早すぎて失敗?!幼児から始めて後悔している人が多い習い事とは

習い事

 

監修者:ララボ運営責任者・子供プログラミング家庭教師  石川大貴

悩む母親と幼児

幼児期に挑戦させて「失敗したかも」と思った習い事についてご紹介します。

小学校の入学前から幼児に挑戦させたい習い事は色々ありますが、早くから幼児に習い事を挑戦させたからと言って、必ずしも全員が上手くいくわけではありません!

当然、早くに挑戦させ過ぎて「失敗した習い事」もあるはずです。

今回は、幼児に習い事を始めさせるのが早過ぎて失敗した経験についてピックアップしてみたいと思います。

「こんなケースもあるんだ!」と参考にしてもらえれば幸いです。

習い事は早過ぎても失敗する可能性がある!

幼児から習い事を始める際の注意点をチェックしてみましょう。

一人の子供に教育費をたっぷりかけて、早期からエリート教育を施す家庭が都心を中心に徐々に増えています。

小学校の入学前から「英会話」「ピアノ」「公文」など、いくつもの習い事を掛け持ちしている幼児も少なくありません。

幼児の頃は何事もスポンジのように知識を吸収しやすいので、早くから習い事を始めることは確かに覚えが良い場合もあります。

しかし、幼児の時に始める習い事には、実は「落とし穴」もあるのです。

何でもかんでも早くから始めれば上手く行くわけではないので、幼児が習い事で失敗をするケースについても、事前に知っておく方が良いでしょう。

特に幼児期の習い事として人気が高い「英会話」「ピアノ」「水泳」について、ぞれぞれの失敗談を確認してみましょう。

幼児から習い事をしても身につかないで終わるケースが多い「英会話」

英会話の習い事は、幼児から始めても「文法」がネックになりやすい傾向があります。

子供をバイリンガルに育てたい家庭に人気がある「英会話」は、幼児期から始めると英語のリスニング能力が高まり、身につけやすくなると言われていますよね。

しかし実際には、英会話の習い事を幼児期からしているからと言って、英語がペラペラになっている人は少ないという現実があります。

特に幼児期から英会話を始めた子が、挫折をしやすいのは「本格的な文法の勉強」が始まった時です。

英会話では、「話すこと」を重視されているため、多少文法がめちゃくちゃであっても、それほど厳しく指摘されないケースが多いでしょう。

しかし、学校などで本格的に文法の勉強が始まると、これまでは厳しく指導されなかった部分までしっかり注意をされるようになり、「これまでの習い事で培った英語力」が通用しない場面が出て来て、自信を失ってしまう子供が出てきます。

スピーキング重視で正確な文法を問わない英会話と、ライティング&リーディング重視で正確な文法や精読を問われる学校の英語の授業では、「重視されるスキル」が異なるため、子供がそのギャップに対応できない場合もあるのです。

こうした英会話と学校の授業のギャップを乗り越えるためには、文法をカバーするために「塾」や「公文」なども併用することをおすすめします。

また、英会話の習い事は、週1、2回のレッスンだけで英語がネイティブになるのは「現実的に難しい」という事実を知らない保護者が多いことも問題です。

ネイティブ並みの英語力を持つインターナショナルスクールに通っている子供たちですら、毎日5時間~6時間程度を英語だけを使用して生活することによって、高い英語力を身についているのです。週にたった数時間の英語のレッスンを受けるだけで、ネイティブに匹敵する英語力を身につけられると思うのは、そもそも考えが甘いと言わざるを得ません。

語学の習得には、「量」が欠かせません。

もしも週に数回の英会話の習い事だけでネイティブ並みの英語力を身につけられたのであれば、それはその子の語学の素質が、それだけ高いという証拠です。

現実的には、週に数回のレッスンだけでは、英会話は幼児期から習い事を始めても、結局は中途半端で終わってしまいがち。

本当にネイティブ並みの英会話を身につけさせたいと思っているのであれば、「レッスン回数を増やすこと」が大切です。

通学で毎日英会話のレッスンを受けるとなると、月謝が高額になり過ぎてしまい、なかなか通わせることが難しくなってしまいますが、オンラインの格安英会話スクールであれば、毎日レッスンを受けることは可能になります。

