小学一年生からスタートしたいお勉強系の習い事をピックアップします。
小学一年生になると、「そろそろお勉強系の習い事をさせた方がいいのかな?」と考え始める家庭が多くなります。
その一番の原因は、小学一年生になると幼稚園や保育園とは違い「成績」がつくため、学校の授業に遅れないようにしないといけないと感じる人が増えるからでしょう。
今回は小学一年生になったら、お友達と学力差が開く前に始めておきたいお勉強系の習い事をピックアップしてみたいと思います。
目次
小学一年生から既に「学力の差」が出ている!
お勉強系の習い事をしてこなかった子は、一年生から苦労する可能性があります。
「小学一年生の頃はそんなに学力差なんてないでしょ」と思っている人は多いかもしれませんが、実際には小学一年生の段階で既に学力差は出ています。
特に、幼児~小学校の低学年にかけては、公文に通っていたり、通信教育で先取り学習している子が多く、入園前に何も勉強をしていなかった子供との学力差は大きいです。
そのため、小学一年生の後半に入り、「大きな数」の単元が始まる頃にはクラスの中でも、「出来る子」と「出来ない子」の差が少しずつ広がる傾向があります。
親が思っているよりも早い段階で勉強に躓いてしまう子が意外に多いため、家庭学習で子供の勉強をじっくり教えてあげることが難しい家庭の場合、早い段階でお勉強系の習い事を始めることを考えても良いかもしれません。
周りの子供と小学一年生の頃から、あまりにも差がつき過ぎてしまうと、子供が勉強に劣等感を抱くようになってしまう可能性があります。
テストを返される度に、周りの子供が100点や90点を取っているのに、60点や50点しか取れない場合、もっと勉強する努力が必要です。
一般的に公立小学校のカラーテストは、80点以上が及第点と言われています。
つまり、いくら小学一年生だからといって、カラーテストで50点や60点を取っているのは問題であり、クラスの中でも「落ちこぼれ」の部類に入っている可能性があるのです。
学校のテストで子供が80点以下を取ってくることが多くなったら、それは子供が学校の授業についていけなくなっている「サイン」です。
日頃から子供とコミュニケーションがよく取れていない家庭だと、子供が学校の授業に遅れていることにすら気づいていない場合もあり、そのまま躓いた単元を放っておけば放っておくほど、ますます授業がわからなくなってしまいます。
そして学年が随分上に上がった頃にようやく子供の勉強の遅れに気づいて、慌てて塾に通わせる親も少なくありません。
しかし、慌てて塾に入れても、子供の学力はちょっとやそっとじゃ、すぐに改善できない場合が多いです。
なぜなら何年も放っておいた躓きは、過去に遡ってやり直しをしないといけなかったり、子供本人が既に勉強嫌いになってしまっている可能性もあるからです。
成績が悪くても本人に改善する気持ちがあれば挽回可能ですが、本人のやる気が無くなってしまっている場合、塾に入れて勉強好きにすることは現実的にかなり困難と言えます。
そうなる前に、お勉強系の習い事をさせて子供に「自分はできるんだ!」という自信を持たせておくことが非常に重要です。
一年生で 算数や国語に不安があるなら「塾」や「通信講座」の習い事
一年生の算数や国語から躓く子は、塾や通信講座で基礎学力を高めましょう。
まず、算数や国語の基礎学力をつけることを重視している家庭には、「塾」や「通信講座」がおすすめです。
一年生の算数や国語は比較的簡単なので、チョットの躓きであれば市販のドリルなどを使って勉強することもできます。
しかし、全体的に飲み込みが悪く、授業についていけないようであれば、長期的なサポートが必要になるため、塾や通信講座を利用して定期的に勉強する時間を作ってあげましょう。
学力を定着させるためには、何度か演習を繰り返す必要があるため、塾や通信講座で繰り返し勉強させることが重要です。
塾と通信講座では、どちらも算数や国語の基礎学力をつけるのに役立ちますが、塾も通信講座も一長一短があります。
塾は月謝が高めで、近所に教室がなければ親の送迎が必要になるというデメリットがありますが、講師がしっかりついてわからない部分をきめ細かくサポートしてくれるというメリットが魅力。
一方、通信講座はスケジュール管理が下手な子供に任せておくと怠けやすく、わからない部分が出てきてもすぐに講師にサポートをしてもらえないというデメリットがありますが、月謝が安く、自宅でいつでも勉強できるので親の送迎の負担がかからないというメリットがあります。
昨今のコロナ禍の影響もあり通信教育に対するニーズも急激に高まっており、今後の家庭学習において一つの主流になっていくのは間違いないでしょう。
例えば、「スマイルゼミ」は、タブレット教材としての完成度が現時点で最も高いといえます。
スマイルゼミの家庭学習教材には下記のような機能が備わっています。
・わかりやすい動画の解説
・自動採点機能があるため親が丸付けする必要がない
・勉強すればするほど子供専用に内容がカスタマイズされる
・紙の教材では難しい反復学習を自動でやってくれる
上記のような素晴らしいシステムもスマイルゼミの魅力のほんの一部です。
学習効率の高さ、お父さんお母さんの負担軽減の面を考慮すると、賢い選択であるといえるでしょう。料金は月3,278円(税込み。注:執筆時価格)
塾が良いか、通信講座が良いかは、子供の性格や学力の遅れ具合にもよりますので、親が総合的に判断しましょう。
学力の遅れがそれほどひどくなく、自己管理が上手&言われたことをしっかり守れる性格の子供であれば通信講座が向いています。
逆に、学力の遅れが目立ち、講師がしっかりサポートをする必要がある場合や、子供が怠けやすい性格の場合は塾の方が良いでしょう。
親が指導に困る「プログラミング」の習い事は一年生から始められる
