漫画やアニメが好きで将来に活かせる習い事をしたいならイラスト教室がおすすめですが、実際に教室ではどんなことをするのでしょうか。
現代では、広告やSNSなど様々な場面でイラストを目にすることが多くなりました。
日本の文化とも言える漫画やアニメもイラストで成り立っています。
このように、私たちにとって身近な存在であるイラストを上手に描けるようになりたいならイラスト教室に通うのも一つの手段です。
目次
そもそもイラストってなに?
イラスト教室について解説する前に、まずはイラストとは何かを簡単に説明します。
イラストは絵ですが、絵画とは違うものとして分類されています。
絵画は自分の思いを表現する手段という考えが一般的で、自分の描きたいように自由に描くことを基本としています。
絵具やクレヨン、色鉛筆を使用して描くイメージがあります。
イラストは鉛筆で描かれた絵のイメージを持つ人も多いでしょう。
これは漫画に描かれているイラストのイメージが強いためと考えられます。
しかし、イラストとは「何らかの情報を伝えやすくするための手段として用いられる絵」のことを指します。
例として漫画を挙げてみると、漫画はイラストが多く描かれており、これによって読む人にストーリーを伝えやすくしています。
文字だけの小説よりもイラストが描かれている漫画の方が、よりストーリーをイメージしやすくなりますよね。
このように、イラストは文章にインパクトをプラスすることや文章の意味をより分かりやすく説明する役割を持っていると言えるでしょう。
絵画とイラストは異なるものと説明しましたが、絵画がイラストに、イラストが絵画になることもあり得ます。
絵画が本の表紙や広告に使われる場合、情報を伝えるためのものと考えられるのでイラストに含まれます。
逆にイラストを絵として飾っているのであれば、それは絵画として分類されます。
このように、絵画とイラストは絵のタッチや使われている道具ではなく、どのように使われるかで呼び方が変わると言えるでしょう。
イラスト教室は漫画やアニメが好きな子供におすすめ
イラストと聞いてイメージするものの代表と言えば漫画やアニメですよね。
どちらも幼少期から身近にある存在で、日本人のほとんどの人が漫画やアニメを見て育った経験があります。
漫画やアニメは大人になってからも夢中になる人が多く、子供から大人まで夢中になれるたいへん魅力あふれるものと言えます。
漫画やアニメにそれほど興味がない人でも、幼少期に見ていた漫画やアニメを目の前にすると胸が熱くなる感覚は誰にでもあるはずです。
懐かしい漫画やアニメを見て、同時に幼少期の思い出が蘇ることも多いですよね。
このように、日本人にとってなくてはならない当たり前の存在として認識されている漫画やアニメは、今や日本を代表する文化として世界各国で人気を集めています。
そんな日本の文化であるイラストを学ぶなら、イラスト教室がおすすめです。
イラスト教室は、鉛筆と消しゴムさえあれば参加できるため、絵画や陶芸など他の芸術系の習い事と比較すると費用はそれほど掛かりません。
掛かる費用は月謝代くらいで、教室にもよりますが月8000円から1万円程度が相場です。
イラスト教室では、線を描くことから始め、写し絵や模写を通してイラストの技術を身につけていきます。イラストを描くことに慣れてきたら、実際に人物のイラストを描き、色を塗っていきます。
このように段階を踏んでイラストを学んでいくため、イラスト初心者でも安心して通うことができます。
大切なのはイラストを上手に描けるかどうかではなく、イラストが好きな気持ちです。
イラストが好きで、イラストを上手に描けるようになりたいという気持ちさえあれば、イラスト教室に楽しく通い続けることができるでしょう。
イラスト教室によっては、イラストだけでなく漫画の基礎について学べるカリキュラムを組んでいるところもあります。
イラストの基礎を学んだ後、キャラクター作成やストーリー作成など漫画の基礎を学んでいきます。
漫画家になる夢があるのであれば、イラストだけでなく漫画について学べる教室がよりおすすめです。
イラスト教室の授業内容を見ると、子供には少々難しいのでは?と思うかもしれません。