勿論、レッスンの質も大事ですが、英会話をマスターするためには、1レッスンに高品質を求めるよりも、出来るだけ多くのレッスンを受けて、英語を実際に使うチャンスを増やす方が現実的には上達しやすいです。

幼児期から始めても練習しないと上達しない習い事「ピアノ」

ピアノの習い事は、練習嫌いな幼児にとって途中挫折しやすい習い事の一つです。

幼児期から習い事を始めると絶対音感を養いやすくなることから人気がある「ピアノ」ですが、練習嫌いな子供にとっては挫折しやすいという難点があります。

ピアノは東大生の子供が小さい頃に習っていた「脳の育成に良い習い事」としても注目を集め、今でも挑戦する子供が多いです。

しかしその一方で、ピアノをマスターできずに途中で挫折してしまう子供も少なくありません。

ピアノは子供自身にやる気があり、自宅でもしっかり練習をできるかが重要です。

やる気も練習もしたがらない幼児の子供に何年も無理やり習い事をさせた所で、目に見えるような上達は期待できません。

保護者がピアノ経験者の場合は、いかに練習量が大事なのかわかっているため、上手く自宅練習をサポートしていくことができますが、親にピアノの習い事の経験がない場合、練習の重要性をわかっていないため、上手く子供を上達させてあげることができない場合があります。

特に音を消せる電子ピアノを持っていない場合、防音設備のない賃貸住宅や分譲マンションに住んでいる人は、自宅での練習が難しくなってしまうでしょう。

「練習しなくても週に数回のレッスンに通っていれば、いつかは上手くなるだろう」と思い、自宅にピアノを練習できる環境がないのに習い事を始めてしまうと、後になってから、なかなか上達しないので後悔をするかもしれません。

そのため、幼児期からピアノを始めるのであれば、自宅で練習できる環境を整えてから入会するのがおすすめです。

集合住宅の場合は、設置する広さ的にも機能的にも、音量をコントロールできる電子ピアノを用意しておく方が使い勝手が良いかもしれません。

特に子供が本当にピアノを長く続けていくことができるかどうかまだわからない場合は、いきなり何百万円もするグランドピアノを買ってしまうと、途中で挫折をした場合に損をしてしまいます。

電子ピアノであれば数万円で購入できるので、例え子供が途中でピアノが嫌になってしまったとしても、処分も簡単ですし、諦めがつきやすいです。

一方、グランドピアノは自治体での粗大ごみ回収に対応していない為、もしも子供が途中挫折した場合に処分も大変になってしまいます。

グランドピアノの処分は一般的に不用品回収業やピアノ中古買い取りをしている専門業者に買い取ってもらうケースが多いです。

中古で買い取り価格がつく場合は、専門業者に買い取りをしてもらった方が少しでも現金を回収できます。

買い取り価格の相場は、メーカーや製造年月などによって異なりますが、一般的には10万円~20万円程度が多いです。

しかし、買い取り価格が付かない場合は、5万円前後の処分費用を支払って不用品回収業者などに引き取ってもらうことになるでしょう。

グランドピアノは処分費用や手間もかかるので、子供が確実に「続ける」という確信が持てるまで買わないようにするほうが良いかもしれません。

幼児期から早く始め過ぎて損をする可能性がある習い事「水泳」

水泳を幼児期から早く始めると「進級」が遅くコスパが悪い可能性があります。

「水泳」は体力作りのために、幼児期から早く始めるケースが多いですよね。

水泳は、お母さんと一緒に始められるベビースイミングも多く、幼児期からでも始められる数少ない習い事です。

保護者の中には「水に対して恐怖心が生まれる前に早く水泳を始めないと泳げなくなってしまう」と思い込んでいる人もいるでしょう。

しかし、選手コースを希望している場合は、学年や年齢に制限があるスイミングスクールが多いので、早くから水泳の習い事をした方が良いですが、選手コースを狙わないのであれば、水泳を始めるタイミングは特に関係ありません。

