囲の環境というのは大きな要因であると言えますね。

他にも、マンガや映画の影響という場合もあります。

「三月のライオン」という将棋を題材としたマンガは、アニメ化や実写化もして大ヒットを記録しました。

ほかにも、将棋を題材とした作品は世に多くあります。

そういったものに触れることで、「将棋を実際にやってみたい」と思う子どもも多いでしょう。

また、影響を受けるのは漫画や映画だけではありません。

近年では、中学生で最年少のプロ入りを果たし、今なお現役高校生のプロ棋士として活躍を続ける藤井聡太さんのニュースがよく報道されています。

この藤井聡太さんのように、若いながらもプロの世界で活躍している人物が実際にいるというのは、子どもたちの憧れをかきたてる良いきっかけとなるでしょう。

彼のように将棋を指してみたい、強くなってみたいと考えて、将棋に興味を持ち始める子どもも多いはずです。

また同時に、テレビのバラエティ番組などでは元プロ棋士の加藤 一二三(ひふみ)さんが出演していることも多くなりました。

直接将棋とは関係のない出演をしていることも多いですが、彼のキャラクターに好感を抱き、そこから将棋というものに興味を持っていく、という人もいるでしょう。

こういった風に、子どもが将棋に興味を覚えるきっかけというのは様々です。

もし、自分の子どもに将棋をやらせてみたいと思うのならば、こういったチャンスを逃さないことが重要です。

また当然のことながら、自分から子どもを将棋の対戦に誘う、というのも一つの手ですよ。

将棋教室では先読み能力や集中力が鍛えられる

では、将棋を指す事で得られるメリットとは、具体的にどのようなものでしょうか?

代表的なものが、先を読む能力や、集中する力を鍛えることが出来る、というものです。

将棋のルールは簡単であり複雑でもあります。

お互い順番に駒を動かしあい、駒を相手の駒の場所に移動させられれば、その駒を倒すことが出来る。

そして、最後には相手の「王」を逃げられない状態にすれば「詰み」。勝敗が確定します。

では、そんな将棋で勝つために必要なものは何でしょう?

それが、先ほど挙げた先を読む能力と、集中する力です。

駒の動きは、各駒ごとに決まっています。

それぞれ別の動き方をする駒を、相手はどのように動かしてくるのか。

そして、相手が駒を動かしてきた場合、自分はそれにどうやって対応していくのか。

一手打つ前に、そうやって先々の展開を想像していく必要があるのです。

適当に動かしていたら、相手の駒の致命的な攻撃を予測できませんし、実際に攻撃をされた時、対応するのが難しくなってきてしまいますからね。

プロともなれば、対戦相手の棋譜(将棋でどのような試合運びをしたかの記録)を読み込み、相手の動き方の癖などをよく研究します。

そうして、「この場合なら相手はこう動くはずだ」「この相手はこういった戦略で戦うのが得意だから、自分はこうやって攻略しよう」といった戦略を練っていくのです。

一つの駒を動かすだけでも、多くの情報と予測が必要になってくるのですね。

こういった相手の動きをよく予測するという考えは、将棋の世界以外でも有効に働きます。

仕事であれば、自分が作った資料や企画がどのように受け止められるか。会議でどのように発言すれば自分の意見が通りやすいか……などです。

将棋で相手の動きを読むという経験と考え方を鍛えれば、将来そういった点でその思考力を活かす事が出来るようになるかもしれません。

また当然ですが、そうした情報収集や行動予測には、多大な集中力が必要となります。

プロ棋士のタイトル戦などを見たことがある方はご存じでしょうが、プロのタイトル戦では、お昼休憩とは別に必ず「おやつ」の時間が作られています。

なぜなら、プロ同士の対局では、必要となる脳のエネルギー量が尋常ではないからです。

事前に収集した数多の情報と、現在の盤面を照らし合わせ、何十手先までもの展開を想定し、次に打つ手を考える……そんな事を、対局中ひっきりなしに行っていれば、仕方のない事です。

