コスパが良いのにあまり知られていない陸上の習い事についてご紹介します。
陸上の習い事は、月謝が安いのに学校の体育や運動会で役立つ運動能力を鍛えることが出来ます。
「足が遅くて運動会が嫌だ!」「いつも体育の授業が憂鬱…」そんな子供の苦手意識を克服させるチャンスです!
陸上教室は体の上手な使い方を教えてくれるので、どの運動にも活用することができます。
陸上は少しでも学校の体育の授業を好きになりたいのであれば、やってみる価値がある習い事です。
目次
陸上の習い事は何歳から始められるのか?
陸上の習い事を始めるタイミングについて解説します。
陸上の習い事は、それぞれの地域によって「陸上教室」や「かけっこ教室」という名前で募集をしていることが多いでしょう。
陸上の習い事は、どのタイミングから始められるかというと、「陸上教室」か「かけっこ教室」かによって、入会できる年齢に差があります。
かけっこ教室は、走る能力を伸ばすことが目的にしているので、3歳くらいの未就学児からでも入会可能なことが多いです。
保育園や幼稚園に入園し、グラウンドを力一杯走り回れるようになったら、いつでもかけっこ教室に入会することができます。
一方、陸上教室の場合は、走力だけを鍛えるのではなく、跳躍力、敏捷性なども総合的に高めていくのが特徴。
陸上教室は未就学児の入会を受け付けていない教室も多く、主に小学生を対象にしているので、早くから習い事をさせたい場合は注意が必要です。
では、陸上の習い事をさせるのであれば、具体的には何歳くらいの良いでしょうか?
できれば、一番子供が効率的にスキルを身につけられる時期が良いですよね。
習い事には、それぞれ「始めるのに適した時期」というものがあり、陸上の習い事の場合、最も適した時期は「9歳~12歳」と言われています。学年でいうと、小学3年生〜小学6年生ぐらいですね。
なぜなら、子供の身体能力は9歳~12歳までの間が伸びやすく、この時期に経験したものは、すぐに動作修得しやすいことから「ゴールデンエイジ」と言われているからです。
9歳~12歳までの小学生は、まさに陸上の習い事をするのにピッタリな時期で、先生の指導も的確に理解できる年齢なので、スポンジのように新しい知識や経験をぐんぐんと吸収できるのが魅力。
12歳を過ぎても、筋力や頭脳が更に発達するため、パワー系の競技や戦略理解が必要となるスポーツを始めるには良いでしょう。
ただし、12歳くらいまでには基礎的な運動神経の発達はほぼ完了してしまうため、ゴールデンエイジの時ほど、「やればやるだけ身につく」という感覚は得られにくくなってしまうかもしれません。
陸上の習い事を考えている場合は、小学校の中学年くらいまでに始めておくことをおすすめします。
陸上の習い事の月謝はどのくらい?
陸上の習い事にどのくらいのお金がかかるか事前に確認しておきましょう。
陸上の習い事は、月謝が非常に安いことも親にとっては魅力の一つです。
月謝が安いということは、経済的な負担が少なく、気軽に挑戦できますし、続けやすいです。
陸上の習い事は、週1回(月4回)のレッスンで平均的に4千円~5千円程度の月謝です。
子供二人を通わせても月に1万円程度で済むため、子供が多い家庭でも安心できます。
また、一般的に習い事は、月謝以外にも「道具の購入」「遠征費」などにお金が多くかかってしまい大変な場合がありますが、陸上教室やかけっこ教室では、5千円程度のユニフォーム代や千円程度のスポーツ保険代くらいしかかかりません。
習い事をする時に、まず費用が気になってしまう場合でも、陸上の習い事なら、他の習い事に比べて月謝以外の費用も格安なので長く続けることができるでしょう。
ただし、最近は都心部でマンツーマンレッスンを中心とした、チョット高めのレッスンもあります。
その場合は月謝も月4回で1万5千円前後と高額になりますが、講師がしっかり子供一人について指導してくれるので、グループレッスンではなかなか結果を得られない場合に利用してみるのも一つの手段です。
マンツーマンレッスンでは「走る」という行為を、より専門的に理論的にも学ぶことができるでしょう。
また、陸上教室やかけっこ教室は、「近所のスポーツ施設」や「大きな公園」などで練習が行われます。
そのため、自宅から練習場所が遠い場合、「交通費」がかかる場合があります。
子供一人で練習場所に通えない場合は、親が送迎をする必要も出てきますので、陸上教室やかけっこ教室を選ぶ場合は、子供一人でも通いやすい練習場所があることを確認しておきましょう。
陸上の習い事のメリット
陸上の習い事で得られるメリットについて詳しく説明します。
陸上の習い事には、以下の3つのメリットが得られます。
これから陸上の習い事をしようかどうか悩んでいる人は、判断材料にしてみて下さい。
陸上のメリット①運動に自信を持てるようになる
陸上の習い事をすると、子供自身が運動に自信を持てるようになります。
小学生から大学まで、学生時代は体育の授業が続くため、一度苦手になってしまうと、体育の授業や運動会などがずっと嫌になってしまいますよね。
体育の授業は嫌いでも人並みに出来れば良いですが、成績も悪くなってしまうと、受験の時に足を引っ張ることになってしまうので、難関校の受験や推薦を検討している人にとっては、深刻な悩みになってしまう場合もあるでしょう。
また、学生時代はスポーツが出来る子がクラスでも目立ちやすく、スポーツが出来ない子はいじめのターゲットにもなりやすいです。
大人になってしまえば、運動神経が悪くてもそれほど生活に支障はありませんが、子供の頃は、運動が出来るかどうかで、学校生活が全く変わってくる可能性があります。
子供が体育の授業や運動会を休みたくなるほど苦手に感じてしまうようになると、そこから陸上の習い事を始めても、本人が嫌がる可能性があるので克服するのは難しいものです。
陸上の習い事で基礎的な運動能力を鍛えておけば、極度の体育嫌いになるのを防ぐことができるかもしれません。
陸上のメリット②一度マスターすれば一生物のスキルになる
英会話は学習塾など「記憶系の習い事」は、時間が経つとせっかく身につけたスキルが衰えてしまう傾向があります。
その点、陸上の習い事は一度コツを習得すると、体が覚えているので時間が経っても衰えにくいため一生物のスキルになるのが大きな魅力です。
「脳で覚えること」と「体で覚えること」では、後者のほうが忘れにくく、ブランクがあっても覚えたスキルを活かすことができます。
小学生から陸上の習い事を始めて、運動のコツを体で覚えておけば、子供が大きくなるまでずっとその経験を生かすことができるでしょう。
陸上の習い事は、月謝が安い割に、長く身につけた能力を生かすことができるので、子供の習い事の中では非常にコスパが良いのが魅力です。
学校の授業のためにも、子供の運動コンプレックスの解消のためにも、陸上の習い事は大いに役立ちます。
大金をかけても必ず身になるとは限らない英会話や塾のような習い事は避け、「実用的な習い事」をさせたいと思っている家庭にもおすすめです。
陸上のメリット③陸上部に入り大会で成績を残せば受験でアピールも!