どんなに早く水泳の習い事をしたとしても、順調に進級が進まない子も当然います。

水泳の上達が早いかどうかは、子供によってそれぞれ違い、適性がある子は進級も早いですが、あまり泳ぎが得意ではない子は、想像以上に進級が遅いです。

中には後から徐々に入会してきた子供たちに進級を抜かれてしまい、「自分はダメなんだ」とやる気を失くしてしまう子供もいます。

特にスイミングスクールによって、進級の基準がそれぞれ異なる為、進級に厳しいスクールに通ってしまうと、なかなか進級できないでストレスを感じてしまう場合もあるでしょう。

一般的に4泳法(クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ)は、週1回程度でも2年~3年程度あればマスターできますが、泳ぎが得意ではない子は、4年くらいかかってしまう場合も。

水泳の習い事に通う期間が長くなれば、当然泳げるようになるまでにかかるトータルの費用は高額になってしまい、小学校に上がってから習い事を始め、ぐんぐんと短期間で進級してしまう子供の方が結果的に「得」な場合があります。

小学校の中学年や高学年から始める子は、体の使い方も上手く、コーチからの言葉の指導も良く理解できるため、週2回のペースで通っていると1年程度で4泳法をマスターしてしまう子も少なくありません。

1年で4泳法をマスターすることができれば、泳げるようになるまでにかかった費用は10万円前後で済むため、一番効率的になります。

一方、小さい頃から水泳の習い事を週1ペースで始めて、3年程度かかってしまうとトータルの費用は20万円以上にもなってしまいコスパが悪い通い方になってしまうのです。

「小学校に上がってからじゃ、泳げなくなってしまうんじゃないのか?」と不安に感じてしまう人もいるかもしれませんが、実際には小学校に上がってから週2ペースで通い始めた方がコスパが良い場合もあるので注意しないといけません。

幼児の早い段階から水泳を習っても、なかなか進級できない原因は、小さすぎると言葉での説明が的確に理解できなかったり、体を上手く使えないことなど、色々な要素が影響していることが考えられます。

選手コースを目指す場合は別として、水泳の習い事は幼児期にいかに早く始めるかより、「コーチの言っていることをちゃんと理解できるタイミング」で始めるのがおすすめです。

水泳を効率的にコスパ良く学ぶ場合、幼児からの早過ぎる習い事が裏目に出てしまう可能性もあるということを覚えておきましょう。

幼児期に購入してもやらないまま眠ることになる習い事「通信教育」

通信教育にもさまざまなタイプのものがありますが、やったことのあるご家庭も多いでしょう。

メジャーどころには、しまじろうの「こどもちゃれんじ」や「Z会の幼児コース」などがあり、早期教育に関心の高いご家庭には人気です。

また最近では、幼児でもタブレット学習ができるようになっており「スマイルゼミ」なども人気を集めています。

しかし、申し込んだのは良いけど最初の1、2ヶ月ほどでほとんど使わないまま教材だけが増えて家に溜まっていく‥というケースも多いようです。

お金は毎月引き落としされるのに使わなければ全くお金の無駄遣い。

幼児の場合は特に親の関わりも大事になってきます。自分一人でやらせるのには限界があります。

こうした通信教育の場合、親もある程度の時間を取り、一緒にワークに取り組めるのかどうかをよく考えてから始めたいものです。

幼児から始めて失敗する習い事・まとめ

幼児期に挑戦させて「失敗したかも」と思った習い事についてご紹介しました。

早くから始めることには当然様々なメリットがありますが、失敗するケースもあるということがお分かりになったのではないでしょうか。

ただし、どれも習い事との向き合い方次第で良い方向に持っていくことができます。たとえ1つの習い順調にいかなくても、1つの経験として捉えてまた別の習い事を始めるという選択肢もあります。

とにかく焦らないことです。最近では「教育虐待」という言葉もあるぐらいです。

親が判断することも多い幼児の習い事では、あれもこれもとあまりに熱心になりすぎたり、すぐに効果を求めて練習を厳しく管理する場合もあります。

子供の気持ちが置き去りにならないよう、焦らずに子供の意志を尊重して成長を見守っていけると良いですね。

この記事を書いた人

ララボ編集部

ララボ編集部では、子どもたちの習い事に関する情報を執筆しています。「子どもたちの将来の選択肢が広がる」ことをミッションに活動しております。

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