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うちのこどもは大丈夫?フルートが向かない子の3つの特徴

音楽

 

監修者:ララボ運営責任者・子供プログラミング家庭教師  石川大貴

子供のフルート

習い事を始める前にフルートが向かないこどもの特徴をチェックしておきましょう。

上品な音色が特徴的なフルートを、ぜひ自分のこどもに習わせてみたいと思っている親は少なくありません。

しかし、フルートは実際にこどもに習わせてみると、「相性が良くない」と感じ、途中で挫折してしまうケースもよくあります。

今回はフルートの習い事と相性が良くないこどもの特徴を3つご紹介します。

フルートの習い事を始めようかどうか悩んだ時に、本当に続けることができそうか見極めるための判断材料にしてみてください。

ソロパートも多く上品なイメージの「フルート」

フルートで身につけることができる基本的なスキルをご紹介します。

フルートは1本10万円~25万円程度する高級な楽器です。

そのため、フルートの習い事を途中で挫折してしまうと、その分がっかり感も大きくなってしまいます。

フルートの習い事で後悔したくないのであれば、フルートという楽器の特性を良く知ることが大事です。

フルートの見た目の上品さだけを見て習い事を始めてしまうと、後で「違和感」が出てきてしまうので注意をしましょう。

フルートは実際に初めてみると、本人のやる気の問題だけではなく、「体質」や「環境」も重要なことがわかります。

これからフルートを始めたい人は、まずはフルートの習い事のメリットとデメリットをよく把握しておくことが大事です。

特に小さいこどもの場合は、自分でフルートを続けられるか判断することが難しいため、親がしっかりと見極めてあげましょう。

フルートは決して安い買い物ではないので、演奏をマスターできないと、勿体ない買い物になってしまいます。

フルートに高い投資をするのであれば、やはり「継続できるか」という点を重視しましょう。

こどもは一度「やりたい!」となったら、気持ちだけで「継続できる!」と答えてしまう傾向がありますが、実際は子供がやりたいと言って始めた習い事も、いざ始めてみると続かないなんてケースはよくあります。

水泳や英会話などの習い事に比べて、楽器の習い事は道具にかける費用が高額なため、親の経済的な負担も大きいことから、習い事を始めるべきか総合的に判断することが重要です。

フルートは他の楽器と同様に、「集中力がつく」「音感を養える」「楽譜が読めるようになる」という色々なメリットがあります。

フルートのレッスンで学んだことは、音楽の授業でも役立つ部分があるので、習っておいて損はないでしょう。

フルートは楽器の購入費は高額ですが、月謝の相場は1万円程度で経済的にもそれほど負担が大きくありません。

また、フルートはコンクールなどで入賞すれば、内申書や履歴書に書いて特技としてアピールすることができるのも魅力です。

しかし、そんな魅力的なフルートの習い事も、こどもによってはデメリットの方が大きく感じられてしまう場合もあるため、本当に挑戦するかどうかは、これからご紹介する3つの難点を考慮しながら、慎重に検討しましょう。

フルートが合わないこども①プレッシャーに弱い

フルートが合わないこどもの一つ目の特徴は、「プレッシャーに弱い」ということです。

プレッシャーに弱いと、ソロパートが多いフルートが苦痛になる可能性があります。

中学や高校などで吹奏楽団に入ると、フルートは楽曲によって意外にソロパートが多いのが特徴です。

ソロパートはミスがあると非常に目立つため、こどもにはプレッシャーになってしまう可能性があります。

特にフルートは、初心者の頃は「アンブシュア」と呼ばれる演奏中の口の形が難しく、慣れるまでに時間がかかり、思ったような音色をなかなか出せないので、中には挫折してしまう人もいます。

また、アンブシュアを覚えても、フルートはピアノように、鍵盤を押せば簡単に音色が出る楽器ではなく、美しい音色を出すためにかなりの肺活量が必要になるため、こどもにとって、かなり苦しいスタートとなることが予想されるでしょう。

楽器を買ってすぐに音が出るものだと思っていると、フルートでは痛い目に遭います。

こうしたフルート演奏の難しさもあり、目立つのが苦手なこども、あがり症のこども、あまり演奏に自信がないこどもには、ソロパートは演奏の楽しみよりも「苦痛」の方が大きくなってしまい、楽しめなくなってしまうこともあるのです。

場合によってはソロパートのプレッシャーからレッスン嫌いになってしまい、フルートを辞めたいと言い出す場合も考えられます。

プレッシャーに弱いこどもには、ソロパートを担当するのが辛くなってもレッスンを嫌がったりしないか、事前に親からこどもへデメリットの部分について説明しておくことも大切です。

フルートのデメリットを伝えておくことによって、こどもが本当にやる気があるのかどうかチェックすることができるでしょう。

また、フルートの習い事をしていると、教室によっては大きな会場を借りて発表会をすることがあるので、あがり症で人前で演奏を披露するのが嫌いなこどもにとっては、フルート教室の発表会も憂鬱になってしまう可能性があります。

個人経営の小さなフルート教室の場合は発表会をやらない場合もありますので、もしもこどもが発表会をどうしても嫌がる場合は、事前に発表会の有無を聞いておき、発表会のないスクールを選びましょう。