習い事の影響で陸上競技が好きになり、陸上部に入って運動を楽しむようになる子も少なくありません。
陸上部に入って大会で良い結果を残せば、受験の時に大きな武器になります。
近年は「文武両道」を掲げている学校も多く、主要科目の評定以外に部活動での活躍なども内申で重視する傾向があります。
主要科目の評定が悪く、内申にあまり自信がない人ほど、部活動での活躍などは受験の時に大きな自信になります。
せっかく陸上の習い事で身につけたスキルなのですから、ただの趣味で終わらせず、部活動でしっかり生かして、受験でのアピールポイントにしてみましょう。
陸上の習い事では、本格的なアスリート向けのレッスンコースを設置している教室もあるので、部活動で本格的に結果を出したいと思っている時には、アスリート向けのコースに変更してみるのも良いかもしれません。
陸上の習い事のデメリット
陸上の習い事を始める時に知っておきたい注意点を取り上げます。
陸上の習い事をする場合、以下の2つのデメリットがあります。
陸上のデメリット①ケガや事故の可能性がある
陸上の習い事をする場合、練習中に「ケガ」や「事故」の可能性があるのがデメリットです。
そのため、多くの陸上教室ではいざという時に備えて「スポーツ保険」に加入することを義務付けられています。
金銭的にはスポーツ保険で賄える部分もありますが、障害が残ってしまったり、死亡事故につながってしまうと取り返しがつきません。
ベテラン講師が陸上教室では安全面に気を付けて練習を行っていますが、練習中は何が起こるかわからないところがあります。
擦り傷や軽い骨折程度であればまだ良いですが、熱中症などによる死亡事故などが起きれば取り返しがつきません。
ケガや事故は子供本人がふざけている時に発生する場合もあれば、練習中にバランスを崩して不運に起きてしまうケースもあるでしょう。
不注意による無駄なケガや事故を避けるためにも、子供には陸上の習い事のレッスン中は、しっかり集中して取り組ませるようにしましょう。
事前に子供にどのようなケガや事故が起こる可能性があるのか知らせておくと、子供も注意をして行動できるようになるかもしれません。
陸上のデメリット②天気の影響を受ける可能性がある
陸上の習い事は、屋外で練習する教室もあれば、屋内施設を利用している教室もあります。
屋内施設で練習をする場合は、天気の影響を受けにくいので、雨でも問題ありませんが、屋外練習をしている教室の場合は、天気の影響をモロに受けてしまうというデメリットがあります。
一般的には天気でレッスンが潰れてしまった場合、振替レッスンができる場合もありますが、小学生も高学年になってくると、6時間授業が多くなってしまい、振替レッスンをしてくれても、なかなか時間がなくて行けなくなってしまう可能性があります。
いくら月謝が安くても、何回も何回もレッスンが雨で潰れてしまうのは嫌なものです。
振替レッスンをする時間がなく、月謝を無駄にしてしまうことにストレスを感じてしまうかもしれません。
いちいち天気にレッスンを左右されたくないという場合は、屋内施設で練習をできる陸上教室を選ぶようにしましょう。
ただし、屋内施設を利用する場合は、屋内施設の利用料金を取られる可能性があるため、月謝が高くなってしまう可能性があるので注意です。
また、練習場まで送り迎えが必要な場合、雨の度にレッスンがなくなり、振替レッスンが多くなると、共働きの場合は親の送迎の負担も大きくなるでしょう。
月謝が安いのに役立つ習い事「陸上教室」の魅力・まとめ
今回は、コスパが良いのにあまり知られていない陸上の習い事についてご紹介しました。
陸上の習い事は、月謝が安いのに学校の体育や運動会で役立つ運動能力を鍛えることが出来ます。体の上手な使い方を教えてくれるので、どの運動にも活用することができるのです。
スポーツ系の習い事を検討しているご家庭は、陸上教室や陸上レッスンの体験に行ってみると良いでしょう。