昔はなかったけど最近になって人気が出ているちょっと変わった習い事をご紹介します。
子供の習い事の定番と言えば、スイミング、サッカー、ピアノ、英会話などが真っ先に思い浮かびますよね。
しかし今、パパやママが子供の時にはなかった「変わった習い事」が増えています。
子供の性格や身につけさせたいスキルを考慮し、楽しめそうな習い事を親が探してあげるのは、子供にとっても良い経験になるでしょう。
「自分の子供には他の子と違った習い事を体験させてみたい!」と思っている人は、習い事選びの参考にしてみて下さい。
目次
変わった習い事①速読
短時間で大量の情報を処理できるようになる速読は受験でも大活躍します。
一般受験を受ける人にとって、意外に重要な受験スキルとなるのが「速読」です。
入試問題の英語や国語では長文問題が出題されることが多く、文章を読むのが遅い人にとっては、長文読解のデキが合否の分かれ道になるケースも少なくありません。
限られた短い試験時間の中で、大量の情報を処理することが求められるため、速読を苦手としている人は、1問の正解が合否を分ける難関校の受験などで苦戦をする可能性があります。
長文読解は、受験者の中でも得意・不得意の差がはっきり出やすく、長文読解を制することが合格への重要なポイントになりがちです。
他の試験科目で確実に得点を狙える得意科目がいくつもある場合は長文読解が苦手であれば、敢えて「捨てる」という選択肢もあるでしょう。
しかし、得点源となる得意科目がない場合や、合格の競争率が厳しい場合、長文読解を捨てることは出来ません。
「苦手だから」と諦めるのではなく、速読を身につけて、短時間で大量の情報を読み込めるように訓練をしておく方が安心です。
速読は市販の参考書を利用して独学で練習することもできますが、速読教室に通う方がより効率的に習得することができます。
特に速読は読書の習慣がなく、活字を読むことが苦手な人が独学すると途中で挫折しやすいのでおすすめできません。
文章を読むこと自体が苦痛な人は、独学よりも講師の指導を受けられる速読教室に通った方が長く続けることができるでしょう。
速読の習い事の料金は、教室によって「回数パック」「1時間ごと」「月額」と様々です。
速読教室の料金は、平均的に1回あたり5千円前後。
速読はそれほど教室数が多くないため、もしも近所に速読教室が見つからない場合は、「速読教室」などのコースを設定している塾がないかどうかチェックしてみましょう。
そして、どうしても近くに速読をやっている教室がない場合は、「オンライン講座」や「通信講座」を利用することをおすすめします。
変わった習い事②ゴルフ
ゴルフのノウハウだけではなく、社交性も学べるところが人気の秘訣です。
若きプロゴルファーとして有名になった石川遼さんは6歳からゴルフを始めたことで有名です。
ゴルフといえば大人のスポーツと思いがちですが、現在は幼稚園や小学校の低学年からゴルフを始める子供たちが増えています。
ゴルフは親世代や祖父母にもファンが多いため、親子三世代で楽しめるところも人気の秘訣です。
また、ゴルフは大人たちと一緒にプレーすることが多いため、礼儀や言葉遣いに気を付けて接する機会が多いため、マナーが良くなるというメリットもあります。
同じ年の子供に比べて、落ち着いた性格になりやすいでしょう。
ゴルフスクールによって子供のレッスン年齢は異なりますが、最年少は4歳から習い事を始めることが可能です。
ゴルフは一度身につけてしまえば、一生涯続けられる趣味になるので、大人になってからも楽しめます。
また、小さい頃からゴルフを習っている人の中には、知らない人と一緒にラウンドを回ることによって高いコミュニケーション能力を身につけられる場合もあります。
ただし、ゴルフスクールは基本的にお金がかかるため、経済的に余裕がある家庭でないと、継続することが難しいのが現実です。
ゴルフレッスンの月謝に加えて、道具代、練習費用、遠征費用などがかかるため、プロゴルファーに育てるためには、総額で「家2軒分」くらいのお金がかかるとも言われています。
では、ゴルフスクールでは、実際にどのくらいの金額がかかるのか、それぞれ詳しく見てみましょう。
■月謝
ゴルフスクールの月謝は、月4回で平均的に1万円~2万円程度かかります。
ゴルフスクールによってかなり金額に差があるため、少しでもレッスン費用を浮かせたい場合は、事前にゴルフスクールの月謝を複数見比べてみると良いでしょう。
■道具代
ゴルフを始めるには、最低限揃えないといけない道具があります。
代表的なものとしては、「ゴルフクラブ」「ゴルフウェア」「ゴルフシューズ「ゴルフバッグ」「ゴルフボール」「ゴルフグローブ」「ティー」などが挙げられます。
全部しっかり揃えようとすると最低でも2万円~3万円前後はかかります。本格的なものを揃えようとなればもっとかかります。
■練習費用
ゴルフは上達するために練習が欠かせません。
そして、練習費用こそが、ゴルフの習い事において、一番高い出費となります。
ゴルフ場によっては安い子供料金が用意されている場合がありますが、週1回のラウンドレッスン+週4~5回の練習場通いをすると、年間100万円以上かかることが多いです。
地方はゴルフ場の練習費用が安く、都心の方が練習費用は高い傾向があります。
■遠征費用
ゴルフ大会に出場するようになると、参加費用とプレー料金だけで2万円前後かかります。
