キッズプログラミングの習い事が必要になるケースについてご紹介します。
周りがどんどんとキッズプログラミング教室に通い出すと、「うちも始めたほうがいいんじゃないの?」と焦ってしまいませんか?
でも、キッズプログラミングって本当に習い事が必要なのか、疑問に感じている人もいるでしょう。
キッズプログラミングの習い事をさせた方が良いのかどうかは、いくつかのポイントによって判断できます。
今回はキッズプログラミングに行くべきかどうか悩んでいる人に、習い事が不要なケースと必要になるケースの両方をご紹介します。
目次
キッズプログラミングは親が教えれば習い事は基本的に不要?
キッズプログラミングでやる内容は自宅で独学することも可能です。
まず、キッズプログラミングは基本的に市販の参考書を元に自宅で独学が可能なため、絶対に習い事が必要というわけではありません。
キッズプログラミング教室は、月謝が1万円以上するケースも多く、意外に高額です。
そのため、キッズプログラミング教室に通わせるかどうかで悩んでしまう家庭も多いでしょう。
小学校でプログラミング学習が導入されると聞いて、多くの親御さんが「やらせた方がいいのかな」と心配になっていることでしょう。
プログラミングは、2020年から始めて授業に導入される必修内容であり、キッズプログラミング教室に通わないとついて行けないような高度なプログラミングの授業がいきなり学校で行われることはありません。
そのため、学校の授業が始まったら、「あれ?こんなに簡単だったら、習い事に行く必要ないじゃん!」と思う可能性も十分にあります。
恐らく、キッズプログラミングに通わせたいと思っているご家庭では、勿論「将来役立つから」と考えて子供に習わせているケースもあると思いますが、「学校の授業についていくため」と考えて習わせているケースもあると思います。
後者の場合には、学校の授業だけで十分に子供が理解できてしまうと、経済的に無理をしてまでキッズプログラミングに通わせる意味がなくなってしまうかもしれません。
当然、キッズプログラミングでやることの方が学校の授業よりもレベルが高く、しっかり身につければ決して高くない投資となるでしょう。
「学校の授業についていけなくなると困るから」という程度のモチベーションで始めてしまった場合、キッズプログラミングの習い事が毎月の月謝の出費に見合うと感じられず、後悔してしまう人も出て来ます。
そのため、「学校の授業対策」のためにキッズプログラミングを子供に習わせたいと考えている家庭は、思い直した方がいいかもしれません。
学校で扱うプログラミング学習は、あくまで簡単なプログラム体験であり、各教科(算数・理科・総合など)の理解をより深めるためでもあります。
学校で扱うような内容であれば、プログラミングは自宅で独学することも可能なので、「小学校に入る前にキッズプログラミングに入会させなきゃ!」と慌てる必要は全くありません。
キッズプログラミング教室でやることは、より進んだプログラミングの内容ですので学校のプログラミング学習とは別物と捉えても良いくらいです。
あくまで、「プログラミングに強い関心を持った子供」が、より高度なプログラミングスキルを学んだり、より思考力や想像力を高めるために通うと考えると良いでしょう。
一方で、家庭環境や子供の性格によっては、キッズプログラミングの習い事が向いている場合もあります。
キッズプログラミングの習い事を子供にさせた方が良い3つのケースを、次にご紹介しましょう。
キッズプログラミングの習い事が向いているケース①親が全くのITオンチ
親がプログラミングに限らず、パソコンを全く使わないような仕事をしている場合には、子供にキッズプログラミング教室に通うことを検討するのも良いです。
子供が学校のプログラミングの授業についていけなくなってしまった時や、独学で理解できない場合、「親がサポートできる」というのが大きなポイントになります。
親が市販の参考書やネット上の無料教材などを見ながら、子供にプログラミングを教えられる場合は、キッズプログラミングの習い事に通わせる必要はありません。
しかし、親が市販の参考書を見ても子供の質問に答えられなかったり、そもそもパソコンの使い方に慣れていない場合、あるいは共働きで子供に教えてあげる時間がない場合は、キッズプログラミングに通ったほうがおすすめです。
キッズプログラミング教室で子供のつまづきを解消するようにすると、プログラミング学習も楽しく進めていけますので、早めにわからない部分を解決するようにしましょう。
ただし、キッズプログラミング教室は、都心には数が多いですが、まだまだ地方では数が足りないこともあり、必ずしも近所に教室があるとは限りません。
近所にキッズプログラミングがない場合は、オンラインに挑戦してみるのもおすすめです。
オンラインのキッズプログラミングであれば親の送迎が不要で、自宅にネット環境とタブレットやPCがあれば、いつでも始めることが出来るので挑戦しやすいのが大きな魅力になっています。
月謝も通学よりオンラインの方が安い傾向があるので、少しでもキッズプログラミングを安く受講したい人にメリットがあります。
キッズプログラミングの習い事が向いているケース②親の説明じゃ理解できない
親がプログラミングの説明をしても理解できない場合は教室通いが必要です。
