小学生になると、放課後の子供の遊びは友達同士がメインになってきますよね。近年では子供を取り巻く環境が大きく変わり、外で自由に遊べる場所が減ったせいか、公園や児童館でゲームをしている子供が多く見られるようになりました。
放課後にゲーム、家でもゲーム、本当にこれで子供の将来は大丈夫なの?と不安に感じる親も多いでしょう。同じ遊びなら、小学生の思考力を伸ばせるような知育玩具を選んでみましょう。
遊びの中で思考力が伸びることで、進学や就職などにも役立つスキルを身に付けることにつながりますよ。
目次
遊ぶだけで頭が良くなる?知育玩具で小学生の思考力が伸びる理由とは?
本当に知育玩具で遊ぶだけで小学生の子供の思考力は伸びるの?と思う方もいますよね。もちろん、思考力が伸びるにはいくつかの条件がありますが、「遊び」という楽しいこととセットになることで気が付いたら思考力がついていた、というところを狙っていきましょう。まずは知育玩具で思考力が伸びる理由を確認していきます。
発想力|興味関心に合わせた自由な発想で遊べる
知育玩具は、遊び方が決まっているというよりは、ブロックやパズルなど素材そのものを利用した物が多いです。素材をどう使うか、どう組み合わせるか、など使い方が自由なので、子供の興味のある方向へ遊びを進めていくことができます。
今子供が持っているおもちゃと組み合わせて、自分の空想の世界を実現することも、同じものをひたすら並べたり組み合わせることも可能。子供の発想力を伸ばすことができます。
論理性|完成に向けて論理的に工程を考えるクセがつく
知育玩具は、完成を想像し、どうすれば完成に近づくことができるのか、ということを逆算して考えながら遊びます。優先順位をつけ論理的に物事を考えるため必然的に考えるクセをつけることが可能。
普段から知育玩具で遊ぶことで、常に完成像を目標にしながら逆算で物事を考えるため、論理的に考え、思考力が伸びるという結果になります。
アウトプット力|作品作りやコミュニケーションなどのアウトプット力が鍛えられる
知育玩具は、ブロックやパズルなど形作っていくものが多いので、自分の想像を現実作品として表現することができます。また、カード系のゲームであれば、表情や言葉などでのコミュニケーションをしながら遊ぶので、社会で生きるために必要なコミュニケーションスキルを伸ばすことができます。
特に作品として形が残るものは、目で見えるものなので親などが評価しやすいというメリットもあります。子供自身も自分で作った作品を目で確認することでよりリアルに感じ、達成感を得ることが可能です。
知育玩具は発想・論理・表現の力を伸ばすことが可能なスーパー玩具
知育玩具は、自由な発想から論理的に物事を考え、作品として表現することができるため、子供の思考力を大きく伸ばせるスーパー玩具と言っても過言ではないでしょう。
幼児期で積み重ねてきた知識や経験がある小学生だからこそ、知育玩具で遊ぶことでより思考力を伸ばせる方向に進んでいくのではないでしょうか。
知育玩具で思考力を伸ばすために気を付けたい3つのポイント
次に、知育玩具を買い与えるだけではなく、思考力を伸ばすために親が気を付けておきたいポイントを3つご紹介します。
小学生の遊び方を否定しない
まず始めに、子供の遊び方を否定しないように気をつけましょう。ここで言う「否定」とは、「こうやって遊ぶものなのよ」「こうやって遊ばなきゃダメじゃないの」と、子供の自由な発想を否定してしまうことを指します。
知育玩具は自由な発想を生み出せることがメリットでもあるため、大人の固定観念の目線で子供の遊びをつぶしてしまわないようにしていきたいですよね。子供の思考力を伸ばして考えられる大人になってほしい、と考えるのであれば、遊びを否定しないよう心がけましょう。
小学生の子供を必要以上に干渉しない
子供の遊び方を否定しないということに似ていますが、子供を必要以上に干渉しないよう気をつけましょう。「転ばぬ先の杖」ということわざがありますが、親は大切に思っている子供が失敗しないように、つい口を出していまいます。
あれもダメ、これもダメ、では子供は自分で考える必要がなくなってしまうので思考力が伸びるどころかなくなってしまいます。わからない、教えて、とヘルプを出されてから一緒に考える、安全に気を付けて見守る、というスタンスでいることで、過干渉を防ぐことができますよ。
