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独学?教室?何から始めればいいかわかる高校生からのプログラミング

プログラミング

 

監修者:ララボ運営責任者・子供プログラミング家庭教師  石川大貴

プログラミング

小学校、中学校に続き今年2022年から高校の授業でもプログラミングが導入されました。また2025年には大学入試共通テストで「情報」の科目が追加されます。情報化社会を生きるこれからの将来のために、プログラミングを勉強した方がいいと思っていませんか?

今回はプログラミングの勉強に興味がある中学生、高校生のために、プログラミングの学び方について具体的な方法を丁寧にご紹介します。

中学生・高校生からプログラミングを始めるメリットとは?

メリット①将来の仕事で役立つスキルである

まだ高校生の段階だと、時代の流れが変わってきていることに気づかないかもしれません。それでも時代は明らかに変化していて、とても早いスピードで世の中の「IT化」「自動化」が進んでいます。

「自動化」というのはつまりはプログラミングされた物のこと。あなたの身の回りにある自動販売機も自動ドアもすべてプログラムされている物です。これからの時代はお掃除ロボットのような高度な「自動化された物」も私たちの身の回りに増えてくるでしょう。ということは、誰かがそのプログラムを作っているわけで、プログラムを作るにはプログラミングが必要になってきますよね。

将来の職業としてプログラマーは社会から必要とされる仕事です。そのスキルを身に付けておくということは、将来の仕事に役立つ時がくるかもしれないということです。高校生の今、プログラミングの学習を始めるということは、直接仕事へ結びつくスキルを今から身に付けておくということになります。学習しておいて損はありません。

メリット②プログラミングを通して様々な力が圧倒的に伸ばせる

そもそも「勉強」には2つの側面があります。それは、「コンテンツ」と「トレーニング」の2つです。コンテンツとは、学ぶ内容そのもので今回の場合はプログラミングスキルのこと。そしてトレーニングとは、その学習過程で伸びる様々な能力のことです。

プログラミングの場合、このトレーニングのメリットは計り知れません。集中力論理的に考える思考力が伸びるのはもちろんのこと、正解にたどり着くまで繰り返してやる根気強さ試行錯誤する力、自分の頭で作品を作り上げていく発想力創造力、分からないことは自分で調べ自分で学習していく学習能力などが鍛えられます。

プログラミングを勉強する前と、した後では人が変わるように様々な能力が身につきます。これらは、たとえIT以外の道へ進んだとしても使える一生物の力になります。

メリット③プログラミングは早くから始めた人が有利な世界である

プログラミングというのは、完全に「積み重ねの世界」です。一足飛びでいきなり難しいことをするのはまず不可能で、最初から地道に理解を1つ1つ積み重ねていくことで、段々と理解が深まり、できることも増えていきます。勉強した時間と実力が比例するような、ある意味、努力を裏切らない世界です。

だから、中学生や高校生から始めた人はそれだけ勉強時間を積み重ねることができるため絶対的に有利になります。興味があるならば早く始めておいて損はありません。

今からでも遅くない!高校生から始めるプログラミングの学び方

プログラミングする子供

まず始めに、どうしてプログラミングを勉強していこうと思ったのでしょうか?

これから学校でもプログラミングを習うから?
プログラミングが出来た方が将来役に立ちそうだから?
ゲームやアプリを作ってお小遣い稼ぎをしたいから?
それとも、何となくやってみたいから?

どんな目的であっても良いと思います。プログラミングを始めるきっかけには十分な理由です。では実際にプログラミングの勉強を始めるには、どうすればいいのでしょうか?4つに分けて具体的な方法をご紹介していきましょう。

通っている中学、高校の授業で学ぶ?

2022年から高校でもプログラミングが必修化されたので、学校で勉強する方法です。ただし、結論から言うと、この記事で紹介しているようなプログラミングを、いま通っている学校の授業だけで学ぶのは無理です。

小学校、中学校、高校でもプログラミング教育が始まり、2025年には大学共通テストで「情報」科目が追加されることになりましたが、ここでいう「情報」はプログラミングとはだいぶ意味合いが変わります。(参考:文科省「大学共通テストの情報科目追加の資料」

情報化社会についての幅広い知識であったり、学校で扱うプログラミング教育は、数学理科など他教科と組み合わせて考えたり、グループワークで身の回りの課題解決に取り組んだりするもっと総合的な学習です。

それはそれでダイナミックで良い点もありますが、スキルとしてのプログラミングを学校で学ぶのには無理がありますので注意が必要です。あくまで「プログラミング」をやりたい場合は他の手段が必要です。

普通の学習塾で学ぶ?