親が子供に教えられない場合、プログラミングはプロに指導してもらいましょう。
新たに小学校の教育に追加された「プログラミング」も、小学一年生から始めるのにおすすめの習い事の一つ。
プログラミングは親が小学生だった時代にはなかったものなので、親が「教えられないかも」と不安に感じてしまいやすいです。
そのため、親が子供に教えてあげられない場合は、やはり専門の講師がいるプログラミング教室に通わせる方が間違いありません。
プログラミングは、論理的思考を身につけて、問題を解決していく能力を磨きます。
具体的には、パソコンやタブレットを使い簡単な「ゲーム」や「アプリ」を作ったり、ロボットを動かしたりするノウハウを学ぶことができます。
大人のプログラミングの場合は、複雑で専門的なプログラミング言語を使用しますが、子供のプログラミングでは使用しないことが多いです。
プログラミングというと、算数などの難しい知識が必要で、一見難しそうに見えますが、実際には日本語で書かれた「指示」のブロックを簡単に組み合わせるだけで、自由にアニメやゲームを作ることができます。
遊び感覚で挑戦できるので、理数系が苦手な子供にも楽しく学ぶ事が出来るのが魅力です。
理数系が苦手だからといって、プログラミングまで苦手になるとは限りません。
算数の数的思考とプログラミングの論理的思考は、似ているようで違います。
やはりプログラミングは「慣れ」が重要な教科なので、小学一年生から習い事を始めて慣れておくと、学校の授業を楽に受けることができるでしょう。
プログラミングの習い事をする場合、最初の頃は紙で論理的思考の学習をする場合もありますが、最終的にはパソコンやタブレットを使うようになります。
プログラミング教室によってはタブレットを貸し出しているケースもありますが、ずっとプログラミングを習うのであれば、レンタル代金も馬鹿になりません。
習ったことをじっくり家で練習をしたい時にも、自宅にパソコンやタブレットがあったほうが便利なので購入しておくほうがおすすめです。お母さんやお父さんが新しいものに買い換えた時に、古いパソコンを子供にあげるのも良いでしょう。
外国人や英語に抵抗が出る前に一年生から始めたい「英語」の習い事
好き嫌いがはっきり分かれる英語は、早めに習い始めるケースが増えています。
「英語」は習い事の月謝が高く、やっている子とやっていない子の学力の差が大きく出やすい科目の一つです。
早い子は小学一年生になる前から英語の習い事を始めています。
英語を苦手にしている親も多く、国語や算数のように、家庭で気軽に教えられないため、子供の英語力は習い事をしているかどうかによって大きな影響を受けやすいのが特徴です。
英語の習い事をしている子供は、小さい頃からリスニング力を鍛えて、英検にもどんどんと挑戦する傾向があります。
今では小学校で英検3級まで取得するケースも少なくありません。
その一方、英語の習い事をしていない子は、外国人講師とのコミュニケーションが恥ずかしく、文法でも四苦八苦しがち。
英語は好き嫌いが分かれやすく、一度「苦手意識」を持ってしまうと、なかなか克服できなくなってしまうのが難点。
習い事をしている子は英語を好きになりやすく、習い事をしていない子は英語が苦手になりやすいため、できるだけ早いうちから英語の習い事を始めた方がおすすめです。
ただし、英語は国語や算数とは違い、「コミュニケーションツール」としての一面が強いため、英会話の習得には「性格」が非常に大きく影響します。
具体的に言えば、英会話は人見知りや無垢な性格よりも、「社交性」のある子供の方が上達しやすいです。
性格的に元からおしゃべり好きではない子は、言語が日本語から英語に変わったところで、ベラベラおしゃべりな性格になるわけではなく、あまりスピーキングの練習に興味を持ちにくいでしょう。
一方、社交的でおしゃべりな子の方は、「自分の意見を言いたい」という気持ちから、積極的にスピーキングに参加する傾向が強いです。
英語のスピーキングは、とにかく声に出して実践するのが一番なので、話すこと自体が嫌いな人だと、なかなか上達しにくいでしょう。
英語はいかに「自分の意見を伝える気持ち」や「相手の意見を聞こうとする気持ち」が強いかによって、取り組み方に差が出ます。
「人とのコミュニケーション」に興味を持っているかどうかで、英語が上達しやすいタイプか判断できるところがあります。
そのため、社交性がない子供には、英会話の習い事だと苦痛に感じられる可能性が十分にあるでしょう。
また、英語はスピーキングやリスニングを鍛えるのであれば「英会話」、ライティングやリーディングのスキルを磨きたいのであれば「塾」が良いなど、目的によって最適な習い事の種類が異なります。
子供に英語のどのようなスキルを身につけさせたいかよく考えた上で、「英会話」なのか「塾」なのか、英語を習う場所を決めた方が良いでしょう。
英語は今後4技能(読む・書く・聞く・話す)をバランス良く鍛えていくことが求められているため、どのスキルも満遍なく磨くことが重要です。
子供が英語に向くかどうか心配な人は、まずは英会話の無料体験レッスンを受けてみて、子供の反応を見てみるのが良いでしょう。
本人が嫌々受けている雰囲気を感じたのであれば、それ以上無理に続けさせるのは英語嫌いを促進するだけになってしまうので、無理強いをしないように気をつける必要があります。
しかし、本人が喜んで英語のレッスンを受け入れているのであれば、小学一年生になるのを待たず、興味を持った段階で英語の習い事を始めてみるのも良いでしょう。
英語学習においても、「子どものためのオンライン英会話GLOBAL CROWN」や「レアジョブ」などオンラインで自宅で受けられるサービスがあるのでまずは無料で体験してみるのと良いでしょう。