プロ棋士は、一局の試合で2キロ前後も体重が落ちる……なんて話もあるくらいですから、尋常ではないですね。

将棋には、それほどの集中力と思考力を必要とします。

もちろん、体重が減るなんて言うのはプロ中のプロだけのお話かもしれませんが、ちょっとした遊びの対局であっても、かなりの脳の刺激となることは期待できます。

将棋をする子どもの頭が良くなるというのも、そう言った点が影響しているのかもしれませんね。

将棋の楽しさを知ればどんな子でも熱中できる 

将棋というのは、平等なゲームです。

お互いに駒の強さは変わりませんし、スポーツと違って身体の大きさや運動神経は関係ありません。

将棋盤と駒が揃っていれば、誰とでも対戦出来るのが将棋というゲームです。

その魅力や奥深さを知れば、どんな子どもでも将棋に熱中することが出来るでしょう。

相手の癖や行動を想像するというのは、コミュニケーションの一環にもなります。

友だちともっと仲良くなったり、年の離れた人とも交流したり……そういったきっかけになる力も、将棋にはあります。

そして将棋にハマれば、自然ともっと強くなりたいと思うもの。

同時に、もっと強い相手とも戦ってみたい……と思うかもしれませんね。

そんな時、将棋教室などに通っていれば、適切な指導の元でもっと強くなったり、教室をきっかけにより強い相手と出会う事が出来るかもしれません。

ところで、将棋教室はいったいどのような場所にあるのでしょうか?

気になる方は、以下のサイトを確認してみると、お近くで開催されている将棋教室を探す事が出来ます。

日本将棋連盟 将棋連盟の教室(https://www.shogi.or.jp/school/

このサイトで紹介されている教室は、将棋連盟が公認した、明確な指導員のいる教室です。

こういった公認教室の中から探すのが、まず確実な方法です。もしくは、身近な学校のクラブなどでも将棋教室が開かれていることがあるのでリサーチして見ると良いでしょう。

適切な指導の元で強くなれれば、より将棋への興味関心が強くなるというもの。

もしかしたら、その先にはプロの道が待っているかもしれませんね。

将棋は家族みんなで楽しめる趣味になる

将棋に興味を持つきっかけや、将棋を指す事によって得られるメリット、将棋教室の調べ方などについてご説明してきました。

もしお子様が将棋に興味を覚えているのならば、この記事の情報を元に背中を押してあげると良いかもしれません。

ですが、もしお子様が将棋を指したいと考えているのなら……

ここは一つ、ご自分でも将棋を指して、お子様と戦ってみるのも良いかもしれませんね。

将棋には、年齢も体格も関係ありません。

それに、盤と駒だけ揃えれば、あとは何度でも対戦することが出来ます。

子どものハマっているゲームについていけない……なんて考えている方でも、将棋だったらもしかしたら、一緒に遊んであげられるかもしれません。

将棋を通してコミュニケーションを取れれば、家族仲もより深くなり、楽しい家庭を過ごせるというもの。

逆に、今将棋を指していて、子どもにも指してほしいと考えている方もいるかもしれません。

そういった方は、最初は優しく指導しながら打って、相手の楽しいと思ってもらう所から始めると、どんどん強くなってくれるかもしれませんよ。

将棋のルールは、大昔から変わっていません。

それはつまり、それだけ完成されたゲームであるという事を意味します。

一度将棋のルールを覚えて指せるようになれば、それから何年経っても同じルール、同じ条件で対局することが出来ます。

家族で将棋を趣味にすることが出来れば、子どもが大人になって、更に親になっても……気が向けば、いつでも昔のように遊ぶことが出来るはずです。

それは、とても素晴らしいことではないでしょうか?

家族みんなで長く楽しむことが出来る。それもまた、将棋の魅力の一つなのです。

投稿者

この記事を書いた人

ララボ編集部

ララボ編集部では、幼児から高校生までの子供を持つママライターやパパライターが子供の習い事に関する情報を執筆しています。日々情報を発信する習い事の専門家として、「将来の選択肢が広がる」ことをミッションに子供から大人まで役立つ内容を発信しています。

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