学校での必修化にあたり、勉強系の学習塾でも一部プログラミングを扱っているところがあるようです。通っている塾があるのであれば、直接問い合わせてみるのも良いでしょう。

ただ、これもあくまでプログラミングの専門ではないため、塾の先生がプログラミング授業用のパッケージをそのまま利用して授業をしているケースも少なくないでしょう。体験程度にやってみるのは良いですが、本格的にやるならば他の手段を検討しましょう。

プログラミング教室で学ぶ

全くの初心者であれば、一番確実にプログラミングが学べる方法です。首都圏であれば大人向けではなく、子供向けのプログラミングスクールもたくさんあります。近くにない場合は、オンラインスクールから探すのが良いです。

またプログラミングといっても言語の種類は様々あります。ホームページのようなものを作りたいのか、スマホアプリを作りたいのか、ゲームを作りたいのか、ロボットをいじりたいのかなどによって取り組む言語が変わります。目的に合わせて教室を選びましょう。

習い事の中では費用は高めの部類ですが、得られる経験を考えればコスパは決して悪くありません。親御さんとよく話しあって決めましょう。

独学で学ぶ

ネットが普及した現代なら、ネットをうまく使って独学で勉強していくことも可能です。ただし、現実問題として挫折する人も多い(大人も含め)ことは知っておきましょう。

挫折するポイントは、大体最初で訳が分からなくなって辞めるパターンか、途中で分からないことが出てきて解決できなくなるパターンです。逆にプログラミング教室に通う場合のメリットは、最初を丁寧に順序よく教えてくれることと、分からないことが出てきた時にいつでも質問ができる点です。

勉強の仕方さえコツを掴めばむしろ独学のような形でもコスパが良かったりもしますが、完全に一から独学の場合は自分で選んで勉強していく必要があるので、いくらネット上に情報が溢れているとは言っても、どん詰まりになることがあります。

地道に黙々と勉強することになりますが、かたっぱしから情報を読んでどんどん試していく行動力があれば、独学でも十分にプログラミングを学ぶことができますよ。

【実践】今すぐプログラミングを始める行動を起こす4つの手順

プログラミング教室の場合①情報を集めながら、目的を決めよう!

まずは検索して、中学生高校生が通えるプログラミングスクールを探してみましょう。オンラインでも十分可能ですが、やはり分かりやすさや熱量で言えば対面の方が勝ります。その辺りは近くにあるかどうかでも選択肢が変わるでしょう。

そして、ホームページを見ながら「何を学べるか」のコースやプログラミング言語の説明を読んでください。先述の通り、プログラミングは目的によってやることが変わります。その説明を読みながら、「自分のやりたいものはこれだ!」という目的をはっきりとさせていきましょう。

・HTML / CSS →ホームページやwebページを作れる
・Javascript →動的なwebページや、ゲームなどを作れる
・unity →ゲーム作成のための総合ソフト
・php / Ruby / python など→webサービスなど大体なんでも作れる
・swift / Java など →スマホアプリを作れる
・C言語 → ロボットを動かしたり、ソフトウェアを作れる

かなりざっくりですが、それぞれできることが違うのでスクールの説明を読み、イメージを膨らませながら興味のあるものを選ぶと良いでしょう。

また、子供向けのプログラミングスクールは、小学生をメインターゲットとしているケースが多く「scratch」を扱っている所が多いです。スクラッチとは、子供でもプログラムしやすいように作られた学習教材です。初心者には非常にとっつきやすく、トレーニングとしては良いので中高生でも初めの一歩としてはアリかもしれません。ただし、中高生であれば上記のようなプログラミング言語に挑戦できる頭は既に持っていますので、ぜひ本格的なプログラミングに挑戦してみましょう。

本格的に仕事に使えるくらいのレベルまでやりたい高校生は、子供向けではなく大人向けスクールに混じってやるのも良いです。その場合はかなり高額にはなりますがしっかりやればスキルは身に付きます。

プログラミング教室の場合②親を説得し、体験レッスンに参加しよう!

