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習い事で社会復帰への第一歩!引きこもりから上手く脱出する方法は?

習い事

 

監修者:ララボ運営責任者・子供プログラミング家庭教師  石川大貴

引きこもり

習い事を活用して引きこもりから脱却する方法をご紹介します。引きこもりは、一度なってしまうと、脱却するのがすごく難しいことです。そのため、引きこもりが長期化すればするほど、社会復帰も困難に…。

だからといって、引きこもり状態を無理やり外に出させようとすれば、ますます抵抗が強くなってしまいます。そこで、引きこもりを克服するには、「習い事」を上手に活用するのもおすすめです。

今回は引きこもりの子供を習い事を活用して社会復帰に向ける方法をご紹介します。引きこもりの我が子に悩んでいる人は、一読してみて下さい。

引きこもりを改善したいからと習い事を子供に強要しない

引きこもりの子供に習い事を強要しても状況が悪化する場合があります。

子供は未就学児の頃だと、親のいうことをよく聞きますが、小学校に入学すると親の言うことを聞かなくなってくるものです。自分の意志を持ち始めているので、健全に育っている証拠と捉えることもできます。引きこもりの子供も、親が「学校に行きなさい」と説得しても、素直に従うことは少ないでしょう。

子供が引きこもりになる原因は様々ありますが、多くはやはり「人間関係」が大きく影響します。特にいじめに遭って学校で辛い思いをした子供は、一度引きこもりになってしまうと、いじめっ子のいる学校へ戻ることは心理的にも難しいことです。

親が焦って一方的に押し付けるのではなく、まずは学校の先生や専門機関などと家族相談することも一つの方法です。そして、本人の話をまず聞いてあげることが大切です。転校などの相談を含め、引きこもりの子供が学校に戻れる道を探しましょう。

しかし、いかに学校の受け入れ状態が整ったからと言っても、引きこもりの子供自体が、心に深い傷を負ってしまい、なかなか行きたがらないという現実もあります。引きこもりが長期化してしまい、しばらく社会と接触を断っていた場合、大勢の生徒がいる学校へいくのは恐怖以外の何物でもありません。

引きこもりでコミュニケーションのブランクを作らないようにするためには、「習い事」を利用してみることも一つの方法です。

例え週に1回だけだとしても、習い事があれば社会との関係性が完全に途切れることはありません。社会との関係性が完全に断たれてしまうと、孤立感が余計強く感じられるようになってしまうため、引きこもりを更に悪化させる可能性があります。

しかし、子供に興味ややる気がないのが明らかなのに、社会との孤立を恐れるあまり、親が無理やり習い事を勧めるのも良くありません。

早く子供の引きこもりを解消したいと焦ってしまうと、その焦りが子供に見透かされてしまいます。子供は親の気持ちを敏感に察しますので、親が引きこもりに対して焦っている気持ちが見えてしまうと、中には「厄介者を家に置いておきたくないんだな」と悪く考えてしまう子供もいるでしょう。こうなってしまうと、家族内でも信頼性がつくれず、ますます引きこもりの解決が難しくなってしまいます。

まずは子供が安心できるように、「常に味方であること」「大丈夫」と子供が思えるような信頼関係を強めることからです。引きこもりからの脱却は、親の気持ちではなく、子供の気持ちを尊重して勧めることが大事です。引きこもりの子供が「習い事をしたくない」とはっきり意思表示をした場合は、親は強要せずに様子を見守ることも大事です。

引きこもりで外に出たくない時にはオンライン学習や通信教育を活用!

外に出なくても受講できるオンライン学習や通信教育の習い事は引きこもりの人にも安心です。

習い事は引きこもり中でもコミュニケーションを通じて、社会とのつながりを感じられる良い機会です。しかし、学校でひどいいじめに遭っていた子供の場合、「知っている人に会いたくない!」という気持ちから近くの習い事には行きたがらない場合は多いでしょう。「もし友達に会ったら」と考えたら怖くなるのも当然です。そういう場合、近所の習い事に無理して行かせる必要はありません。

引きこもりの子供が嫌がっているのであれば、学校の友達に会う可能性がある近所の習い事ではなく、「オンライン学習」や「通信教育」、「家庭教師」などを活用しましょう。それらであれば、学校の友達と会うことはないので、安心して習い事を始めることができます。みんなで行う習い事教室よりも、さらに心理的な負担が小さいので、スモールステップにはちょうど良いです。

オンライン学習や家庭教師などはマンツーマン形式が多いため、そうした「親以外の大人」とコミュニケーションを取る機会を持つことは、子供の成長にも大きくプラスになります。家族以外の人と人間関係を築き、社会との接点をつくっていくことで、徐々に引きこもりからの脱却も見えてくるかもしれません。

今は、オンラインスクールも受講できないものはないというほど、色々な習い事が充実していて、子供もきっとお気に入りを見つけられるでしょう。パソコンやタブレット+ネット環境があれば、「学習塾」「プログラミング」「英会話」「ピアノ」「お絵かき教室」などのオンラインレッスンも受けられます。サッカーや野球などの集団スポーツ、特殊な施設を必要とする水泳などは自宅でレッスンを受けることは難しくなってしまいますが、それ以外であれば比較的オンラインスクールでも受講可能です。

子供が興味の持てることに出会い、やる気にさえなってくれれば、いつでも道は開けます。習い事が、引きこもり解決の突破口になることも十分に考えられます。引きこもりの時は、子供の精神面も浮き沈みが多く、親も対応が難しいかもしれませんね。外に出ることを強要すれば、余計に引きこもりが悪化する可能性もあり、必ずしも外に出ることだけが引きこもりの脱却につながるとは限りません。

