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子どもの競技かるたの習い事について|費用・メリットを紹介

習い事

 

監修者:ララボ運営責任者・子供プログラミング家庭教師  石川大貴

子供の競技かるたの習い事について

「競技かるたって何?」
「競技かるたをやる際のメリットや負担って?」

こういった疑問をお持ちのお父さんお母さんに向けた記事となります。昔はあまりメジャーな競技ではなかったため、親世代にはあまり馴染みのない競技かもしれませんね。

そこでこの記事では、「競技かるたとは何か」「習い事として始める際の費用・負担・メリット」などを紹介していきます。競技かるたは素晴らしい競技ゲームです。その魅力について紹介していきます。

人気急上昇中の競技かるたとは?

子どもの競技かるたとは、百人一首のことを指します。百人一首とは、50枚の札を全日本かるた協会が定めたルールに則って取り合うゲームです。

これまでマイナーだった競技かるたですが、今は割とメジャーな競技として扱われるようになりました。「ちはやふる」という漫画がアニメ化し映画化までに至ったという背景があるためです。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。競技人口も100万人を超えており、日本の文化が好きな外国人も競技に参加しているそうです。

こちらは高校の大会の様子ですが、初めて競技かるたを見る人にとっては驚かされるかもしれませんね。

※高等学校百人一首かるた選手権大会:全日本かるた協会より

競技かるたには、教室・スクールといったものがまだ少なく、学校の部活動や地域のかるた会などに入って習うのが一般的です。通う学校に競技かるた部があるのであれば、部活に入ってやるのが良いでしょう。しかし、ちはやふるの影響があって高校での部活動は増えているものの、小学校や中学校での部活動はまだ少ないのが現状です。

そのため、競技かるたを小学生から習うとなると、かるた会に入るというのが確実な方法と言えるでしょう。ただし、かるた会に入る際には一つ留意しておきたいことがあります。それは、「地域のかるた会は基本的に丁寧なワンツーマンの指導を受けられるのではない」という点。なぜなら、かるた会は営利目的で運営されておらず、大体ボランティアで運営されているためです。ただし、地域によって運営の方針は異なるので、お近くのかるた会に一度お問い合わせしてみると良いでしょう。かるた会に探し方については後述していますので参考にしてみてください。

競技かるたに向いてる子どもと始める年齢について

対象年齢としては、普通のかるたができる3歳からでも可能です。しかし、上達する意欲やコツコツ練習を積める子どもでないと継続するのは難しいでしょう。テレビで百人一首を観たり、実際にやってみて興味を持ったら初めてみるというのが良いかもしれません。

実際に、かるた部に入っている高校生の女の子に話を聞くと、「漫画や映画を見て興味を持って始めた」という人や「小さい頃、おばあちゃんの家に百人一首があってたまたま遊んだら興味を持った」というケースが多いようです。高校生から始めた人、大学生から始めた人なども多く何歳になっても遅いことはありません。

また、小学生にも満たない子どもだと、かるた会の人や運営の人に迷惑をかける可能性もあるため、親がずっと付いていなければいけません。かるた会によっては、「中学生以上から」「札を全部覚えてから」など入会の条件があることもあります。レベル感や練習頻度なども会によって様々です。興味があれば近くのかるた会に問い合わせてみるのが早いでしょう。

また、競技かるたが向いているとされる適正は下記の通りです。

・体力がある
・体幹がしっかりしている
・瞬発力がある
・聴覚が優れている

やったことのない人にとって意外かもしれませんね。上記が重要となってくる適正になります。しかし、これは競技をしながらでも鍛えることができるので、最初から持っておく必要はありません。競技かるたは男の子でも女の子でも取り組める競技です。最初はとにかく「百人一首が好きであること」「練習するほどの意欲があること」が大事です。

子どもが競技かるたをする際のメリット

子どもが競技かるたをすることで得られるメリットは、どのようなものがあるかご存知でしょうか。下記をご覧ください。

暗記力が着く

百人一首は全てのカードを合わせると100枚あります。その中からランダムで50枚(相手陣と自陣のカード)が競技に使われます。

そして、競技かるたとは、それぞれのカードに書かれている和歌(5・7・5・7・7の31文字)とその決まり字を覚えることから始まります。決まり字とは、一定の文字まで詠まれた時点で、取るべき札を確定させられる文字のことです。全部で100枚あるわけですから、そう簡単に暗記するのは難しいでしょう。和歌を何度も暗唱したり、試合を重ねることで少しずつ覚えていくのが一般的です。

子どもも「負けたくない」という一心で暗記するので、勉強に苦手意識のある子でも進んで暗記しようとします。そうすることで暗記力が養われるのです。

学校でのかるた大会で大活躍間違いなし

競技かるたは一般的なかるたとは違い、経験が全てを左右します。1年継続している子どもであれば、恐らく大人でも勝つのは無理でしょう。

学校全体のかるた会もありますが、クラス単位の授業で競技かるたをするような学校もあります。

競技かるたを習っていれば、そういった場面で必ず活躍できます。他の子ども達が面白くないと感じてしまうほどの差がでることもあるでしょう。

経済的負担がかなり少ない

競技かるたは何と言っても経済的負担が少ないです。

学校の部活動でするとなれば、かかる費用は部費くらいのもので、他にお金がかかるようなものはないでしょう。

お金が必要となるのは、かるた会で活動する場合です。ほとんどが月謝ではなく、年会費で徴収する形をとっています。場所によって大きく異なりますが、費用相場は大体年間5000円前後と安価です。