ソロパートが多いというハードルを乗り越えられる場合は、成長の大きな糧になりますが、性格的に向かない子供もいるので注意が必要です。

フルートが合わないこども②肺活量が少ない

肺活量がないと、フルートはしっかり音が出ないという難点があります。

フルート演奏で非常に重要なポイントとなるのが「肺活量」です。

美しい音色を出すためには、かなりの肺活量が必要になるため、「気管支」や「肺」に持病があるこどもの場合、フルートは合わない可能性が高くなります。

フルート奏者の中には、喘息の克服のために始めたという人も一部見られますが、やはり喘息持ちの場合は、演奏の途中で咳き込んでしまうこともあるので、フルートの習い事を始める前に病院で担当医とよく相談しましょう。

喘息持ちで無理をしてフルートの演奏を続けてしまうと、最悪の場合は発作を起こす可能性も否定できません。

喘息といっても、人によって症状が全く違うので、あまりにもひどい喘息の場合は、フルートの演奏を諦めた方が良い場合もあります。

また、フルートは「花粉症」の時期になると、くしゃみに悩まされて演奏に支障が出てしまう可能性があるので、花粉症の人にとって扱いが難しい楽器かもしれません。

喘息や花粉症のように体質によってフルートは合う・合わないが分かれてしまう楽器なので、既往症がある人は注意をしましょう。

ピアノは風邪を引いて鼻が詰まったり、咳やくしゃみが出ても、深刻な問題になりにくいですが、フルートの場合はモロに演奏に支障が出て来るため、場合によっては練習が難しいケースもあるでしょう。

そのため、フルートの習い事をするのであれば、体調管理も重要なポイントになります。

病弱で風邪や花粉症などに悩まされているこどもの場合、体質改善を同時に行い、丈夫な体を作るようにしましょう。

「やっぱり息が苦しくて続かない」となってしまうと、せっかく買った高いフルートが無駄になってしまうので、心配な人はフルートを購入する前に、まずはフルート教室などで楽器をレンタルしてみて、試してみることをおすすめします。

実際にフルートをお試ししてみることによって、こども自身も続けられそうかどうかを感じ取ることができるでしょう。

フルートは購入するとなると10万円以上と高額ですが、レンタルであれば3千円くらいから利用できます。

いきなり10万円以上の高級なフルートを買って失敗するより、まずはレンタルを試してみる方が安心です。

また、フルート教室によっては、無料でレンタルを行っているケースもあるので、出来るだけ費用を節約したい場合は、無料レンタルを行っているフルート教室を探してみることをおすすめします。

フルートが合わないこども③練習環境が整わない

フルートは防音設備が整った環境がないと練習できなくなってしまいます。

フルートの練習環境を整えることができないこどもは、習い事の継続が難しくなってしまう可能性があります。

フルートに限ったことではありませんが、楽器の習い事は自宅練習が必須です。

特にフルートは音を出すだけでも一苦労の楽器なので、しっかり練習をしなければ上達できません。

フルートの練習をするためには、防音設備を整えた住宅が必要になります。

防音設備がない住宅では、自宅練習が絶望的になってしまいます。

そのため、防音設備がない住宅に住んでいる場合は、レンタルスタジオなどで練習をする経済的な余裕があるのか、よく検討する必要があります。

毎日練習をすることになれば、それだけ練習場所に確保にかかる費用も馬鹿になりません。

しかし、練習場所の確保に費用にお金がかかるからといって、練習量を減らしてしまえば、余計に上達が遅くなってしまい、最悪の場合はこどもがやる気を失くしてしまう可能性もあります。

そのため、フルートを始めるのであれば、「練習場所をどうするか」よく考えておきましょう。

防音設備がないと、フルートの練習音がご近所トラブルの原因になる可能性があります。

最悪、賃貸の場合はご近所トラブルになっても、引越しをしてしまえば良いかもしれませんが、マイホームの場合は、ご近所との不仲が一生続くことになってしまうかもしれません。

マイホームを購入してしまった場合は、簡単に引っ越すことが出来ない為、周囲にフルートの騒音トラブルを起こさないように、配慮する必要があります。

また、都会ではフルート教室も充実していますが、地方の田舎になってしまうと、フルート教室自体が見つからないのも難点です。

フルートは独学で勉強するのは難しいので、オンラインのフルート教室も検討しないといけない場合もあるでしょう。

オンラインのフルート教室は講師がスカイプなどのテレビ電話でチェックしてくれる安心感がありますが、対面レッスンに比べ、きめ細かい直接的な指導が受けられないので、こどもがいまいちコツを掴みにくいという場合もあります。

完全な初心者の場合は、まずはフルートの基礎だけでも対面レッスンを受ける方が安心です。

特に小さなこどもの場合、口頭だけの指導では上手く理解できないケースがよくあります。

実際に指の押さえ方や演奏テクニックを直接指導してもらわないと、こどもにはわかりにくいかもしれません。

小さなこどもにフルートの習い事をさせたい場合は、練習環境や直接指導を受けられるフルート教室が見つけられるかという点をよく考えておくとよいでしょう。

投稿者

この記事を書いた人

ララボ編集部

ララボ編集部では、幼児から高校生までの子供を持つママライターやパパライターが子供の習い事に関する情報を執筆しています。日々情報を発信する習い事の専門家として、「将来の選択肢が広がる」ことをミッションに子供から大人まで役立つ内容を発信しています。

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