何手も先を読みながら戦型を考え、勝利を勝ち取る将棋や囲碁。先を考えながら今の一手を決めるので、論理的に物事を考えられる力を養えると、子供の習い事としても人気が高い2つですよね。
しかし、雰囲気が似ているせいか、実際に将棋や囲碁を習っていない人から見ると、将棋と囲碁は似ていてよくわからないと思われているようです。
今回は、将棋・囲碁の費用相場の違いや、習い事での内容の違いをご紹介します。子供の習い事に将棋か囲碁、どちらにしていいかわからない、という方の参考になればうれしいです。
目次
将棋の費用相場と習い事の内容とは?
まず、将棋の費用相場と習い事の内容を確認していきましょう。
将棋の習い事の費用相場は?
将棋の習い事の費用相場は、以下の通りです。
【将棋教室】
入会金・・・5,000円~
月謝・・・5,000円~
【将棋道場】
中学生以下・・・400円~700円/半日~1日
高校生・・・600円~1,200円/半日~1日
将棋の習い事は、入会金月謝ともに5,000円前後~が費用相場です。
個人教室の場合は入会金がなかったり、レッスンの時間や通う回数によって差が出ています。
カルチャーセンターなどに入っている習い事教室の方が安いことが一般的ですが、将棋教室の場合は関係ありませんでした。
また、道場に関しては利用時にかかる費用相場はどこもほぼ同じでした。
将棋の習い事にかかるその他費用は?
子供の将棋の習い事の場合、年に数回の将棋大会がありますが、大会への参加費は500円~1,000円前後です。
級や段などの認定料は無料で、正式な免状・認定状と呼ばれるものは有料です。1級までは4,400円、それより上の段位になると万単位の費用がかかります。
将棋を習う場合、家で練習するようの盤と駒があった方がいいでしょう。
盤と駒はセットで2,000円~5,000円くらいで購入できます。
もちろん、本格的な将棋盤や駒はとても高いので、まずは折り畳みタイプなど子供の好きなタイミングですぐに使えるタイプを購入すれば良いでしょう。
将棋教室によっては、詰将棋などのワークや定跡の勉強用に教本を購入する場合があります。先生が薦めているものを購入するのですが、高くても1冊2,000円以内で購入できます。強制での購入ではなく、希望者のみという教室もありますので、確認してみるといいですね。
将棋の内容とは?
将棋は、相手の玉を取ることで勝ちが決まるゲームです。あらかじめ役割を持った駒を配置するところからスタートします。
相手の駒を取った場合、自分の駒として使えるところが、将棋最大の魅力。戦型や戦略を考えながら、いかに有利に駒を進めるかが勝利へのカギとなります。
論理的に考える点では囲碁も同じですが、相手の玉を取った方が勝ちである将棋は、不利な状態からでも巻き返せる可能性があるゲームと言えるでしょう。
囲碁の費用相場と習い事の内容とは?
次に囲碁の費用相場と習い事の内容を確認していきましょう。
囲碁の習い事の費用相場は?
囲碁の習い事の費用相場は以下の通りです。
【囲碁教室】
入会金・・・0~10,000円前後
月謝・・・8,000円~
【囲碁サロン】
子供・・・1,500円~/1日
囲碁のレッスンは、1回2,000円~といった回数制でのレッスンが多く、週に何回通うかで月の費用が決まります。週に複数回通う場合は、月の費用が3万円近くになることもあり、一般的な子供のレッスンとはタイプが違うようですね。
また、囲碁サロンで教室をやっている場合もありますが、単発でサロンに参加する場合は、1日で1,500円前後から参加できます。詳しくは通える範囲にあるサロンに問い合わせてみましょう。
囲碁の習い事にかかるその他費用は?
囲碁の大会に参加する場合の参加費は1,000円~が一般的です。級の認定は1級までが1,000円~6,000円以下。段位の認定は万単位ですので、上達が見込める場合は、費用がかかることを想定しておいた方がいいでしょう。
家庭で練習する用の囲碁の盤と駒のセットは、2,000円~8,000円前後。将棋と同じく、費用が高い物は万単位なので、子供のうちは折り畳み式の盤がおすすめです。
囲碁の内容とは?
将棋と同じように、線が引かれた盤の上に、碁石をおいてより多くの面積を取った方が勝つゲームです。将棋のように碁石には役割がないので、白か黒かのみ。
駒に役割がある将棋とは違い、碁石を使って自由に戦略を組めることが囲碁の魅力。そのため、小さな子供から年配の方まで幅広い年代で楽しまれているゲームと言えるでしょう。
費用相場を含めた将棋・囲碁の違いを知り子供に合う習い事を検討しよう
将棋・囲碁ともに、相手を読み、先を読みながら勝利を勝ち取る習い事です。集中力や論理的思考が身に付くことはもちろんですが、礼儀が身に付く習い事としても人気があります。
難しいと思われがちではありますが、子供は柔軟に吸収していけるので、多少レッスン時間が長くても楽しんで通っている子供がとても多いことに驚かされます。
じっくりと考えることで勝つ。そんな成功体験は、自己肯定感にもつながるでしょう。費用相場からも将棋・囲碁の習い事を考えていただき、どちらの習い事がお子さんに向いているか、検討してみてくださいね。