場所を借りる費用や運営事務などに充てられることがほとんどで、スタッフはボランティアで運営してくれています。その他の費用は、かるた本体と、大会への出場費用です。大会への出場費用も場所によって異なりますが、大体1,000~2,000円ほど。

また、詠唱CD(自動で百人一首を詠唱してくれるCD)を購入する方もいますが、今だと場所を選ばないスアホアプリの方が便利です。CDだとランダム再生ができないというデメリットもあります。

服装も、子供のうちはTシャツとジャージで練習や大会にも参加できます。袴を買う必要もありませんので経済的負担は少ないです。

国語や古典への関心が強くなる

百人一首とは、そもそも百人の歌人が作った詩の集合体です。

どれも古文で表現されているため、古文の知識なくしては内容の理解はできません。競技かるたに興味をもった子どもが自主的に詩の意味を知ろうとしたとき、国語や古典への関心も一気に強くなるでしょう。

例えば、百人一首にはこのような詩があります。

思ひわび さても命は あるものを
憂(う)きに堪へぬは 涙なりけり

百人一首より

上記を現代語訳すると、「私はあなたを想っていますがあなたは何を想っていますか?悲しみも続くけれど、命も続いていく、そう想って出てくるのは涙だった」

というような詩です。情緒があってとても良い詩ですよね。百人一首にはこういった素晴らしい詩がたくさんあります。数百年以上も昔の人が詠んだ歌がいまも引き継がれている。百人一首にはそんな奥深さと魅力が込められています。

こういった詩に子どもが興味を持ってくれれば、国語への関心も強くなるでしょう。

級位・段位をとれば将来、履歴書にかける

全日本かるた協会の定める級位・段位を取れば、将来的に履歴書に書くこともできます。

年配の方ほど詳しいので話題の発展やアピールポイントに繋がるでしょう。

相手があまり競技かるたを知ならい人であっても、今まで競技かるたに注いできた情熱や練習についてなどの想いを述べることができれば、必ず良いアピールにもなります。

年齢・性別の制限が無いので一生楽しめる趣味になる

競技かるたには、大会によって規定は変わりますが、基本的に年齢・性別の制限がありません。

一度、競技に興味を持って練習し続ければ、一生楽しめる趣味にもなります。かるた会には、子供から大人、ご老人まで幅広い年齢の方がいます。

子どもと一緒に練習することで、良いコミュニケーションツールにもなるでしょう。しかし、子どもの伸びしろはすごいので、大人も真剣にやらなければ勝てなくなってきます。

それほど、子どもの持っている傾聴力・瞬発力の資質はすごいです。それらの力を伸ばすという意味でも、子どもが興味を持っている際は積極的に応援してあげたいですね。

子どもが競技かるたを始めたときの親の負担は?

競技かるたは、どこで習うかによって親の負担が変わります。

学校でのみ習うということであれば、親の負担はほとんどありませんが、かるた会に通うとなると、負担が発生する場合があります。

かるた会の場所が徒歩や電車、自転車で通える位置にあるのでれば大丈夫ですが、お住まいの場所によっては送迎が必要になってくる場合もあるでしょう。

公式戦の会場が少し離れているといったことも考えられます。しかし、公式戦もそう頻繁にあるわけではないので、そこまで大きな負担にはなりません。

大事なのは普段、どこで練習するかという点です。自宅でも、スマホの自動詠唱アプリと百人一首さえあれば練習は可能であるため、どちらにせよそこまで親の負担が大きくなり過ぎるということもないでしょう。

自宅で練習するとなると、お父さんお母さんが付き合うことになるますが、未経験であった場合、恐らく相手になりません。一緒に習っている兄弟や友達がいれば良いですが、相手がいないと一人で練習することが増えてしまいます。

かるた会の探し方

お近くのかるた教室を探したい方はこちらの専用サイトを利用してみてください。
全日本かるた協会http://www.karuta.or.jp/kai/index.html

かるた会に行く前には、一応入会する際の準備物や年会費を聞いておくと良いでしょう。また、かるた会が毎回どのような流れで練習を行っているか、子どもの対象年齢なども聞いておくと良いです。

子どもは歓迎されることが多いので、積極的に行ってみてくださいね。

子どもの競技かるたの習い事について・まとめ

この記事では、子どもが競技かるたを始める上での注意点やメリットなどについて紹介してきました。

競技かるたの競技者人口は年々増えており、人気の競技ゲームとなっています。海外にもかるた会があるほど文化的な価値も高い競技です。一度かるた会に足を運んでみると、子どもの瞬発力・暗記力・熱量の高さに驚かされるはずです。

室内ということもあり、ケガをするというリスクも少なく、経済的な負担が少ないというは嬉しいポイントですよね。

国語への興味関心が強くなるということもあります。子どもが競技かるたに興味を持ったということであれば、積極的に応援してあげると良いでしょう。

この記事を書いた人

ララボ編集部

ララボ編集部では、幼児から高校生までの子供を持つママライターやパパライターが子供の習い事に関する情報を執筆しています。日々情報を発信する習い事の専門家として、「将来の選択肢が広がる」ことをミッションに子供から大人まで役立つ内容を発信しています。

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