「体操の習い事ってどんなことを習うの?」
「体操教室に通うメリットや教室の選び方を知りたい」
上記のようなお考えをお持ちではないでしょうか。
この記事では、体操教室で学ぶことのメリットに加え、教室の選び方や具体的な内容を詳しく紹介していきます。
体操教室は子供にとって様々なことが学べる素晴らしい教室です。これを機に、詳しく知っておきましょう。
目次
具体的にどんなことをする?体操教室は3つのタイプに分かれます
まず、体操教室が3つのタイプに分かれることを知っておきましょう。
下記をご覧ください。
体育教室・・・体育教室は、マット運動や跳び箱、縄跳びやストレッチ、トランポリンなどを利用した基礎体力の向上がメインとなっています。年少からスタートできるものも多く、ゲーム遊びを含めた内容も多いです。基本的には集団で行うスポーツになるため、集団生活で重要な「約束事を守る」「挨拶」などといった社会的マナーが身につきやすいです。
新体操・・・新体操は、フープやリボン、ボールなどの手具を利用し、音楽に合わせて体操を行っていきます。技の難易度が評価されるだけでなく、ジャンプ、表現力、回転の美しさなど、さまざまな部分が評価の対象となります。スピードや瞬発力も求められるでしょう。
器械体操・・・器械体操は、平均台や鉄棒、平行棒などの器械を利用して行うことから器械体操と呼ばれています。評価されるポイントは美しさや安定度、ダイナミック度です。評価を上げるためには、反射神経や動体視力が必要となります。幼児期に始める場合は、跳び箱や平均台、マット運動など、徐々にレベルを上げて学んでいきますので、少しずつ上達していく達成感を得ることができます。
体操教室は、大手フィットネスクラブから小規模な教室まで様々な団体が運営しています。それぞれ施設や設備の規模に違いがあります。
まずは子供と見学に訪れてみましょう。実際に体験できると尚良いです。
体操教室に通う3つのメリット
体操教室に通うメリットとは、どのようなところにあるのでしょうか。
以下にて、紹介していきます。
体が柔らかくなるのでケガをにしくくなる
体操教室に通うことで体が柔らかくなるため、授業の体育や子供同士の遊びでケガをしにくくなります。さらに体が柔らかくなるというのは、他のスポーツをやる上でも良い基盤になりますので、色々な場面で相乗効果を生んでくれるでしょう。
跳び箱や鉄棒などを通して瞬発力も磨かれますので、幼少期に習っておくと運動に対する抵抗感が無くなることも期待できます。
万が一、事故に遭ってしまったときも、体操をやっていることでケガが和らぐ可能性もあるでしょう。
ただ、体を柔らかくしていくのは子供といえど簡単なことではありません。
お父さんお母さんから、「すごいね!お父さんは絶対そんなにまた広がらないよ!」「いつも練習頑張っているから体が柔らかくなっているね」と声をかけてあげるとよいです。すると子供のモチベーションも上がり、練習でも積極的に学ぶようになります。
小学校の体育が有利になる
「子供の運動神経が心配」「自らあまり動こうとしない」という子供にも体操はおすすめです。少し早めに体操教室に通うことで、運動神経の悪さも克服できます。
体操は当然、プロの人が教えてくれますから、運動が苦手だという子供でもどんどん上達していきます。
ゴールデンエイジ期という運動能力が伸びやすい時期との関係もあるので、色々な動作を要する体操は能力の向上に欠かせません。親が驚くほどのスピードで成長していくはずです。
年長から体操を習うことで、小学校になる頃には「逆上がり」「マット」「跳び箱」も問題なくできるようになるでしょう。
また、幼稚園・保育園の授業では、鉄棒とマットの時間があります。
全員が取り組むなかで、できる子供ができない子供に対して「どうしてできないの?」と聞くような場面もあるようなので、できれば年少の頃からゆっくりと習い始めたいものです。
さらに、マットや鉄棒ができないことで、授業の度に泣いてしまったり、失敗したらみんなから笑われると思い、消極的になってしまう子供も中にはいます。そこから運動をしなくなり、運動神経の発達が遅れてしまう可能性もあるのです。