親がプログラミングについて多少知識があり、子供に教える時間があったとしても、親の説明が下手で子供がなかなか理解できない場合も、キッズプログラミング教室に通った方が良いでしょう。
一般家庭でもパソコン操作が簡単に出来るお父さんやお母さんがいれば、実はキッズプログラミングくらいの内容であれば、簡単に教えることができます。
市販にはキッズプログラミングで有名な「スクラッチ」のやり方を子供向けに易しく説明した書籍なども沢山出版されており、大人でもちょっと読めば理解できるでしょう。
しかし、「知識がある人=人に教えることが上手い」とは限りません。
いくら知識があったとしても、人に教えることが下手な人の場合、なかなか子供の成長を助けてあげられない可能性があります。
その場合、人に教えることが上手なプロに任せてしまった方が、子供は才能を開花させることができるかもしれません。
キッズプログラミング教室では、子供の扱いに慣れている先生が多く、「子供にわかりやすい説明」ができるのが特徴です。
大人同士だったらわかることも、子供が相手だと専門用語や語彙が難しいとなかなか理解してくれないので、説明するのも一苦労します。
子供がわかりやすいように言葉を噛み砕いて、丁寧に教えることができるのが、キッズプログラミング教室の魅力です。
普段から子供の扱いが苦手だと感じているお父さんやお母さんの場合、自宅で子供にキッズプログラミングを教えるのは、想像以上に骨が折れる仕事になるでしょう。
子供へ教える時間や労力が限られている場合、自分で教えてみて子供が内容を飲み込めていないようであれば、キッズプログラミング教室に任せてみるのも一つの手段です。
ただし、キッズプログラミング教室でも、講師の指導力には「個人差」があります。
全ての講師が子供への教え方が上手いわけではありません。
子供は相性の良い講師と出会うことで、才能を発揮できるようになる傾向がありますので、出来るだけキッズプログラミング教室の無料体験を使用して、事前に講師との相性をチェックしておきましょう。
子供が「わかりやすい!」と手ごたえを感じている場合はそのまま契約をしても良いですが、無料体験を受けてもあまり子供の反応が良くない場合は、別のキッズプログラミング教室を見て比較してみましょう。
1ヶ所だけでは子供に合う教室かどうかわからないため、候補の教室を2、3ヶ所体験することをおすすめします。
複数のキッズプログラミング教室を見てみることによって目が肥えてくるので、料金の相場や講師の質の違いなども徐々にわかるようになってくるでしょう。
キッズプログラミングの習い事が向いているケース③パソコン操作に苦手意識がある
パソコン操作が苦手な場合は、キッズプログラミング教室で事前に慣れておくのが◎。
子供が機械音痴で、パソコンやタブレットなどの操作を嫌がる場合、いきなり学校のプログラミングの授業でパソコンやタブレットを使用することになると、苦手意識が働いてしまい、プログラミングが嫌いになってしまう可能性があります。
プログラミングの考え方が苦手というのであれば諦めもつきますが、機械操作が苦手でプログラミング嫌いになってしまうのは勿体ないことですよね。
また、将来どんな職業につくのであれ、パソコンを使う可能性はかなり高いです。ましてや子供たちが大人になる10年後20年後は、今よりももっとIT化が進んでいることは間違いありません。
そのため、機械が苦手な子供の場合、キッズプログラミング教室に早めに通わせて、機械操作への苦手意識を少しでも軽減しておくことも大切です。
人より早めに機械操作に慣れておくことによって、学校で自信を持って授業を受けられるようになります。
学校では先生一人が大人数を相手にしているため、授業にマンツーマンで丁寧に機械操作を教えてもらえるチャンスは少ないです。
パソコン操作は自宅で教えることも可能ですが、共働きをしている家庭は、子供に時間をかけて、ゆっくり何度も教えてあげることが難しい場合もあるでしょう。
こういう場合、パソコン操作が苦手な子供は、ますます機械音痴を克服する機会がなく、親にも先生にも言い出せずに、密かにプログラミング嫌いが進んでしまう可能性があります。
子供がゲーム機やタブレットに興味を持ってすぐに使いこなせるようになるタイプであれば良いですが、機械に触るのも嫌がる場合は早めにキッズプログラミング教室を検討してみましょう。
パソコンは「慣れ」が重要です。定期的に何度も触るようになれば、小さい頃の機会音痴は改善する可能性が十分にあります。
機械音痴は大人になってしまうと、ますますコンプレックスがひどくなり、使用しないという方法で対処してしまう人も少なくありません。それだけで未来の可能性を狭めてしまうのはもったいないですよね。
機械音痴を改善するのであれば、やはり若ければ若いほど可能性が高いため、子供が小さい頃からパソコンやタブレットを問題なく使用できるようにしておきましょう。
プログラミングは、パソコンやタブレットなどと一緒に使用することによって効果を発揮するのが特徴です。
つまり、パソコンやタブレットなどの機械操作が出来なければ、プログラミングの知識を持っていたとしても、十分に生かすことができなくなってしまいます。
キッズプログラミング教室を通じて、プログラミングの知識習得と同時進行で機械操作も学んでおきましょう。