遠方のゴルフ大会となれば、更に交通費やホテル代がかかるようになるため、遠征費用はバカになりません。
変わった習い事③アウトドア教室
親子で楽しめる変わった習い事として、今注目を集めているのが「アウトドア教室」です。
自然遊びやキャンプのノウハウを学ぶことができます。アウトドア教室は、各キャンプ場で開催されることが多く、参加費用はプログラム内容によって1回一人3千円~5千円程度が多いです。
親子で参加できるイベントが多いため、一人で習い事に通うのが嫌な子供にも積極的に参加しやすいのが魅力です。
「親子キャンプ」「BBQ」「クラフト制作」「カヤック」「虫取り」などの自然遊びのプログラムが充実しています。
図工が好きな子には木材などを使用して作るクラフト工芸、お料理に興味がある子にはBBQ、体を思いっきり動かしたい子にはカヤックなど、それぞれの子供の性格や趣味に合わせて、好きなプログラムを選択しましょう。
BBQでよく使用されるダッチオーブンを使った料理プログラムは、アウトドアの初心者さんたちにも大人気です。
英会話や公文などのお勉強型の習い事を嫌がる子供も嫌がらず喜んで参加しやすいので、これまで習い事にあまり乗り気ではなかった子供にもおすすめ。
「小さい頃に自然と触れ合う機会を与えたい」「家族の思い出を一緒に作りたい」と思っている人には、アウトドア教室は最適な習い事です。
アウトドアを通じて、助けあいの精神や協調性を学ぶことができるでしょう。
アウトドア教室は小学生以上になれば参加できるプログラムが多いですが、カヤックやシャワークライミングなど、一部のプログラムに関しては年齢制限があります。
また、自然遊びはリスクもあるので、安全性には十分に気をつけないといけません。
屋内で実施される習い事に比べて、屋外で行われるアウトドア教室は、事故やケガに遭う可能性が否定できないため、親がしっかり目を離さないようにすることが必要です。
山でのキャンプの場合は、スズメバチなどの危険性物による被害、カヌーや川遊びでは水難事故の可能性もあるでしょう。
自然の危険性も教えながら楽しんだ経験は、子供が大きくなった時にもきっと役立ちます。
自然を甘くみた結果、命を落とす人は少なくありません。
自然の豊かさと危険性の両方を小さい頃から学ぶことは、子供の危機管理能力にも一役買います。
更に、アウトドア教室では、大勢の子供たちが参加しており子供同士による交流も盛んなため、コミュニケーション能力を磨くことが出来ます。
アウトドア教室は、子供の自然への興味や自主性を引き出してくれるので、子供の内面的な成長を大きく貢献してくれるでしょう。
変わった習い事④キッズヨガ
今、パパやママ世代の習い事として大人気になっているヨガ。
そんなパパやママの影響を受けて、一緒に「親子ヨガ」や「キッズヨガ」を始める子供が増えています。
親子ヨガはその名の通り親と子供で一緒に参加するヨガレッスンで、キッズヨガは子供一人でレッスンに参加するのが特徴。
子供自ら「ヨガをやってみたい!」と言い出しキッズヨガを始めるケースもあれば、子供を置いてヨガのレッスンに通うのは気が引けるというママが「どうせならば」と子供と一緒に親子ヨガを始めるケースもあります。
子供にヨガを習わせる場合には、キッズ専用のプログラムがあるキッズヨガの方が安心です。
キッズヨガは平均的に入会金が5千円程度、月謝は月4回5千円前後の所が多いです。
キッズヨガは他のスポーツの習い事に比べて月謝が安く、道具代、ユニフォーム代、試合の遠征費用などがかからないため、経済的にも家計に優しいのが魅力。
ヨガスクールによっては、月謝制ではなく都度払いのコースもあるので、気が向いた時だけ受けることも可能です。
ヨガはデトックス効果が高く、体内の代謝が良くなるため、健康的な身体作りをしたい人におすすめ。
また、ヨガには精神的な落ち着きをもたらす効果があるので、子供の不安定な心を整えたり、集中力を身につけるのに役立ちます。
もしかしたら子供の中には、ヨガ=スポーツという感覚があり、運動が苦手な子にとっては、「スポーツはやりたくない」と感じる場合があるかもしれません。
しかし、ヨガでは他のスポーツで求められるような「俊敏さ」や「テクニック」を求められことはないので、運動神経がよくない子でも問題なく挑戦することができます。
バスケットボールやバレーボールなどの本格的なスポーツをするのはちょっと苦手だけど、体を動かし汗をかける習い事を探している子供にピッタリです。
更に、一人では勇気が出なくてヨガを始められない子でも、ママと一緒にレッスンに参加できる親子ヨガなら、挑戦できる場合もあります。
キッズヨガは小学生を対象にしているプログラムが多いですが、ヨガスクールによっては未就学児を対象にした3歳~6歳までの専用クラスもあるので安心です。
ただし、親子ヨガやキッズヨガは、どこのヨガスクールでも対応しているわけではないので、ヨガスクール選びは慎重に行いましょう。
イマドキの変わった習い事・まとめ
パパ・ママ世代にはなかった今時の変わった習い事をご紹介してみました。
今は、個性が求められる時代でもあります。人とは一風変わった習い事に通うことで、感性を磨き、人間的成長もみられることでしょう。
珍しい特技や能力を身につけておくことは、将来どこかで役に立つかもしれません。
今回気になった方は、子供さんをぜひ体験教室に誘ってみてはいかがでしょうか?お子さんが楽しめる習い事が見つかるといいですね。