子供にそんな悲しい思いをさせないためにも、体操教室に通わせることを考えているのであれば早めに習わせてあげましょう。
人見知りがなくなり積極的な子供になる
子供は幼い頃に周りとの接触が少ないと、静かで消極的な子供になりやすいです。
運動をする機会が少ないことで、運動に対する抵抗感も生まれやすいといえます。
体操教室では、仲間と協力することや、友達を応援することの大切さを学ぶことができるため、人と接することの喜びを体で覚えることができます。鉄棒やマットといった様々なカテゴリーを楽しく学べるため、運動そのものの面白さも体感できるのです。
小学校の体育の授業では、体操教室での学びが自然と活かされ、低学年にして跳び箱の8段を跳べることもあります。周りからヒーローのように扱われるでしょう。
そうした経験は子供の自信につながり、「友達にコツを教える」「できない子供を応援する」という積極的で素晴らしい行動を誰に言われずともできるようになっていきます。
「活発で積極的になってほしい!」と考えるお父さんお母さんはぜひ前向きに検討されてみてはいかがでしょうか。
体操教室の選び方3つのポイント
それでは最後に、体操教室を選ぶ際に重要なポイントを3つ紹介します。
教室の雰囲気や指導者の方針が子供に合うか
まず着目したいのは、教室の雰囲気や指導者の方針が子供に合っているかどうかです。短期間だけ学ぶ場合でもあっても必ずチェックするようにしましょう。
教室の雰囲気は場所により全く異なります。
たとえば、大人数だけど幼稚園や保育園の子供でワイワイと楽しむ教室もあれば、大人数制であることを活かしで競争意識をかき立てるように仕向けている教室などもあります。
また、コーチの教育方針や教室の運営方針も教室により異なります。
ホームページに載っている雰囲気と違うことはよくありますので、まずは実際に体験教室に出向いてみてください。その際には、子供たちの表情、コーチがどんな発言をしているかといったところに注目してみましょう。
習い事を始める目的と合っているか
子供の目的と体操教室が合っているかも必ずチェックしておくべきポイントです。
子供によって、教室に通う目的は色々あると思います。
たとえば、「体操選手になることを目指して本格的に練習したい」「基礎体力作りや運動嫌いの克服のために少しずつ運動に取り組ませたい」など、まずは子供の目的をハッキリさせてあげます。
子供が「体操選手を目指したい」という場合は体操選手を育成しているコースがある教室を探しますし、コーチが育成してきた選手の履歴を見ることが大切になってきます。
子供の基礎体力作りや運動嫌いの克服を目的とする場合は、逆に選手を目指すようなコースの選択はしないほうがよいです。
子供自身が運動嫌いだったり運動に苦手意識があったりするのに、厳しく指導する教室を選んだ場合、体操も運動もますます嫌いになってしまう可能性があるからです。
とはいえ、レベルの高いところで学ぶことによってやる気を発揮するタイプの子供もいますから、子供の目的はもちろん、性格に合った教室選びも重要になります。
送迎に時間がかかりすぎないか
子供の目的にも合っていて、雰囲気が良く親も行きやすい。そんな最高の体操教室であったとしても、送迎に時間がかかりすぎてしまうと大変です。
送迎に2時間、3時間かかってしまうと無駄な時間が増え、教室以外にあてられる時間がなくなってしまいます。
もっというと、送迎することに時間がかかりすぎるような場所だと、送迎後に帰る時間もなくなるため、お父さんお母さんが拘束される時間も長くなります。
また、金銭的にも払い続けられるのかどうかを考えてみましょう。
良い教室であっても、あまりに高額だと後になって子供が辞めなければいけないことになる可能性があります。
子供と保護者にとって、無理のない教室選びを心がけましょう。
まとめ
この記事では体操の習い事について紹介してきました。
体操教室は運動力の向上に適した素晴らしいスポーツです。
体操教室で運動を学ぶことで、ケガから自分を守ったり、運動のできる積極的な子供になる可能性が十分に上がります。
まずは実際に体操教室に訪れ、学んでいる子供たちがどのような表情で、どんなことを学んでいるかを見てみてはいかがでしょうか。