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【子供の習い事】生きる土台を培うドラムの効果と応用性

音楽

 

監修者:ララボ運営責任者・子供プログラミング家庭教師  石川大貴

ドラム

バンド演奏に欠かせないドラムはベースやピアノとともにリズム感を生み出すリズム楽器。バンドをやる人だけではなく、子供の習い事にもドラム教室があるのはご存じですか?

保育園や幼稚園の音楽会などでドラムを演奏したことがある子もいるかもしれませんね。実は子供の成長にとってドラムの習い事は、ある意味土台を培う効果が期待できるんです。

今回は「子供の習い事としてのドラム」について、その期待できる効果について簡単に紹介します。

子供の習い事選びに迷っている方、ドラムに興味がある方の参考になればうれしいです。

子供がドラムの習い事で得られる3つの効果

 まずはドラムという習い事で得られる効果は次の3つが考えられます。

 1.リズム感が鍛えられる

2.運動能力が鍛えられる

3.脳全体が活性化される

ドラムでリズム感が鍛えられる

ドラムはリズムを生みだす楽器ですので、リズム感が鍛えられます。一定のリズムをキープする、テンポキープがドラムに求められる一番の役割です。

少し話はそれますが、私達は一番始めにリズム感を感じるのはいつだと思いますか?

それはお母さんのお腹の中。お母さんの心臓の鼓動です。

心臓の鼓動はメトロノームではないので、ずっと同じテンポを刻むわけではありませんが、お腹の中にいる10か月もの間、母親の心臓のテンポで安心感と心地良さに包まれています。

一定のリズム=心地よいものと感じる私達は本能的にリズムを奏でることで安心を感じることができるんですね。

リズム感を鍛えることで、運動能力や脳の活動にもメリットがあることは後にご紹介していきますが、一番の元となるのは安心感。

安定したリズムによって安心できる時間、心地よいと感じる時間を作れるということになります。

ドラムで運動能力が鍛えられる

ドラムで運動能力が?なんで?と思われるかもしれませんね。

人間は、歩く、走る、自転車をこぐ、ボールを投げる、縄跳びを飛ぶ、字を書く、など人の運動活動には一定のリズムがあります。

私達の耳に聞こえてくる音もそうですね。エアコンの音、鳥のさえずり、車やバイクの音にもリズムを感じます。

母親のお腹の中で聞いていた心音のリズムをベースに、外の世界にあるさまざまなリズムを把握し、記憶していきます。

うまく体を動かせない、例えば縄跳びがうまく飛べない場合、トントンタンタンなどのリズムで把握することで、飛ぶという運動を補佐することができますよね。

実は、「リズム感」と「運動能力」というのは密接に結びつくことも多いのです。

耳で聞いたリズムを把握して、体に動きを伝える。リズム感が鍛えられることでタイミングよく体を動かすことができるので、運動能力が上がり鍛えられる結果となります。

ドラムで脳全体が活性化される

脳科学的な観点から考えてみると、リズムを始めとする音や音楽を処理する脳は、全体的に活性化しています。

音の高さ(ピッチ)の把握から、一定のリズムを一時記憶して、同じパターンを繰り返し体に伝えることは、脳のさまざまな部分が連携してなせる業。

楽器演奏が脳トレにいいという話は、この辺りが関係しているでしょう。

このようなことから考えても、子供時代から脳全体が活性化される刺激(ドラム)に触れることのメリットは十二分にあると考えられますね。

子供が習い事でドラムを始めやすい理由

あまり知られていませんが、ドラムは小さな子供でも始められる楽器です。その理由を3つ、簡単にご紹介していきましょう。

1.叩けば音が鳴るため楽器演奏のハードルが実は低い

2.楽器等の持ち運びがない

3.音楽に合わせてリズムを叩くのでレッスンが楽しい

叩けば音が鳴るため楽器演奏のハードルが実は低い

「子供にドラムなんて難しいでしょう」と思われるかもしれませんが、楽器演奏の中でも実はハードルが低いドラムという楽器。

なぜなら、スティックで叩けば音が出るという単純なしくみなので、小さな子供でもすぐにドラムを楽しめることができます。(上手に叩くのはもちろん訓練が必要ですよ)

両手両足をフルに使って、ビートを刻むとなるとすぐには難しいかもしれませんが、それはどの習い事も同じですよね。

そもそも音を出す事すら難しいリード楽器やバイオリン、手の大きさや力的に習得に時間がかかるピアノやギターに比べると、初回から音楽に合わせてリズムを楽しむことができるドラム。

「できた!」という自己肯定感を得やすく、「もっとやりたい!」というチャレンジ精神が生まれやすいのがドラムなのです。

楽器等の持ち運びがない

持ち物が少ない音楽の習い事で考えると、ボーカルの次に持ち物が少ない楽器と言えます。

自分用のスティック、楽譜、の2つですね。スティックも楽譜も使わない先生もいますので、持ち物が何もない場合もあります。

新しいことを始める時は、工数はできるだけ少ない方が始めやすいです。

特に子供の場合、習い事に行くためにあれこれ用意をしていることで、行く気が失せてしまったり、持ち物管理がうまくできなくて嫌になってしまうことがよくあります。

その点、ドラムの場合は、最悪、自分の体一つでレッスンを受けられるのでとても身軽です。親も管理の負担がないので、親子で気軽に通えます。

音楽に合わせてリズムを叩くのでレッスンが楽しい

レッスンでは、ほとんどが何かしらの音楽に合わせて演奏します。

課題曲、好きなポップスの曲、アニメソングなどの音楽をかけて、最終的には合わせて演奏するので、想像以上に楽しいと感じるでしょう。ちょっとだけ、自分がうまくなった気持ちになれるのも、セッションの効果です。