しかし、多くのイラスト教室では小学生から中学生を対象としています。
子供向けのイラスト教室であれば、内容が難しすぎると感じることはないでしょう。
イラストを将来活かせる場面は意外と多い
昔と変わらず、現代の子供たちにとっても漫画やアニメは身近な存在です。
こんなイラストが描けるようになりたい、将来はイラストレーターや漫画家になりたいと夢を見る子供たちも少なくありません。
イラストレーターとは、広告や商品のパッケージ、雑誌の表紙や挿絵などに使われるイラストを描く仕事です。
漫画家はイラストだけでなくストーリーを考え漫画として完成させる仕事です。
どちらもイラストを描くことが必須となっているため、子供のうちからイラスト力を身につけておけば役に立つことは間違いありません。
このように将来の仕事としてイラストレーターが選択肢に入っているのであれば、子供のうちからイラスト教室に通うのも良い経験になるでしょう。
しかし、将来イラストレーターや漫画家といったイラストを描く職業に就かなかったとしても、様々な場面でイラストが役立ちます。
例えば、ママになったときに子供に〇〇描いて!とお願いされる場面は絶対に訪れます。
そんな時にクオリティの高いイラストを描いてあげれば、子供は大喜びするでしょう。
また、手紙や年賀状に挿絵としてイラストを描くだけで相手にとても喜ばれますし、幼稚園のイベントや地区行事の広告にイラストを描くだけでインパクトが加わり、人の目をより集めることができるでしょう。
仕事面では、分かりにくい文章だけの資料を作成するよりも、イラストを交えた資料の方が相手に喜ばれることがよくあります。
飲食店に働いている場合、コップやピザの箱などテイクアウト商品のパッケージにイラストを添えるだけでお客様の満足度をより上げることができるでしょう。そんなちょっとした心遣いと特技のできる社員やアルバイトは重宝されるでしょう。
また、現代ではフリーランスの仕事で収入を得る人も増えており、依頼されたイラストを描くことで収入が得ることも可能です。
イラスト教室に通うことで身につけられるのは、イラストを描く能力だけではありません。
絵画教室とも共通していますが、長い時間集中して絵を描くことで集中力が身につきます。
また、どんなイラストにするか自分で考え、それを実際に描いて表現することで発想力や表現力も身につきます。
このようにイラスト教室に通うことはメリットが多く、将来に十分活かせる習い事と言えるでしょう。
イラストを勉強できる教室は少ない
イラストは日本の文化であり、漫画やアニメが好きな子供はとても多いことを説明しました。
しかし、子供向けに行われているイラスト教室は決して多いとは言えないのが現状です。
東京近郊ならいくつかイラスト教室を見つけることができますが、地方ではイラスト教室を見つけることはなかなか困難かもしれません。
最近では、プロのイラストレーターが全国各地に出張してイラスト教室を開催することも多くなりました。
イベントスペースや道の駅、市民ホール、ショッピングモールなどで教室が開かれており、誰でも気軽に参加することができます。
ほとんどのイラスト教室が初心者向けの授業内容になっており、2時間程度の授業でイラストを描く力を上達させることができます。
イラスト教室に興味があるのであれば、まずはこのような出張イラスト教室に参加してみることをおすすめします。
プロのイラストレーターが講師となるため、貴重な体験ができることは間違いありません。
自宅の近くにイラスト教室がない場合には、通信講座のイラスト教室でイラストを学ぶこともおすすめです。
通信講座は、自宅で子供のスケジュールに合わせてイラストを勉強できることが大きなメリットです。
現代では複数の習い事に通っている子供が多く、毎日違う場所に通わなければならないことは子供にとって大きな負担になりかねません。
イラスト教室だけでなく他の習い事にも通っているのであれば、通信講座を利用した方がスケジュールを管理しやすくなるでしょう。
しかし、通信講座は本人のやる気次第では継続することが難しく、途中で辞めてしまう可能性も否定できません。
そのため、習い事の時間に余裕があり自宅近くに教室にあるのであれば、イラスト教室に通うことが望ましいでしょう。