まずは引きこもりの子供が、「外に出てもいいかな」と思えるようになるまで、子供が何か夢中になれることを一つ見つけてみることが大切です。少しでも「楽しい!」と思えるものを見つけることが出来れば、引きこもりの子供が自ら外へ出てみようと思う時が訪れるかもしれません。

引きこもりでも子供にやりたいことが見つかっていれば、それが心の支えとなります。たとえ学校には十分に通えなかったとしても、大人になってから引きこもりを脱却できる可能性も出てきます。引きこもりはいつになったら解決するかはっきりわからないため、長期戦の構えが必要です。

親が焦ってすぐに解決したいと思っても、一度悪い方向に向かうと場合によっては長期化し、引きこもりは簡単には解決しません。引きこもりだからと全てをマイナスに捉えず、まずは引きこもりだからこそ、十分に時間があるからこそできることを探してみてはいかがでしょうか。

すぐには解決できなかったとしても、いつか引きこもりが解決できれば、それは成功です。引きこもりは大人になってもずっと続き一生治らないケースもあります。そんな長期戦の引きこもりからの脱却だからこそ、子供のペースに合わせて、まずは「楽しいこと」を一緒に見つけてあげるといいですね。

引きこもりでも習い事で学力を身に付けられる

いつか引きこもりから脱却する時に備えて、学力を磨いておくことも大切です。

子供が引きこもりから社会復帰をする場合に備えて、やっておきたいことは「学力の向上」があります。引きこもりの子供は、いきなり教室へ戻るケースは少なく、まずは保健室登校から始めることが多いでしょう。

そして徐々に学校に慣れてきたら、保健室登校から教室へ移るのが一般的な流れです。しかし、引きこもりの子供が順調に教室へ戻れたとしても、学力が足らず勉強についていけないでまた学校が嫌になってしまうと、これまでの努力が水の泡になってしまいます。

引きこもりの子供が外の世界へ出て行った時に、スムーズに対応できるかどうかは、コミュニケーションの他に、やはり基礎となる「学力」も大きく左右します。学校の授業でついていけない部分が出てきてしまうと、途端に子供は自信をなくしてしまいがちです。

「自分にはできない!」「周りから遅れていて恥ずかしい!」という気持ちが出て来ると、再び引きこもりに戻ってしまう可能性もあるかもしれません。そんな劣等感を抱かせないために、引きこもり中であっても、しっかり勉強をして学力を高めておくことが重要です。

自宅でも学力を伸ばす方法として、「通信教育」「塾のオンライン講座」「家庭教師」などがあります。通信教育は、自分一人でもコツコツ勉強を進められるタイプに向いており、塾のオンライン講座は受験を迎えている引きこもりの子供に良いでしょう。

引きこもりの子供におすすめできるタブレット学習として「すらら」というサービスがあります。これで勉強して学校復帰後に定期テスト80点以上取れるという実際の例も少なくありません。

引きこもり中に家族以外との人間の接触が全くなくなってしまうことが心配な場合は、家庭教師をつけてコミュニケーションを取りながら勉強させるのも一つの手段です。家庭教師の中には、引きこもりを専門としている講師もあります。

引きこもりの子供を扱うことに慣れている講師の方が、もしかしたら子供もコミュニケーションを取りやすく、親としても相談しやすいかもしれません。

もしも家庭教師を頼むのであれば、普通の講師よりも、引きこもりを得意としている講師を探してみましょう。

習い事で引きこもり中の人間関係のブランクをカバー

引きこもりで対人恐怖症になっている人は習い事で人に慣れていきましょう。

引きこもりの子供にとって、社会復帰を妨げる一番の不安は、恐らく「人間関係のブランク」でしょう。特に人間関係が原因で引きこもりになってしまった場合、コミュニケーションに自信がなくなってしまい、外へ出ることが怖くなってしまいます。

いきなりブランクがあるまま外の世界へ出るよりも、やはり習い事などで少しずつコミュニケーションに慣れることが大切です。どうしても不安な場合は、先生とマンツーマンでレッスンできる「英会話」や「プログラミング」「楽器」などの習い事から始めてみるのも良いでしょう。「友達を作ってみたい」「もうちょっと多くの人に会ってみたい」そんな気持ちが芽生えてきたら、グループレッスンができる習い事に通ってみるのも良いですね。

スポーツやロボット教室では、友達と一緒になって問題を解決することが多くなるので、引きこもりで人間関係のブランクがある人にとっては、最初は強い抵抗を感じるかもしれません。しかし、友達と一緒に何か一つを成し遂げたという経験を積むことによって、引きこもりの子供に大きな自信を与えてくれます。

学校以外の別のコミュニティでは、ゼロから関係性を作ることができるため、新たな居場所ができることがあります。習い事で得た経験をもとに、社会復帰への一歩を踏みだせる可能性もあるでしょう。コミュニケーションが嫌いな子供にとっては、グループ活動は憂鬱に思ってしまうかもしれませんが、社会に復帰するのであれば、「人との関わり」は避けられません。

いずれにせよ、心理的な負担が少ないところから徐々に社会との接点をつくっていくことが必要になってきます。どんなに時間がかかっても構いません。引きこもりの子供のペースに合わせて、習い事で人と会う回数を徐々に上げていき、人とのコミュニケーションが怖くなくなるまで様子をみてみるのも一つの方法です。

投稿者

この記事を書いた人

ララボ編集部

ララボ編集部では、幼児から高校生までの子供を持つママライターやパパライターが子供の習い事に関する情報を執筆しています。日々情報を発信する習い事の専門家として、「将来の選択肢が広がる」ことをミッションに子供から大人まで役立つ内容を発信しています。

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