親も子供と一緒に思考力を伸ばす
できれば親も一緒に子供と思考力を伸ばしましょう。子供と一緒に知育玩具で遊び、思考力を伸ばすことのメリットは以下の5つです。
- 子供の思考力の現状を理解できる
- 知育玩具の遊び方や効果を体験できる
- 貴重な子育て時間を過ごせる
- 思考力が生活に必要なことを子供に教えられる
- 親の思考力が伸びることで仕事もプライベートも能力が底上げされる
知育玩具は、子供だけではなく大人も一緒に楽しめます。何よりも子供と一緒に遊ぶことであっという間に過ぎてしまう貴重な子育て期間を楽しめますよね。さらに、思考力を伸ばした暁には、生活にどのように役立てていけるのかを親自身が体感することで、子育ての参考になります。
親である自分自身の思考力も上がるのであれば一石二鳥ですよね。
小学生の思考力を伸ばせるおすすめ知育玩具3選
それでは小学生の思考力を伸ばせるおすすめの知育玩具を3つ、厳選してご紹介します。ぜひ参考にしていただいて、家族で遊んでみてください。
完成を想像して近づけていくブロック・パズル系
◎Gravity Maze (グラビティ・メイズ)
https://www.coporii.com/?pid=113705634
問題で指定されたゴールを目指し迷路を作る知育玩具です。プラスチックのパーツをブロックのように立体に組み立てることで迷路を完成させます。ゴールが決まっているので、完成から逆算して論理的に考え、迷路を組み立てていくところがポイント。空間認知や論理性が刺激される魅力たっぷりのおもちゃです。
問題は簡単なものから難しいものまでさまざまなタイプがありますが、もちろん自分で好きなように迷路を組むことも可能。完成に向けて複雑に組まれる迷路が完成した際には大きな達成感を得ることができます。単純に見えるおもちゃではありますが、子供だけではなく大人もハマるほど人気がある知育玩具です。
試行錯誤の連続プログラミング系
◎電脳サーキット
遊びながら電子回路を自分で作れるという夢のような知育玩具。本体はラジコンになっているので、電子回路を自分で組んだら、コントローラーを使って実際に動かすことができます。通常のラジコンのようにコントローラーを操作するのですが、本体の動きは自分で組んでいるというところがポイント。
パーツはブロックのようにパチンとはめられるので、小学生にはあぶないハンダ付けが不要というところも電脳サーキットの大きな魅力です。電子回路のサンプルもありますが、慣れてくるとオリジナルの回路を組めるので、達成感があり楽しめるおもちゃです。
プログラミングの基本でもある「こうすればこうなる」ということがリアルに体験できるという意味でも最もわかりやすいおもちゃでしょう。理科の授業で使っている学校もある程、勉強という観点からみても実用的。まさに遊びながら思考力を鍛え、学びにつながっている理想的な知育玩具です。
他人の手の内を読む推理力がカギ!カード系
◎algo(アルゴ)
https://www.sansu-olympic.gr.jp/algo/
2人以上でやれる推理ゲームです。数字がかかれたカードを配り、自分の持っているカードと全体のカードの数を計算し、相手の持っているカードを推測するゲームです。算数オリンピックで優勝した方が作ったゲームで、推理力や論理性が伸びるゲームとして人気があります。
中には学校の教材としても使われていますので、思考力を伸ばすと意味では申し分ない知育玩具。単純なルールなので低学年の小学生でも理解ができ、学年を問わず遊べるところも魅力です。数字に強くなる、表情などで駆け引きをする、自分の手の内から相手の手の内を推察するということは、勉強に限らず生きるスキルも磨けるので、ぜひ家族でチャレンジしてほしいおすすめの知育玩具です。
知育玩具で遊びながら思考力をアップ!小学生だからこそわかる楽しさがある
知育玩具が思考力アップにつながる理由と小学生だからこそ楽しめるおもちゃをご紹介してきました。物事を多方面から見られる柔軟性や気づける力は、情報化社会で生きるこれからの子供達に必要なスキルです。
さらに目では見えないものが多い情報化社会だからこそ、アナログの感覚で遊べる知育玩具がおすすめなのです。どんなに情報化が進んでも人間も地球もアナログです。小学生のうちから知育玩具で楽しく遊びながら思考力を高め、自分の理想とする人生をつかんでもらいましょう。