目的さえはっきりとすれば、あとはその言語が学べるコースがあるプログラミングスクールに通います。たいてい体験レッスンがあるので、まずは体験に参加してみてください。その感覚で自分に合うかどうかが大体わかるはずです。楽しそうだなと思ったら、迷わず入会して勉強しましょう。あとは、講師が上手に誘導してくれるはずですので学習を進めるだけです。

1つだけ注意点として、教室に通った場合に週に1回のレッスン中だけの勉強ではそれほど上達しないことは覚えておきましょう。英会話などもそうですが、プログラミングも英語も絶対的に量をこなすことがまず必要です。上達を望むのであれば、レッスン中以外の時間に自分でどれだけやれるかにかかっていることも覚えておきましょう。

また、費用が毎月かかっていくので親御さんにきちんと話をすることを忘れずにやりましょう。

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独学の場合①まず本、もしくはwebサービスで基礎を勉強しよう!

独学の場合には、まず最初に何をやるかが肝心です。

プログラミングはある程度分かってくると自分でスラスラと学習していくこともできますが、最初で訳がわからなくて辞めるケースが多いのです。なので、最初は初心者向けの市販の本、もしくはwebサービスで基礎を勉強してください。

webサービスとは例えばprogateなどのようなサイトです。言語ごとにレッスンがあり自分で基礎学習を進めていくことができます。無料である程度まで学べ、途中から有料レッスンに切り替わる形です。まずは無料内で進め、もっとやれそうなら有料レッスンを購入するのもアリです。

最初に何のプログラム言語をやるかについては、作りたい目的が決まっていれば良いですが、特に決まっていない場合にはHTMLとCSSから始めるのがおすすめ。厳密にいうと、これらは見た目をいじるデザイン領域に近く、純粋なプログラムではありませんが、難易度が他に比べると優しいです。

最初にまずはHTML/CSSで慣れたら、他の言語を勉強するのが良いでしょう。ただ優しいといっても決して簡単ではありません。順を追って学習すれば大丈夫ですが、ある程度理解するまでは訳がわからなくなります。本やprogateを利用して着実にやっていきましょう。

独学の場合②オリジナルの作品作りに取り組もう!

独学でやる場合には、本やwebサービスを基礎を学んだら、次に何か自分が作りたい、形にしたいオリジナルの作品作りに挑戦してみると良いです。

「え、いきなりハードル高くない!?」と思われるかもしれませんが、本やwebサービスレッスンで、教科書通りに言われたことをただ進めているだけでは実力は身につかないのもまた事実です。

本来プログラミングは「何かを作るためのもの」です。そこが本質です。学習自体も自分で進められるものなので、自分でやりたいことをどんどん形にしていくのが良いです。ただし、いきなり複雑で大きなものは当然作れません。学習したことを活用して作れそうな小さな作品を作ります。

例えば、HTML / CSSを勉強したならば、自分のホームページを作ったり、学校のクラス紹介のページなどを作るのも良いでしょう。その中で分からないことや解決できないことが沢山出てくるので、その都度インターネットで検索してください。検索のコツとしては、「言語名 解決したいこと」で検索をかけます。例えば「html 表を作る」 「css 背景の色を変える」「css 画像を左右真ん中に」などです。やっているうちにコツが掴めてきます。

あとは「解決できるまで検索する→試してみる」という工程をできるまでひたすら繰り返します。

なお、どうしても自分の力では解決できずどん詰まりになることもあるかもしれません。そういう場合は、2時間でも3時間でも粘ることも勉強には良いですが、yahoo知恵袋quitaなどようなエンジニア質問サービスがあるので無料で質問してみると誰かが教えてくれます。

それでもきつければ、MENTAのようなサービスを使えばいつでもチャットで質問ができる先生を探すことも可能です。この場合は有料なので親御さんと相談しましょう。

そういった形で、「基礎を学習」→「それを使ってオリジナル作品作り」を何回も繰り返していく中で理解が深まり、実力がついていきます。

悩む前に行動をおこせば高校生でもプログラミングを始めることは可能!

高校生から始められるプログラミングの学習方法についてご紹介してきました。 目的を決め、勉強する方法を決め、行動する。簡単に思えるようで実際に行動を起こす人は多くありません。 

まずは情報を集めてみる、目的を決める、プログラミング教室に体験に行ってみる、プログラミングの本を買ってみるなど、悩みすぎてしまう前に行動を起こしてみましょう。 

頑張って勉強してみてくださいね。面白い世界が目の前に広がっていくかもしれませんよ!

この記事を書いた人

ララボ編集部

ララボ編集部では、幼児から高校生までの子供を持つママライターやパパライターが子供の習い事に関する情報を執筆しています。日々情報を発信する習い事の専門家として、「将来の選択肢が広がる」ことをミッションに子供から大人まで役立つ内容を発信しています。

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