うまく演奏できてもできなくても、「音楽=楽しい」という感覚を味わえるので、レッスン自体が楽しくて仕方がないことが多いです。

ドラムの習い事でリズム感がつくと子供の将来に役立つ5つのこと

ドラムの習い事をしてリズム感が身についてくると、例えばこんな良いことがあったりします。

1.どんな楽器演奏にも役立つ

2.身体を動かすダンスや運動にも役立つ

3.ワーキングメモリが鍛えられるので学習効果が高まる

4.会話のリズムやテンポを把握できるためコミュニケーション能力がUPする

5.ストレス解消・快感脳・達成感から前向きに生きるモチベーションが上がる

どんな楽器演奏にも役立つ

ドラムでリズム感を鍛えておくことで、その後、どんな楽器を始めるにしてもリズムの基盤が出来ています。

テンポキープができるということ、テンポを感じながら音楽を聴けるということは、上達のスピードが変わってきます。

音楽を続けるにあたって、どこかの段階でリズム感を鍛える工程が入ってきますが、ドラムを習っていた場合は、この工程が不要になるということです。

他の楽器に手を出すときにも、音楽の素養ができているためすんなりと進めていける可能性が高まります。

身体を動かすダンスや運動にも役立つ

すでにご紹介しました通り、ドラムは運動能力が鍛えられるので、ダンスやスポーツを始めるにあたっておおいに役立ちます。

リズム感、テンポ感を自然な感覚として身に付けていること、リズムやテンポに合わせて腕や足、体を使ってきた経験が土台となり、応用としてダンスやスポーツに活かされるというわけですね。中学校ではダンスの授業もありますので、体育で約立つかもしれませんね。

ワーキングメモリが鍛えられるので学習効果が高まる

ドラムでリズムを生みだすことで、脳全体を使うためワーキングメモリが鍛えられます。行動や言動の動きがスムーズになったり、記憶などの学習効果にもメリットが出てきます。簡単に言えば、「頭がよくなる」可能性があります。

ドラムを習うと、箸などで茶碗を叩いたり、鉛筆で机を叩いたりするので、音がうるさくて困るという親の声もありますが、学習面でも大きなメリットがある脳トレだと思えば許せるのではないでしょうか。

勉強に直接的につながっている感じがないドラムですが、実は学習がメインの学生時代の脳にいい影響を与えるわけですね。

会話のリズムやテンポを把握できるためコミュニケーション能力がUPする

ここまでご紹介してきますと、世の中、生きているだけでいろんなリズムに触れていることがわかります。

リズムやテンポ、と言えば、ビジネスなどで重要となる会話にも存在しますね。「リズムのいい話し方」「テンポ良く返答する」など相手を心地よくさせるための会話術があるということは、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

会話のリズムを崩さない、ノリがいい、ということは円滑なコミュニケーションを築く上で大きなメリットがあると考えられます。

ストレス解消・達成感から前向きに生きるモチベーションが上がる

体全体を使って楽器を叩くドラムは、結構な全身運動になります。

椅子に座るおしりを中心に、両手両足が動きますし、腕を上げたり下げたりすることは思っている以上に筋肉を使いますので、ストレス解消になるんですね。

さらに、ストレスが解消されることで達成感も感じやすいので、人生前向きに生きるモチベーションUPにもつながります。

まとめ|ドラムは子供にとって総合的にメリットが多い習い事

ここまでドラムの習い事が子供に与えるメリットをご紹介してきました。

ここまで読んでいただけると、子供にドラムの習い事をさせてたくなってきたのではないでしょうか笑?

デメリットがあるとすれば、「自宅に楽器を置くのが難しい」ということ。置くとすれば、消音タイプのドラムを置くか、部屋の防音対策が必要になってきます。

ドラムは小さな楽器ではありませんし、音もかなり響きますので、簡単な対策では済まないので、ある程度の費用がかかってしまうところでしょう。

たいてい自分専用のマイスティックがあれば、家の机を叩いたりすることで練習は可能です。

レベルが上がってきたら音色へのこだわりやペダルの感覚など、微調整が必要になるので、楽器が欲しくなったり、必要になったりするかもしれませんね。

その辺りは、実際にドラムを習い上達してから考えるとして、子供のうち、特に初心者のうちは自分の身体1つで気軽に教室に通えるという点でも続けやすい習い事だと言えるでしょう。

子供の将来につながるメリットが多岐にわたっているドラムの習い事。

子供が生きる上での土台部分を培うことができ、楽器演奏に限らない応用性があるのであれば、趣味という考え方だけではなく、教育という観点からも優れた習い事です。

とは言え、子供の興味が最重要です。どこかで見聞きして「ドラムをやってみたい!」と言い出した子供には、意志を聞いてからドラム教室選びを検討するようにしましょう。

参照記事:音楽は運動に効果的? 「脳科学からみる運動と音楽の関係」
参照記事:ドラムを演奏している人の脳の中ではどんなことが起こっているのか?
参照記事:楽器演奏で脳活性!…でもただやるだけでは意味無し

この記事を書いた人

ララボ編集部

ララボ編集部では、幼児から高校生までの子供を持つママライターやパパライターが子供の習い事に関する情報を執筆しています。日々情報を発信する習い事の専門家として、「将来の選択肢が広がる」ことをミッションに子供から大人まで役立つ内容を発信しています。

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